デモニオン ~魔王の地下要塞~(Win)

2012年4月27日発売( アストロノーツ・シリウス)

デモニオンのレビュー

デモニオンは防衛と侵攻のシミュレーション

デモニオン ~魔王の地下要塞~は2012年4月にアストロノーツ・シリウスからWindows対応ゲームとして発売されました。

このゲームではダンジョンの防衛と地域制圧を兼ねたシミュレーションゲームとなり、
【萌えゲーアワード2012 ニューブランド賞 金賞】を受賞した作品です。

 

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デモニオンのストーリー

かつて人間たちの王国へ侵攻した魔王は勇者たちによって力を奪われ、地下深くへと封印された。

しかし近年の地殻変動により魔王が復活したとのうわさが流れ、王国には魔王を討伐して名声を得るために腕に覚えのある冒険者たちが続々と集まり地下迷宮を目指す。

魔王アスタロスは自身の魔力で地下迷宮に罠を張りモンスターを召喚して彼らを待ち受けることとなる。

 

デモニオンのキャラクター

デモニオンのレビュー

【アスタロス】
およそ200年の封印より復活したかつて魔王。
人間たちへの復讐の為、ダンジョン内で罠を張り巡らしストムガルド王国への侵攻を開始する。

 

デモニオンコンプリートセット

【ユニークヒロイン達】
境遇や種族が様々な彼女たちはストーリーが進むと稀にイベントで登場し、以降はダンジョンの防衛戦で他の冒険者とともに敵軍とし侵入してきます。

 

デモニオンのレビュー レイリス=トランザット

デモニオンのレビュージュリアン=バルクラフト
デモニオンのレビューネージュ=オウルアイズ
デモニオンのレビューオリビア=エルロイ
デモニオンのレビューアーウィン=シルバームーン
デモニオンのレビューオボロ
デモニオンのレビューヒミカ=スメラギ
デモニオンのレビューマイア=フレスト

 

彼女たちは特定の条件を満たすことで捕獲することができ、その後イベントを進めていけばやがて魔王軍のユニットとして使用が可能となります。

個々に強力な必殺技や回復などスキルを所持しているので魔王軍の強化には一人でも多くのヒロインを捕獲して成長させることが王都制圧の近道となります。

 

デモニオンのシステム

デモニオンのレビューデモニオンは、迫りくる冒険者たちをダンジョンで迎撃しつつ自軍を強化し、期限内に各街や砦を制圧しながら最終的にストムガルド王国を陥落させることが目的となります。

1週を1ターンとして進行し、残りターンまでに目的を達成できないと魔王は消滅してゲームオーバーとなります。

一見、初心者には厳しそうな条件ですがそのあたりの対処は考えて作られています。
(詳しくは下記の感想で)

 

この戦略パートでは配下モンスターを強化したりユニークヒロインのイベントを見たり敵地に侵攻するなど様々なコマンドを1回だけ実行することができ、その後は防衛パートへと移行します。

 

デモニオンの戦闘

デモニオンのレビュー

防衛パートではダンジョンに潜ってきた冒険者たちとのリアルタイムな防衛戦が展開され、指定人数を倒せば勝利となりますが玉座の間まで侵攻され攻撃を数回許し魔王のHPが0になるとゲームオーバーとなります。

 

基本的には訓練所や墓地などの施設を設置して対応するクラスのモンスターを召喚し、お好みの場所に数体配置して迎撃に備えます。
施設によっては罠も仕掛けることができるのでユニークヒロインを捕獲する際に役立ちます。

数十体のユニットがあちこちのエリアでオートで戦闘を繰り返して非常に慌ただしくなりますが、ピンチになった自軍ユニットのいるエリアはミニマップ上で赤く点滅して確認できます。

その際は停止ボタンを押すことで時間を止め落ち着いて回収したり控えと交代させて対処していきます。

配下はレベルによる成長も見込めるのでなるべく使い捨てにせず地道に一体一体育てていくことが重要となります。

 

デモニオンのレビュー配下をある程度鍛えたら戦略パートで「侵攻」コマンドを実行することで目前の街や砦に侵攻できます。

各場所の固定された敵軍に対し魔王の統率の数値内でユニットを編成してオートで戦闘が展開され、見事敵軍を全滅させれば勝利となります。

もし時間切れでいずれかが全滅しなかった場合は次ターン以降で再戦することができます。

 

最終的にかつて魔王を封じた勇者の子孫がいるストムガルド王国を目指します。

 

デモニオンのムービー

※このゲームは18禁です。

 

デモニオン ~魔王の地下要塞~の感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★
キャラクター ★★★★★
音楽 ★★★
難易度のバランス ★★★★

 

デモニオンの防衛戦はダンジョンにリアルタイムで敵がドンドン侵入して来るので初めは気持ちが焦りそうですが停止ボタンがあるので慣れれば対処も問題ないと思います。

新たなクラスのモンスターをドンドン増やして迎撃したり罠をあちこちに配置することになりますが、敵軍の動きには法則性がないのでなかなか思うようにいかないこともあります。

なので苦労してユニークヒロインを捕らえることに成功すれば思わずガッツポーズすることも。。
(1人だけ異常に捕らえるのに苦労したキャラもいます。)

一方で、ゲームが進んである程度強くなると1ターンごとの防衛戦が非常に煩わしく感じてくることもあり、そうなると一気に緊張感が抜け代わりに作業感が出てしまうのは致し方ありません。

 

このゲームは進め方で3ルートに分岐しますが、一周目から正規ルートで終わらせるのはほぼ不可能です。

期限が設けられてるので正規ルートへの条件達成が元々厳しいのもありますが、一周目はゲーム進行よりも一人でも多くのヒロインを捕らえることを重視し、あとはゲームになれる程度に遊んで正規ルート以外の結末を見ておけば問題ありません。

二周目以降は一周目の実績をある程度引き継げるだけでなく前回捕らえてたヒロインに対しては一回捕らえるだけでレベルも引き継いだまま配下になってくれるので一周目と比較にならないほど楽になりますし、正規ルートの条件を満たせば無期限になるのでじっくりと育てながらゲームを楽しめます。

既読スキップや防衛戦の倍速モードを併せればより早いペースで追いつけるのでそこまで面倒には感じませんでした。

 

私自身が防衛戦をメインとしたゲームをプレイしたことがあまりなかったのでデモニオンのゲーム性は非常に斬新に感じましたし、それと同じくらい注目していただきたいのが魅力的なヒロインやイベントの数々。

ゲーム性のあるアダルトゲームとしてはイベントの量がとにかく豊富なのでプレイヤーによってはそれを目標としたついでにゲーム要素が存在するという感覚があるかもしれません。

どちらをメインに捉えるにせよ一度プレイしてみることをおすすめします。

 

なお「デモニオン」は後に2作目となる「デモニオンII 〜魔王と三人の女王〜」と
1作目と2作目がセットになった「デモニオンI&II コンプリートセット」も発売されています。

 

デモニオンコンプリートセット

 


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