【繰り返す便秘や下痢】手術後の深刻な症状の意外な対策方法ときっかけ

私が手術の後遺症として長年悩まされてきた便秘や下痢が繰り返される症状。

何をしても改善されず深刻な問題となっていました。

それがあるアドバイスをきっかけに今まで得られなかった効果を感じられ、徐々にですが回復の兆しが見えてきました。

生まれつきこうした症状がある方は体質、別の問題が考えられるかと思いますが、
私のように過去に手術をしてお腹を切ったことにより、便秘や下痢が顕著に発症するようになった方は参考になるところがあるかと思いますのでどうぞご覧ください。

病気の発症と症状の経緯

・盲腸が破裂し腹膜炎を発症
・開腹手術をして一か月半入院
・退院してからお腹の張りや便秘が続く
・首、手首、足首、肩、背中、腰回りなどの部位が固く曲げにくくなる
・傷跡部分がしばらく痛く、直立して力を抜くと体が右前に傾くようになる
・便秘が続いた後は下痢が続くようになる
・その後、病院で癒着性イレウスと診断される
・退院した3年後くらいには腸閉塞も発症した

すべての元凶は、腹膜炎の手術による腸の癒着が原因と医師から言われました。

これは私に限らず、開腹手術を行うと誰もが腸が傷跡に対して体内から癒着して腸の働きが悪くなることがあるそうです。

私の場合は傷跡が大きかったのもあり、広範囲での癒着が考えられ症状も人一倍ひどかったようです。

日常生活で困ったこと

・突然トイレに行きたくなる
・デスクワークなのでお腹が張ってると圧迫され苦しくなる
・お腹全体が固まってるような違和感は常にある
・飲食中にお腹が苦しくなることもある
・どこに行くにもトイレの場所を気にするようになる
・人に症状を説明するのが億劫になり距離を取るようになる
・辛味噌系のラーメン、アルコールは下痢がひどくなる
・夏など冷たい飲料水を何度も飲むと下痢がひどくなる（かといって喉の渇きにも耐えられない）

とにかく通勤時の突然の便意が一番困ります。（ひどい時は週に2、3度）
まったく関係ない駅で途中で降りてトイレに駆け込んだのは何度もあります。

それにすぐにトイレに入れるか、紙があるか、何より遅刻しないか出社時間も気にして非常に大変です。

幸いにも手遅れになったことは一度もありません（苦笑）。

ある程度覚悟を持ってたので時間に余裕を持ち、ちょっとでも危険に感じたら途中下車など注意するようにしていました。

私が実行したこと

・効かない薬を出す病院には行かず、色々な病院に行って医師に相談した
・スポーツジムで水泳を続けた（5年ほど）
・腸の検査やMRI検査も何度かした
・ネットで同じ症状の対策法がないか探した

スポーツジムでのプールは、退院後に体の関節の節々が固かったのでそれについてはいくらか効果はありましたが、お腹の張りや便秘・下痢にはまったく効果が出ませんでした。

ただ、プールそのものは体全体を使って運動するので健康の為に続けてても良かったと思います。

市販の整腸剤などは私の症状にはまったく効果がなく、色々な病院で医師に相談したり整腸剤などの薬をもらいました。

悩まされた約20数年間のうち、大腸の検査やMRIなど大きな検査を何度もしましたが異常は見受けられず全く改善の兆しが見えませんでした。

中には「（現在見る限り）腸の癒着はしてない」と断言されたり、「精神的な問題の可能性」と安定剤のような薬を出されるなどお腹以外で正解がまるでわからなくなったのも辛かったです。

自分にできることとしては、なるべく休日以外は大好きなラーメンなど刺激の強い物を避け、飲み会の誘いも申し訳ないけど自分が次の日辛くなるから断るなどだましだましの生活をすることだけで精一杯でした。

