アクトレイザー(SFC)

1990年12月16日発売(エニックス)

アクトレイザー

アクトレイザー

抱き合わせのゲームが実は「神」ゲームだった

80年代、空前のファミコンブームを巻き起こした任天堂が、ファミコンの後継機としてより性能をパワーアップさせたスーパーファミコンを1990年11月21日に発売しました。
年号が平成になって2年目のことです。

アクトレイザーを語る上でどうしても先に当時の状況を説明させてください。

ファミコン一番のメガヒット商品であるスーパーマリオブラザーズの続編、スーパーマリオワールドがこのスーパーファミコンで出るとなると、当然買いたい!ということになりますが、発売当初はスーパーファミコン本体が品薄状態で買いたくても買えない状態でした。

そうした消費者の弱みに付け込んだかのように一部の販売店が「セット販売」「抱き合わせ商法」を実施する風潮がありました。(現在は禁止されてるはずです。)

ある日、近所の電気屋がスーパーファミコンの本体に人気のマリオと不人気、マイナーな作品をセットにして販売してました。
買う方からすれば本体とマリオだけでいいのに、他のソフトが付属することでで通常より5000円くらい高くなっているのです。

「・・・本体ある、マリオ、やりたい。でも、買えない。」

という怒りと無念の気持ちが常にありました。

その後、発売から一ヶ月以上経ちましたが、世間の状況はそれほど変わらず、マリオワールドを遊んでる周りに焦りすら感じる日々を過ごし、結局、予想外に高くついてしまいましたが迷いに迷い、とても待ちきれずに無理してどうしても欲しかったスーパーファミコンをセット版売で買っちゃいました。

そう、そのマリオの人気に抱っこされてセットになって付属されてたのがこのアクトレイザーだったのです。
その時はマリオしか眼中になく、いくつからあるセット販売のゲームタイトルはとくに気にせずアクトレイザーとのセットを選んでしまったのです。

…ただ、後にこの選択が大正解だったと当時の私は知る由もなかったわけです。

最初はマリオばっかりやってて全面クリアーするまでアクトレイザーには全く手をつけてませんでした。
ようやくマリオも終わり、あまり知らないアクトレイザーをそろそろやってみるか、という頃合いになりましたがセット販売のゲームだったので最初はあまり期待はしてなかったです。

「…なにこれ?めちゃくちゃ面白い!!」

ゲーム初めて一日目でそのセット販売のゲームに夢中になりました。

ストーリー

サタンは神の統治する地上を狙っていたが両者の力が拮抗していた為、平和を保たれていた。
その後サタンは6体のしもべを連れて神に戦いを挑み、敗れた神は天空城へと逃げ込み、傷を癒すために深い眠りにつくのであった。
そして地上はサタンの手に落ち人々は魔物に変えられた。

数百年後、目覚めた神はサタンを倒して人々を救うために行動を開始するのであった。

システム

プレイヤーは神となり「アクションモード」と「クリエイトモード」の2つのモードでゲームを進めて行きます。
まず選択した地域の魔物と戦う「アクションモード(ACT1)」をクリアすることによりその地域が開放され、クリエイションモードに入ることができます。
その後、ゲームを進めるとその地域の人々を苦しめている元凶のボスが出現するので、再び「アクションモード(ACT2)」となり、ボスを倒せばその地域は開放されます。

このように各地域を救うことでゲームが進行していきます。

クリエイションモード

ネットビジネスで生活する道 アクトレイザークリエイションモードでは人間は最初は男女一人ずつの2名しかいません。
彼らに町の発展の方向を指示すると道が作られていきます。
邪魔な木や岩を雷で破壊したり、乾いた田んぼに雨を降らしたりなどして町の人々の手助けしながら時々、住人から呼び出され、相談にのったりしてイベントを進めて行きます。

余談ですがこの当時は他に「シムシティ」や「ポピュラス」などの発展型シミュレーションゲームがブームでしたね。

そして一定時間が経過すると(砂時計が下まで落ちると)建物や畑を人間が作り始め、人口が増加します。
これを繰り返すことにより、その地域が発展し、人口も増えてくる仕組みで、人口が規定値に達すると神(プレイヤー)がレベルアップします。

各地域には魔物の巣から魔物が出てきて時には人間を攫ったり畑を破壊したり邪魔するのでエンジェルを操作して弓矢で退治する必要があります。
魔物の巣に人々を誘導すれば封印することができ、その魔物の巣から魔物は出てこなくなります。

そしてイベントを進めて行くとその地域のボスが出現します。

アクションモード

アクションモードでは最初にその地域のボスを倒して街を開放する時と街のイベントを進めて根源であるボスが出現した時、つまり一つの地域で2度突入する機会があります。

主に剣を振り回して戦うことになり、クリエイションモードでレベルアップすればHPが増加し、ストーリー中のイベントで魔法を放つことも可能です。

ステージは砂漠や寺院、火山、大木など多岐にわたり、描き込まれたグラフィックと雰囲気を盛り上げるBGMが最高です。

ボスも見た目や攻撃も実に多彩で強敵ぞろいです。
残機が0になっても最初に戻る意外は特にデメリットはないので、その時点で可能な限りの人口を増やしてレベルアップさせたり装備する魔法の見直しなどして何度もチャレンジしてください。

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★★
キャラクター ★★★★★
音楽 ★★★★★
難易度のバランス ★★★

総評<ネタバレあり>

スーパーファミコン初期のゲームとしては申し分ないほど全体的にクオリティが高いです。
音楽は当時開発中だったファイナルファンタジーⅣの開発チームがこのアクトレイザーの曲に愕然として、音源から作り直したというほどと言われるレベルの高さです。

アクションモードも出来が素晴らしいです。
とにかくスーパーファミコンが出たばかりだったのでグラフィックの綺麗さ、細かい表現に圧倒されました。
ボスもファミコンでは考えられなかったデカい敵がガンガン動き回るのでスリルと迫力がケタ違いでした。

一部のボスが強かったり、倒し方が面倒なのもいますが、決してアクションがうまくない私でも何回かチャレンジできれば倒せるレベルです。

数少ない問題点はシミュレーションモードでイベントを早めに消化すると人口の増加待ち状態になるので画面をボ~っと眺める時間が何回か発生します。

最後のボス連戦がきついという声がよくネットで見かけましたが、一部の地域にある1UPアイテムを集めれば格段に楽になりますし、ラスボスに関しては動きはそんなに早くなく、パターンも読めるのでうまくやれば無傷で倒すこともできなくはないです。

とにかくマリオワールドだけでは出し切れなかったスーパーファミコンの性能のすごさをこのアクトレイザーは十分すぎるほど私に見せつけてくれました。

これだけのゲームがなぜ抱き合わせだったのか未だに謎…。
でも結果的にこのゲームに出会えたのは得だったのかもしれません。

ちなみに発売から20数年経ちましたがバッテリーは生きてました
今年も(2017年)2ヶ月前くらいに無事、クリアーしてます。

なおアクトレイザーはアクションモードのみの「2」が出てましたが、私には期待外れでアクトレイザーファンが求めている内容には物足りなさがありました。
以降、シリーズが出てないのはそれだけ不評だったのでしょうか…。

とにかく私にとってはまさに天から降臨して巡り会えた「神ゲーム」であり、どなたにでも楽しんでいただけるゲームだと思っておすすめできます!







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