天冥のコンキスタ(Win)

2020年5月29日発売(エウシュリー)

天冥のコンキスタ ゲーム批評

エウシュリー一年半ぶりの新作は魔物を捕獲して自軍に加えるシミュレーションRPG

アダルトゲームでありながらゲーム性のあるやりこみ要素の強いゲームが多いブランド・エウシュリー。
そのエウシュリーから前作の「封緘のグラセスタ」から約一年半経過して待望の新作がリリースされました!

 

今回の「天冥のコンキスタ」は同ブランドの「姫狩りダンジョンマイスター」や「神のラプソディ」の雰囲気に近いシミュレーションRPGです。

最大の特徴は戦闘中の魔物や敵軍を捕獲して仲間に加えることが可能で、このシステムは過去に「姫狩りダンジョンマイスター」にも実装されています。

 

(C)Eushully / Anastasia All Rights Reserved.
出典:FANZA GAMES

天冥のコンキスタのストーリー

天冥のコンキスタ ゲーム批評
かつてラウルバーシュ大陸北方に位置するイムニス山脈周辺では天使軍と魔族軍が領土の支配をめぐって抗争していた。

長い戦争が続いたある日、「魔王の崩御」という噂が広がり、魔族軍が徐々に乱れ始め天使軍が優勢となっていく。

そんな状況の中、元睡魔で人間の身体に成り代わったクラウスが新興勢力として立ち上がる。

クラウスは睡魔族の能力を秘め、他者を支配する能力を用いて新たなイムニスの台地の魔族の王となるべく天使軍殲滅へと向かうことになる。

天冥のコンキスタの主なキャラクター

天冥のコンキスタ ゲーム批評クラウス
天使が持つとされる技術により人間の身体にされた元睡魔。
人間の身体では十分な力が発揮できないが残された睡魔の力を使い、天使軍に立ち向かう。

 

天冥のコンキスタ ゲーム批評ヘルミィナ
クラウスをダーリンと呼んでつきまとう女睡魔。
一部の魔族からは高貴な血統と噂はあるが、この地の魔族勢力には属さず単独行動をしていたが、元魔族のクラウスに興味を持ち同行することになる。

このほかゲームを進めいていけば様々な天使族と遭遇することになり、ゲームの進め方により自軍にユニットとして参戦してくれるようになります。

 

天冥のコンキスタのシステム

天冥のコンキスタ ゲーム批評

天命のコンキスタはインターミッションで戦闘準備をし、次の戦闘マップへと進んで行くステージクリア型のシミュレーションRPGです。

ゲームの肝となるのは魔物の捕獲です。
天使軍と戦う自軍メンバーは最初はクラウスとヘルミィナしかいませんので、戦闘中にドンドン魔物を捕獲して仲間に加え強化していく必要があります。

 

天冥のコンキスタ

インターミッションではアイテムやスキルの装備の他、「儀式」で捕らえた魔物やキャラを生贄にするか、契約して自軍に加えるか選択できます。

そしてこのゲームで「魔物の捕獲」と同じくらい重要なのが「儀式ポイント」です。

 

儀式ポイントは生贄の他に戦場で敵を倒したり特別任務を達成することで得られ、インターミッションで自軍ユニットのレベル上げや魔物の召喚やクラスチェンジなど様々な場所で使用するので少しでも多く獲得する必要があります。

天冥のコンキスタの戦闘と魔物の捕獲の方法

天冥のコンキスタ ゲーム批評

戦闘シーンに進むとタクティカルビューに切り替わり、指定された勝利条件でステージクリアを目指します。

各ステージには勝利条件とは別に特別任務(ミッション)があり、指定された数の魔物を倒したり捕獲すればクリア後に儀式ポイントを取得することができるのでできる限り一つでも多く達成しましょう。

 

戦闘は自軍と敵軍が交互に行動をするターン制で、自軍はお好みのユニットから操作が可能で移動後にも攻撃を選択することができます。
もちろん自軍のキャラや魔物には性能の差があり、攻撃方法や射程距離などの他、地形による移動距離や高低差などもよく考慮して出撃メンバーを選抜する必要があります。

なお、戦場マップでは基本セーブができませんが(一部アイテム使用で可能)、ワンタッチで一つ前の行動に戻れる機能も搭載されています。

 

そして魔物や敵軍の固定キャラを捕獲する方法は大きく二通りあります。

・スキル「捕獲攻撃」でとどめをさす
・スキル「睡魔の接吻」などの魅了攻撃を使用し、対象を100%魅了状態にした後とどめをさす

 

「捕獲攻撃」はゲームが進めばクラウスが使用でき、攻撃と捕獲が同時に可能です。
通常攻撃と大差ないダメージも与えられるのでゲーム中は頻繁に使用することになりますが射程距離は1だけです。

 

天冥のコンキスタ ゲーム批評
敵を魅了する「睡魔の接吻」はヘルミィナが最初から使えるのでゲームを始めてすぐに捕獲が楽しめます。

このスキルを敵に命中させると、敵ユニットに●%と表示され、100%になった後ならば、捕獲攻撃を使用せずともどのキャラクターの攻撃でとどめをさしても捕獲できます。

弱い敵は一回の魅了で100%になりますが、強敵や固有キャラなどは何度か実行する場合があります。
捕獲攻撃と異なり、多少対象と離れてても使用できますが敵にダメージは与えられません。

 

