ファイアーエムブレム エンゲージ(ニンテンドースイッチ)

2023年1月20日発売(任天堂)

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想

ファイアーエムブレム歴代シリーズの主人公が登場!

1990年にファミコンで発売された第1作目から30年以上続いている任天堂の看板シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズ。

 

2023年1月にはニンテンドースイッチで18作目となる「ファイアーエムブレム エンゲージ」が発売されました!

前作の「風花雪月」から約3年半ぶりの新作となります。

 

正統派のシミュレーションバトルは変わらず、さらに今作では「紋章士」として過去のシリーズの主人公達が登場してキャラクターに協力してくれますのが注目です。

 

© Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム エンゲージのストーリー

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想竜と人間が生きる地「エレオス大陸」。
千年前、世界を滅ぼそうとする「邪竜」との戦争が勃発する。

人々は異界の英雄「紋章士(エムブレム)」の力を借りることで長きにわたる戦いの末、邪竜の力の封印に成功し安寧を取り戻した。

 

しかし時が経つにつれ封印の力は弱まり邪竜復活の兆しが現れたとき主人公が千年の眠りから目を覚ました。

神竜の王である母の願いを受け継いだ主人公はかつて共に戦った紋章士たちが宿る12個の指輪を集めるために旅に出る。

 

ファイアーエムブレム エンゲージのキャラクター

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想【主人公】
新竜王ルミエルの子。
竜の血を引く王族のみが持つ紋章士を指輪から引き出す力を持つ。

プレイヤーはゲーム開始時に名前と性別の選択ができます。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想【マルス】
『英雄王の指輪』に宿る紋章士の1人。

第1作目の「暗黒竜と光の剣」の主人公で今作ではメインの紋章士として最初に主人公の前に姿を現します。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想【ルミエル】
主人公の母である聖地・リトスを治める神竜の王。
千年前の邪竜との戦いで大陸を救った英雄。

 

この他にも各国を旅するうちに様々なキャラクターや紋章士が主人公に力を貸してくれます。
中には特定の条件を満たすことで加わるキャラもいます。

 

ファイアーエムブレム エンゲージのシステム

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想主人公が眠っていたソラネルが仲間との拠点になります。

こちらでは点在する仲間と会話をすることができ贈り物や戦闘を繰り返すことで仲間同士の絆が深まります。
一定以上になると「支援会話」による会話イベントを楽しめます。

仲間同士の支援レベルが上がることで戦闘中に隣接している時に支援効果が発動して有利になるので多くの仲間と交流を深めていくことも大事です。

 

他にもお店で買い物をして装備を強化したり特殊な施設で訓練もできます。

戦闘以外ではいつでも寄ることが可能で、章が進むことで会話が変化したり新たな施設が設置されることもあります。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想今作でも各キャラクターは初期の兵種が割り当てられてますが、特定のアイテムを使用することで別の兵種にクラスチェンジすることができます。

上位職だけでなく全く性能の異なるクラスチェンジも可能なのでお好みの得意武器や能力に育てていくことが可能です。
ただ、レベルが1に戻るので使いどころが注意です。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想キャラクターの成長にはレベルやクラスチェンジ以外にも「紋章士の間」で紋章士の能力の引き継ぎによっても可能です。

通常は指輪を装備しているキャラクターでしかその紋章士が所持するスキルが使用できませんが、共に戦いを重ねて絆を深めればその紋章士のスキルを継承することができるようになり、その後指輪を他のキャラに渡しても継続してスキルを使用できるようになります。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想ソラネルでは他にも筋肉体操のリズムゲームやドラゴンに乗って的を打ち落とすシューティングゲームや釣りなどのミニゲームが遊べ、ちょっとした気分転換に利用できます。

 

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想全体マップではストーリーの進行に従ってルートが広がっていきます。

章ごとのストーリーバトルだけでなく、時には訓練や遭遇戦などのランダムバトルも発生するのでストーリーバトルが厳しいと思ったら経験値やお金稼ぎが可能なので利用してみてください。

他にもサブクエストのバトルで新たな仲間を増やしたりすることもできます。

 

ファイアーエムブレム エンゲージの戦闘

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想目的地を決定すると戦場マップに移行する前に出撃メンバーを選択できます。

各マップには人数制限があるのでキャラクターの能力や兵種のバランスを考慮して選抜します。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想過去のファイアーエムブレムシリーズ同様に、今作もシミュレーションバトルが草原、砂漠、お城など様々な場所で繰り広げられます。

戦闘は自軍と敵軍のターンを交互に展開され、基本的にお好みのキャラから選択できます。

 

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想自軍ユニットを選択し、移動して射程距離内に敵軍がいれば攻撃可能です。

 