さらに2018年には痔瘻（じろう）というまた別の大きな病気を患いました。

こちらは直接腹膜炎が原因ではないですが、便秘や下痢を繰り返す人が発症しやすいという関係性も捨てきれません。

コロナの蔓延が解決の兆しを導いた？

そして、2020年に全世界を襲った新型コロナウィルスの蔓延。

政府の緊急事態宣言など一定の期間による制限などがあるにも関わらず法律で制御できない一部の国民への身勝手な行動にも不信感が出てきました。

感染者数が静まってきたころに新たなオミクロン株などの発生などによってまた再び増加する現状。

そんな中、まさか2021年の年末の3回目のワクチン接種が転機となるとは思いもよりませんでした。

私は高齢の両親と同居してるのでワクチンの接種も早いに越したことがなく、近所で接種できる病院を探していました。

するとある整形外科で早い段階で受けれることがわかり、予約をすることになりました。

この整形外科は過去に手術後の関節の動きの鈍さや痛みで相談したことがあり、2020年にも自主的な散歩で足を痛めて診察してもらったことがあります。

非常に待ち時間は長いですが、医師の感じがとてもよく、一人一人の患者に時間をかけて親身になって接してくれる方で近所でも評判は良かったのです。

そこで、ワクチンの予約をしに行った日に、希望を込めて長年のお腹の症状を診ていただくことにしました。

その日のうちにレントゲンを撮って確認してもらったところ…

腰の右側の骨盤が上にずれてると発覚しました。

骨盤がずれることでバランスが悪くお腹が張る可能性も下痢や便秘を繰り返す便通の不安定なことも十分あり得るそうです。

「！！・・・こ、骨盤が原因だったのか！？」

確かにそれならどんな薬を飲んでも効果がなかったわけだし、手術後にずっと続いてる腰回りの固い違和感は納得できます。

手術が終わって立てるようになってた頃でも傷跡がしばらく痛くて一日中右前に体を傾けて生活をしてたことも何週間もありました。
上にも書きましたが、直立して力を抜くと体が右前に傾いてしまうほどクセになってた箇所です。

衝撃の事実を聞かされましたが、同時に原因がほぼ骨盤のずれにあると確信できたので急激に回復へ期待が急に高まりました。

私の症状に対する対策方法

私の入院生活、退院後の生活、症状などをこと細かく説明して医師が教えてくれた対策方法としては薬ではなく、ストレッチを続けることでした。

それならやはり腸の検査などでも確認できるわけがありません。

私の場合は寝てる状態で体をねじり、右を向いて左脚を右側に曲げ、右脚を伸ばす。
左を向いたらそれぞれを逆にしてねじる。

他にも腹式呼吸をする、体を伸ばす、腰を振る、腹筋や背筋をするなどどれも腰回りの柔軟運動に集中してました。

私は長年の悩みから解放できる最大の対処法を得ることができて非常に感激してしまいました！

以降は少しずつですが言われた通りに続けています。

そして徐々にですが、便通が安定するように変化を感じることができました。
少なくとも理不尽な下痢はまったく起きなくなり、それに伴いお腹の張りもおさまったりすることもあります。

もちろん、まだ3か月くらいなので完全に手術前の状態とは呼び難いですが、ストレッチを繰り返すことで少しずつ変化は感じられ、症状が現れる頻度は激減しました。

お金をかけない最善の方法があったことにも驚いています。

私は過去にパソコンのあるアプリケーションのサポートデスクで働いていたことがあり、お客様からの「起動しない」「特定のデータのみでエラーが出る」など様々な厄介なトラブルに遭遇し、自力で何時間もかけて調べたり先輩に助けを借りて解決してきたのですが、自分の体の症状の原因だけはどうにも掴めませんでした（苦笑）。

それが改善へのルートに導いたのが「ワクチン接種」だったのはなんとも皮肉なものです。

あくまで今回は私の症状の場合の話ですが、入院して手術をしたことが原因で便秘や下痢を繰り返すことになり薬でも改善しない方は別の角度から原因を探ってみるのも対処法の一例としてご紹介させていただきました。

私のように整形外科で相談する場合は、悪い部分も人によって違うかと思うのでどうのようなストレッチが有効か医師に相談して最善の方法を教えてもらって対処することをおすすめします。

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