珊海王の円環(Win)

2016年4月28日発売(エウシュリー)

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー(C)Eushully / Anastasia All Rights Reserved.
出店:珊海王の円環 FANZA GAMES

 

珊海王の円環は6人の主人公による円環争奪戦

珊海王の円環(さんかいおうのゆびわ)は、2016年4月にエウシュリーから発売されたwindows対応の戦略級シミュレーションゲームです。

6人の主人公の中から一人選択し大海原を舞台にライバルとの円環争奪戦が繰り広げられます。

 

珊海王の円環のストーリー

数百年の時を経て幽霊船を率いて姿を現した王は告げた。

 

―証を集めよ、さすれば王への謁見が叶う。
呼応するのは、六つの円環(ゆびわ)。

幽霊船が漂う間のみ、円環は光り輝き所有者を導くだろう。
証を揃えし勝者の望みを、王はすべて聞き入れる。―

 

ラウルバーシュ大陸中原西方のルノーシュ地方にはガウテリオ・ボネッツィという大海を支配した珊海王(さんかいおう)の財宝の伝説が残っている。

そんな一つのお伽噺のように語り継がれたルノーシュ地方に再び「幽霊船が現れた」という報せが入った。

やがて円環を手にする者たちが集い熾烈な戦いが繰り広げられることになる。

 

珊海王の円環のキャラクター

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

本作ではゲーム開始時にはアリツ・ソーニャ・アニエス・ラファエラ・アルヴィド・ボルハの6人の主人公からお好みの1人を選択してプレイします。

各キャラクターはストーリー展開だけでなく部隊の種族、所持する円環の能力、ゲーム難易度などが異なります。

 

珊海王の円環のシステム

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

プレイヤーは5人のライバル(他の主人公)を撃破して円環を奪うことを目的としますが、各ライバルの勢力に勝利するためには自軍の強化が必要となります。

ゲーム開始時は自軍を移動させて空いている地域を制圧していくことで資源を増やすことが可能となり、地域にって鉱物や食物、財宝など所得できる資源が異なります。

 

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー本作は一軍を6部隊までとし、最大十軍まで編成が可能です。

1部隊を雇用するには種族により必要な資源が異なり、兵数も1人、3人、9人のいずれかが定められ、比較的弱いユニットは9人、戦闘能力の高い指揮官系ユニットは1人で設定されています。

各主人公は母艦となる船を所持しており、一部の軍には船守らせたり別の軍には移動させた後に陸に降ろして別の地域を制圧させるなど役割分担を行えます。

 

珊海王の円環の戦闘

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

マップ上で自軍を移動させたとき、敵軍のいる地域へ侵入すると戦闘が開始されます。

戦闘時においては各部隊が自動で行動を行うことになりますが、ユニットをマウスではじく操作をすることで方向転換や撤退などの細かい指定もできます。

 

基本的には各部隊の人数で攻撃の優劣が決まり
1人<3人<9人<1人
のような三すくみの関係となります。

9人より1人が強いという謎につきまして説明いたしますと本作の戦闘では1人の敵に対して3人までの攻撃が反映されるルールがあります。

例えば1対9の場合は実質1対3の戦いとなり指揮官系ユニットである1人の方が強いですが、
逆に9人より能力が高めな3人部隊を相手に戦うと不利になってしまいます。

他にもレベルや種族の属性の相性なども関係してきます。

 

そして敵軍を全滅させれば勝利となり、その地域は自軍の領地となります。

 

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

なお円環を所持する主人公たちは円環に宿る魔法を発動することができ、絶妙なタイミングで使用すれば一気に形成を逆転することも可能です。

 

そして戦闘は陸地だけでなく母艦に攻め込こむことで船上でも発生し、
母艦同士が接触するとライバルとの砲撃戦が開始されます。

 

砲撃戦は自軍の砲台に攻撃を加えていくことで「砲撃準備」が完了し、敵側に強力な砲撃を放ち支配力に大ダメージを与えることができます。

支配力がは各主人公のHPに近い概念があり、0になると円環争奪戦の敗北者となります。

一度の砲撃戦ではなかなか支配力を0にすることができないので、チャンスと思ったら相手が逃げてもどんどん追い込んで砲撃戦を仕掛けることになります。

 

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー見事、ライバルの支配力を0にすることに成功すれば、プレイヤーは敗れたライバルに采配を下すこととなります。

配下に加えるのもよし、お仕置きを与えるのも自由です…。

5人のライバルをすべて撃破し、6つの円環を集めた時に何が起こるのか…?