そして今作でも兵種(武器)ごとに相性の優劣が存在します。

【兵種や武器の相性の例】

・剣<槍<斧<剣…

・重装備系は物理攻撃に強いが魔法攻撃に弱い

・空中移動する兵種は弓攻撃に弱い

など

 

これらの相性を考慮しながらなるべく得意な武器や兵種で挑むのが基本となります。

相性が良ければ相手の武器をはじくことができますがその逆も然り。

 

さらに今作最大の特徴はマルスなど紋章士とシンクロ(指輪を装備)しているキャラクターは「シンクロスキル」を使用できるところです。

マルスは「見切り」シグルドは「再移動」などそれぞれ異なったスキルを所持します。

そしてバトルを進めていくとやがて「エンゲージ状態」にすることができ、強力なエンゲージ技を発動することもできます。

 

シミュレーションバトルではレベルの差もありますが、
・対峙する敵軍との兵種や武器の相性
・どのキャラクターにどの紋章士の指輪を装備させるか
・いつエンゲージ技を使うか
などプレイヤーごとに何通りもの深い戦略性が楽しめるようになっています。

 

ファイアーエムブレム エンゲージのムービー

ファイアーエムブレム エンゲージの感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★
キャラクター ★★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★★

 

私はファイアーエムブレムの過去のシリーズは片手で数えきれるくらいしかプレイしていませんが、様々な機種でシミュレーションRPGをプレイしてきたので同様に楽しむことができました。

 

ただ、今作に限って不満点がまったくなかったわけではありません。

まずストーリー上の必須バトルやフリーバトルに限らず、シミュレーションバトルが終了する度にその戦場での「散策」が開始されることです。

そこでは自軍メンバー数人だけでなくその街や城にいる人や兵士がいて会話することができるのですが…。

 

この「散策」ている??
すげー面倒くさいんだけど。。

ファイアーエムブレムエンゲージの紹介と感想
場所によって人が20人以上いますし各々移動したりするので誰と会話したかどうか、既存のセリフかどうかも判断しにくいです。

おそらくここでの会話自体は必須ではなく、会話することでもらえるアイテムも散策を終了すれば自動で回収できるのですが私のようになるべく聞ける話は聞いておこうという使命感のある人間はこの作業がとにかく面倒くさい。

いつからかファルコムの軌跡シリーズのような巨大な街で何十人と会話しなければいけないRPGがしんどくなってきた私にとっては戦闘の度にこの散策があるのが非常に苦痛でたまりませんでした…。

 

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しかもストーリー上の戦闘の後はソラネルでの会話も更新されているので散策の会話⇒ソラネルの会話と続くと非常にテンションが削がれるので苦痛さが倍増します。

加えて支援会話イベントも多数発生してるのでさらに続く仲間キャラとの会話。

こんなテンポを悪くしてまでプレイ時間を水増しするような要素は入れてほしくありませんでした。

 

次に使えないキャラは本当に使えないところ。

プレイすると嫌でも誰かわかってきますが、HPが低いくせに回避もできないキャラは死にまくります。
しかも戦士系なのに攻撃力も大したことない。

このゲームは全体的にユニットのHPが低いので自軍ターンで攻撃時に一度でも反撃を食らったら次の敵ターンでやられやすい傾向にあります。

その為、遠距離の弓矢や魔法が使えるユニットの方が大活躍します。
(相手によってはこれらも反撃を受けますが。)

使えないキャラはレベル差が生じるので仕方なく優先的にどのマップでも出撃させたのですがその度にいつも先に離脱してしまうという始末。

この辺りはプレイヤーによりますが戦力としてあてにせず使用しないのも一つの作戦です。
私は適当な紋章士を装備させたり弓矢が使えるように育てたりして無理やり使ってました。

 

最後の不満は…主人公がチートすぎ!!!

中盤以降はとくに主人公が強すぎてバランスを悪くしています。

とにかく敵の攻撃を避けまくるのでダメージをくらうことがほとんどなく、終盤のマップでも「囮役だけ」のつもりで前線に出しても反撃しまくってバッタバタと一人で一掃してしまうのでちょっとやりすぎな感じもしました。

難易度が難しくなればこの辺りも変わってくるのかもしれないですし上記の不満が問題ない方は気にしなくて大丈夫です。

 

ゲームとしてはキャラクター、グラフィック、戦闘システム、音楽どれも高水準で満足しています。
シミュレーションバトルは相性の効果を考えて行動すれば難易度ノーマルならそこまで難しくないと思える程度です。

歴代シリーズをその都度遊んできたファンからすれば過去の主人公が登場するのは嬉しいことでしょうし、装備やクラスチェンジ、紋章士との組み合わせ、能力の引き継ぎなど様々な方法でプレイヤーごとに育成の仕方が広がるのは評価ができるところです。

 

 


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