予期しない激痛に襲われた時に困った体験談その4~病名確定~

おしりの痛み

ある日、突然襲われた激しいおしりの痛みの症状に悩まされた体験談の4回目です。

 

これまでの病状の経緯

発端はおしりの痛みからは始まり、日に日に痛みが増して座ることや眠ることもろくにできず仕事も集中できず生活に影響がレベルとわかり深刻な悩みとなってました。

 

最初のY病院の診断では「痔瘻(じろう)かも」といわれた後、土曜日にいる消化器科の専門の先生には「痔瘻じゃない」と言われ塗り薬を出されたたものの、まったく効かず土日はひたすら苦しむことに。

これほど週明けが待ち遠しかったことがかつてなく待望の月曜日にすぐに病院行ったら緊急でT病院を紹介され、出てきたのは対応が悪いT先生でした。

そのT先生には「今のままじゃわからないから長期的な検査が必要だ。」と言われ、MRIの検査と内視鏡(大腸の検査)の予約をすることになりました。

 

病院の日程からするとその日からでも半月以上もかかるので、その間も治す薬が定められず、痛みに耐え続けなければいけないと思うと絶望感が襲ってきました。

その場しのぎの痛み止めの薬で凌いでた2日後、突然お尻の腫れた部分から血が流れ出し、長時間出し続けることでなんと、痛みがなくなりました!

 

…ただ痛みはなくなったものの今度は血が止まらない状態が続いてます。

下着が汚れてしまうのでチリ紙や医療用のガーゼをテープで固定して対処することに…。
この間は会社でズボンからガーゼなどが落ちないか、後ろが染みてないかなど以上に神経を使いました。

尻から血が出てる、なんて周りに知られたらもう私はそこにいれません。

 

その後、MRIの検査を受けた後、以前からもらってる持病のお腹の薬をもらいにY病院を再び訪れるとT病院の先生から話が通ってたらしく、「クローン病の疑いがある」との意外な言葉でした。

クローン病…具体的な治療法が発見されてないことから難病に指定されている病気です。
最初の尻の痛みがまさかそこまでの重い病気だったのか?と考えだし、そこから不安な毎日を過ごすことになります。

 

そして内視鏡の検査に苦しみつつ済ませ、T先生から指示された二つの検査は終わり、とうとう検査結果の日がやってきました…。

 

11月16日(金)T病院(4回目)その名は痔瘻

ついに検査の結果の出る日が来ました。

クローン病なのか、もしくはまだ予想もしなかった別の大きな病気なのか。
激しい緊張感で診察室の前で順番を待ってると以外にも早く、予約の10分後くらいで名前を呼ばれてT先生と向かい合いました。

 

そしてT先生が口にした病名は痔瘻(じろう)でした。

痔瘻…一番最初にY病院で診てもらった時に言われた病名でした。
そしてクローン病の疑いのことを念をおして尋ねると「その心配はない」とハッキリ言われました。

 

痔瘻(じろう)とは

肛門陰窩から細菌が入り込むと、肛門腺が化膿し、その炎症が肛門周囲に広がって膿がたまり膿瘍になります(肛門周囲膿瘍)。

これが自然に破れるか切開することにより、膿が排泄されます。

そのまま治る場合もありますが、約半数の方は膿の管(瘻管)が残った状態となりこれを「痔瘻」といいます。

ストレスやアルコールの摂取などによる下痢が原因であると考えられています。
(※痔-WEBよりテキストと画像を抜粋)

 

痔瘻(じろう)

 

痔瘻の症状としては発熱や激しい痛み、腫れが見られるということです。
私は発熱こそしませんでしたが、激しい痛みと腫れはまさにそれです。

出血は実際の血より色が薄くドロッとしてた時もあり、それは膿がいっしょに出てたということです。
原因にストレスやアルコールとは書いてありますが、私は酒は付き合い程度にしか飲まないので可能性が高いのは若い時の腹膜炎の手術後の副作用で長年繰り返してきた下痢や便秘だと思います。

 

辛かった入院生活その1~未体験の恐怖~

辛かった入院生活ある日の朝、突然襲ってきたお腹の痛みと異常な膨満感。
味わったことのない腹痛に耐えきれず病院にいったらそのまま入院。
即手術となり、目覚めた時に目に入ったのは真っ暗な病室の天井でした。
それは盲腸破裂による腹膜炎だったのです。(17/11/29)
記事を読む

 

とりあえず、クローン病でなくてよかった!
ということではなくこれからさらに深刻な話に発展します。

薬では治せないので手術が必要
ということです。

 

膿を含んだ出血は止まる時は止まりますが、トイレで用を足したり少し動いただけでまた出てきます。
何しろ毎日のように下着を汚さないよう、下着に直にガーゼをテープで貼ってます。