 

なお本作はゲーム中の選択などにより「ロウルート」か「カオスルート」に分岐され、回収できるCGや物語の結末が異なってきます。

比較的悪行に近いことをするとカオスに寄るようになっており、主人公6人2ルートあるので12周、さらに周回用のルートも遊ぶことができます!

 

珊海王の円環のデモムービー

※このゲームは18禁です。

珊海王の円環の感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★
キャラクター ★★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★★

 

「珊海王の円環」の魅力は、個性的な6人の主人公から選択してそれぞれ異なったストーリーが展開されるところです。

同じライバルを制圧した後でもプレイヤーが選択した主人公によって対応がまるで違うので多彩な演出を堪能できます。

 

自軍を編成して地域を制圧して領土を拡大していくというゲームのベースや戦闘については
同ブランドの「魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~」に似ています。

本作はさらに砲撃戦が加わり、主人公が所持している船を使用するタイミングが肝になっています。

 

船に数軍を乗せて移動させることで早い段階で領土を拡大できますが、船を守る軍を乗せいてないと敵から攻め込まれたときに一気に支配力のピンチに陥ります。

その為、船は守り重視でいきたいところですが、最終的にライバルの船を撃破して支配力を0にしなければいけないので船による攻撃(砲撃戦)をする必要がでてきます。

ゲームではライバルが5勢力もあるのでいかに周りの攻撃に注意して船を守りながら一人のライバルに的を絞って攻撃をしかけていけるかが重要です。

そういう理由から敵の多い中盤くらいまでは緊張感がずっと維持できるのがこのゲームでしか体験できないところであり、主人公によって配置や種族も異なるのでじっくり領土を広げるか、一気に攻め込むかなど違った戦略性が求められるのが評価できるところです。

 

 

私なりに試した結果、戦闘では部隊数の少ない軍を複数作るよりも、「一軍6部隊」を優先して作った方がライバルが育っていない序盤では高確率で戦闘に勝利ができるので領土を広げやすく収入面においても安定し、結果的に軍の増強もしやすくなります。

主人公ごとにあらかじめゲーム難易度が設定されていますが、参考程度でいいと思います。

ラファエラは円環魔法が強力なので初回にはおすすめできますが、同じ難易度のアリツは初期配置でライバルに周りを囲まれてるので若干難しく感じました。

ボルハは難易度が高かったので最後にしましたがそれまでに他の主人公をクリアしてゲームにも慣れてたので実際はそこまで難しく感じませんでした。

どの主人公にもいえることですがライバル一人倒すだけでもかなり展開が楽になるので(円環も奪えるので)、とにかく一度に何人も勢力を同時に相手にしないようにすれば大きな問題となりません。

 

魅力あふれる6人の主人公、使用できる種族の数々、船のカスタマイズ、各主人公視点で異なるライバルとの対話、白熱する砲撃戦、ロウとカオスに分岐する2つのルート。

そしてそれぞれのルートでしか見ることができない魅惑的なシーンなど…。

「珊海王の円環」というゲームでしか味わうことができない面白さが色々と詰まっています。

すべてのルートをクリアするのはそれなりに時間もかかりますが、2,、3ルートクリアすればプレイヤーとしての上達は実感できますし、周回専用ストーリーなどにもチャレンジして遊びつくしてください。

 

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

 

ソーニャ編またはボルハ編のみが遊べる低価格版

6人の主人公から選択できる「珊海王の円環」とは別に、ソーニャ、ボルハをピックアップした低価格版もございます。

遊べるストーリーはそれぞれに焦点をあてた「ソーニャ編」もしくは「ボルハ編」のみですが通常版と同じく他の主人公も登場します!

珊海王の円環を低価格で購入して遊んでみたい方におすすめです。

※通常版のセーブデータはご利用できません

 

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

珊海王の円環(ゆびわ)のレビュー

 

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