なんの前触れもなく腹膜炎発症
毎日会社に行って仕事をするだけでも大変ですが、日常生活にも影響するほどの持病を抱えてる方はより苦労が多いと思います。
私もいつくか持病を抱えており、その一つが腹膜炎です。
手術をして退院後も後遺症が続き、やがて正式に癒着性イレウスと診断されました。
発症したのが1993年4月末で朝起きたらやけにお腹が重ったるく苦しかったのです。
でもトイレ行っても便が出ない、というようり出る感じの腹痛ではなく、この状態が異常であることはすぐにわかりました。
時間が経つにつれ、より苦しみが増して全く症状が治まらずとても我慢できる状態ではなかったので、病院に行ったところ医師に「腹膜炎」と告げられました。
簡単に言うと盲腸が破裂してたらしいです。
ただ、原因がさっぱりわかりません。
その一週間前くらいに友達とサッカーしてて至近距離にボールを受けて尻もちをついたことはありましたが、その日はなんともなかったです。
それにそれくらいで盲腸が破裂するのでしょうか…。
数年前なら助からなかった状態だと言われ、私の尋常じゃない苦しみから判断して診察行った日にすぐそのまま入院することになりました。
味わったことのない異常な苦しさに加え、さらに急に経験したこともない入院と言われ頭がパニック状態のまま、即手術が必要と告げられたのです。
そして考えが追い付かないまま手術が決行されました。
………………、
………………、
………………。
それからは手術中の麻酔のせいかそのまま寝てしまってて、目が覚めた時に最初に視界に入ったのは真っ暗な部屋と見たこともない天井でした。
苦痛が当たり前の毎日で精神的に弱る
目が覚めた時は見たこともない場所と麻酔の影響で考えがすぐにはまとまりませんでした。
「あ、手術したんだ…。」
「今何時なんだろう??」
そしてすぐに体の異変に気付きました。
腹部を切ったような鋭い痛さがあり、何かが埋め込まれてる感じがしたのです。
さらに少し息苦しい、鼻から喉にかけて管のようなものが通ってて口が閉じられない。
私はその呼吸の苦しさと違和感、不快感が耐えきれず、気づけば高速で鼻から管を引っこ抜きました。
それがどうやら喉から腹にも続いてたようで思いのほか長かくて驚いたのを覚えてます。
その間、味わったことのない激しい嗚咽が何度も出ました。
ただ管を抜いたおかげでいくらか苦しさから解放され、起き上がろうとしたのですが、今度は体が重くて思うように動けないことがわかりました。
ベッドで横になった状態から手の力だけでなんとか上半身だけ起こしたら、ものすごく頭が重くて熱いのです。
どうやら熱が出てるらしく、頭がフラフラしてて耐えきれずまた横になりました。
また横になってとりあえず寝ようと思ったのですが、お腹の痛みや不快感がある今の状態が気になりすぎてまったく寝れませんでした。
(俺、どうしちゃったんだ…。)
(この先どうなるんだろう。)
などとネガティブなことを考えながら、真っ暗で隣のナースステーションからわずかに光が当たる一人用の病室で5、6時間くらい外が明るくなるまでずっと天井をまっすぐ見つめて過ごしていました…。
この時の孤独感、絶望感は異常でした。
味わったことの異変、状況が大袈裟ではなく死ぬ前はこういう感じなのかとさえ感じ、この時の夜は本当に長くて怖かったです。
朝になって医師が病室に入ってきて説明された病名は前述どおり、腹膜炎でした。
ただ、なんの前触れもなしに起こるのはあまりないそうです。
そしてすぐに私の鼻のから喉に通ってた管が抜かれてることに気づき、
「はずしちゃだめだよ、またつけないと!」と言われ、
最初はおそらく寝てる時(麻酔されてる時?)に通された管を起きたままで使用されました。
ぐぉおおおおおおおおお!!!
その時の地獄の苦しみは今でも忘れません。
とにかく涙、よだれ、嗚咽が止まりませんでした。
この苦しみを知るとそんじょそこらの痛みはなんとも感じなくなります。
重い病気に罹ってる方のメンタルが強いのはこうした苦しみを何度も経験してきた人というのもあるかと思います。
そして今の状態で無理だとわかってても、気になってる退院できる日を確認したら
「いつかわからない、様子を見ながら。」
と言われ、リアルに目の前が真っ暗になるような絶望感を味わいました。
まぁそれだけの症状だったし医師ならそういうのも当然でしたが。
当時の私は未成年で若くそんなに心の余裕がなく、一日でも早く普通の生活に戻りたいことしか考えてなかったです。
普通の生活ができることはなんて幸せだったんだ
と嫌でも思い知らされます。
手術後のの2週間は、ほぼ起きることができませんでした。
ただ動かず、まっすぐずっと天井を見つめてたままです。
少しずつ動けるようになってから母がたまに本とか生活用品を持ってきてくれたり、友達がお見舞いに来てくれました。
こういうのはそういう立場にならないとわからないですが、家族はともかく友達に弱ってる姿は本当に見られたくないですね。
最初動けない時はお見舞いは断ってたくらいですから。
とにかく、友達が来ても笑って話せる気分になれないほど笑えず、精神的に堕ちていました。
次の「その2」では入院生活の苦労を書かせていただきます。
辛かった入院生活その2~最大の悩みは腸の癒着~
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