これを半永久的に続けることはできないし、仮に出血が止まってもまた膿が溜まってくると以前までと同様に激しい痛みと腫れが出て繰り返すのです。

その時の痛みは本当に日常生活でも会社で隠すのも辛かったので二度と御免です。

 

そうなると手術によって膿を吹き出す瘻管(膿の管)を切って処置する必要が出てくるのです。
もちろん手術といえば入院も必要になります。

私は治るなら手術は是非やってほしいのですが、まず会社のことを考えて勝手に話を進めることができず返事を保留にしてこの日は重い足取りで帰ることにしました。

 

入院を会社に伝えるまでも色々と悩む

毎日の手間や今後また襲ってくるかもしれない激しい痛みを考えると手術をしてもらうことは必須でした。
それは間違いないです。

 

ただ、入院となると会社を少なくとも3日から一週間は休まなければなりません。

さらにどのように伝えるか?
どうしても痔瘻の手術とは恥ずかしくて絶対に言えません…。

もちろん仕事場を何日も離れることが自分への印象も含め不安でなりませんでした。
仕方ないこととはいえ会社に迷惑がかかるのは事実です。

ただ時期も早いに越したことはないのであとは仕事上のタイミング次第です。

 

スケジュール

悩んだ挙句、入院の理由は長年の持病である癒着性イレウスによるお腹の張りと痛みを治すための癒着剥離(ゆちゃくはくり)の手術ということに決めました。

嘘も方便、自分のその後の会社生活を考えるとやむを得ません。
皮肉にも長年悩まされてた持病を理由にして助けられることになるなんて…。

私は長い間で何度か癒着剥離の手術を考えてた時期はあったのですが、手術をするとまた別の箇所の腸の流れが悪くなる可能性があるというのを色々な医者から聞いていた為、なかなか踏み込むことはできていませんでした。

 

そうと決まればあとは会社に伝えるだけです。

私の仕事は現在は私しか担当していない仕事もあったのでそこが心配でした。

直属の上司、統括してる上司に告げ、その後、私の担当の仕事でやり取りをしてる各部署の責任者にも症状を告げ、入院しても比較的差し支えない期間、代わりの担当者を立てることで対処してもらうこととなり、思いのほか大きな問題もなくスムーズに入院の予定を立てることができました。

これは少なからず自分のことよりも会社のことを心配するニュアンスで言ったことが要因だと思ってます。

加えて体のことだから、どなたも邪険には接しず「まず優先して治すこと」と言って下さったのは本当に感謝してます。

 

11月20日(火)T病院(5回目)入院日、確定

その後、病院で入院日を確定させました。

ただその日はそれだけのつもりだったのですが、入院には事前検査が必要らしく、その後すぐに尿検査、2度目のレントゲン、肺呼吸の検査、心電図などなどいくつも検査して予想以上に6000円もかかってしまいました…。

仕方ないこととはいえ今回の医療費だけでも先月からすでに36000円くらいかかってます。
厄介な病気になると本当にお金がドンドン無くなっていって大変ですね。

健康だったら余計なお金も時間も使いませんし…。
でも使うところでは使わないといけないませんね。

 

金欠

 

そして12月半ばに定めた入院のスケジュールを会社に告げ、ひとまず落ち着いたところです。

最初の発症からこの日まで約一ヶ月かかってます。
そんなに長い期間費やして手術まですることになるとは思ってもいませんでした。

 

恐らく最初の痛みの時点ですでに痔瘻になってて手術は避けられなかったのかもしれません。

でも今回は症状が出るまでは注意のしようがありません。
「予期しない激痛に襲われた」ことによりその後の生活は一変して荒れ狂います。

そして計算外の膨大な医療費が必要になることが…。

入院費は健康保険に加入していればである程度対処できることになると思いますが、皆さんももしもの時にも備えて生活費とは別にある程度考慮し確保ておくくことをおすすめします。

 

次回は入院直前の説明や検査前の確認です。

 

予期しない激痛に襲われた時に困った体験談その5~入院前の衝撃と衝突~

血液型の総意と医師とのケンカ大きな検査も終わり、あとは入院の準備や手術前の話を聞きく為だけに病院を訪れたある日、そこでは思いもよらなかった展開になりました。
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予期しない激痛に襲われた時に困った体験談その6~入院と手術~

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予期しない激痛に襲われた時に困った体験談その1~それは突然襲ってきた~

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退院後も後遺症で色々悩まされましたが、つい最近もある箇所が激しい痛みを襲ったのです。
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予期しない激痛に襲われた時に困った体験談その3~MRI検査と内視鏡(大腸)の検査~

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