これら特徴の異なるなる捕獲方法を上手に使い分け、一体でも多くの魔物を捕獲していくことが肝心です。

 

 

「天冥のコンキスタ」はこのように会話イベントやサブイベントをこなしつつ戦闘では魔物を捕獲し、インターミッションで儀式によるユニットの強化を繰り返すシンプルなゲーム進行となります。

 

天冥のコンキスタのデモムービー

※このゲームは18禁です。

天冥のコンキスタの感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★★

 

エウシュリーの「姫狩りダンジョンマイスター」や「神のラプソディ」などをプレイされたことがある方は完全な真新しさというのは感じにくいですが、ステージクリアー型として合間のわずかな時間でも遊べるように考慮されたとだけあって気軽に楽しめるゲーム内容となっています。

そして今作は「魔物の捕獲」に焦点をあててるのもそうですが、予約特典のアペンドディスクをインストールすることで「姫狩りダンジョンマイスター」のリリィを自軍ユニットに加えらることから同作品のセルフオマージュが感じられます。

 

そして、ここでも書きますがこのゲームで大事なのは「魔物の捕獲」と「儀式ポイント」です。

普通に敵軍と戦えば経験値を得られレベルを上げることが可能ですが、出撃可能人数に比べてどのステージも倍くらいの敵軍ユニットが常にいる為、難易度がシミュレーションRPGとしては高い方だと思います。

ステージクリア型なので自由にレベル上げできるマップもないですが自軍強化の方法としてインターミッションの儀式でポイントを使用して一気にレベルを上げたりすることが可能です。
(一つ上げたくらいじゃそこまで極端に強くはなりませんが…。)

 

天冥のコンキスタ ゲーム批評

 

とにかく儀式ポイントは他にも召喚やクラスチェンジなど様々な場面で使用するので魔物を一体でも多く捕獲し、可能な限りのミッションを達成して少しでも多く取得する必要があります。
いくらあっても困りません。

ちなみに私は戦闘では7、8割方捕獲をしてできる限りのミッションも達成してるのですがそれでも楽な展開(戦闘)はありませんでした。
それどころか第20説(ステージ20)までに両軍一体ずつ残った状況で「この攻撃がかわされたら負け」というギリギリの戦いが2回ほどありました…。

それでもメインシステムが魔物捕獲である以上、あまり怠るとその後の展開が厳しくなるのは容易に想像できます。

 

「天冥のコンキスタ」ではこの魔物の捕獲を楽しめるか、苦痛に感じるかはユーザーにより分かれると思いますが、そもそもそれが嫌い、面倒と思える方はこのゲームの購入は避けると思います。

私はシミュレーションRPGを数多くプレイするほど好きですし、魔物を効率よく捕獲する為に自軍ユニットをどの位置に移動し、どの順番で倒すかなど考えるのが非常に楽しく感じましたし、うまく成功したりすると爽快です。
捕獲する前にいらんクリティカルヒットでとどめをさしてしまい、ステージをやり直したこともいい思い出となりそうです(苦笑)。

 

キャラクター面に関しては同ブランドではさほど新鮮味はなく、ストーリー上とはいえ味方になる固有キャラがやたら天使系ばかりなのが気になるところではあります。
他は女の子系の魔物モブばかりなので、この辺りの獲得できるお楽しみCGも含めて満足できるかは好みは別れそうです。(私はそこは重視していません。)

 

ゲーム進行でちょっとどうにかならないのかと思ったのは
必死に弱い魔物を育てて底上げしても何ステージか先には高レベルの同じ魔物をあっさり捕獲することができるので儀式ポイントを無駄使いすることもあり、継続して育てた方が強くなるなどもう一工夫ほしかったところです。

 

天冥のコンキスタ ゲーム批評

そして予約特典のアペンドディスクをインストールすることで使用可能となるリリィの存在。

リリィはなんと「捕獲攻撃」と「魅了」の二種類の捕獲方法が可能なのでゲームの性質上、いるといないとじゃかなり捕獲難易度が変わるかと思います。(一部の魔物でも魅了スキル持ちはいます。)

ただそのせいか私はほぼ毎回クラウス、ヘルミィナ、リリィ、回復役が固定化され、他に出撃できる枠がかなり限られてきてしまいました。
まぁあくまでおまけディスクなので「いないとクリアできない」というわけではありませんが。

 

色々良い面も悪い面もありつつ、久々のエウシュリーの新作は非常に楽しめてます。
「神のラプソディ」みたいにミッションで「草を全部刈る」とか「木を全て切り倒す」などというやる気が失せる類のものはないので快適ですし、「ちょっと頑張ってみればできそう」くらいのものなのでやる気にさせてくれます。

 

 

天冥のコンキスタ ゲーム批評

 

 

なお天冥のコンキスタの非売品のアペンドディスクもタイミングがあえば単品でamzaonで手に入る場合があります。
(ご利用される場合は天冥のコンキスタ本体のインストールが必要です。)

 

 

アペンドディスクではリリィが再登場し、再び脚光を浴びることができました。
このリリィが活躍したマイスターシリーズ一作目となる「姫狩りダンジョンマイスター」も気になる方はプレイしてみて下さい。

今となっては古いゲームですがリリィの三段階の成長、ゲーム進行によって性格が変わって複数のエンディングに分岐するなど複雑ですが非常に夢中になれるゲーム展開が楽しめます。もちろん戦闘も面白いです。

「姫狩りダンジョンマイスター」は現在、Windows8.1や10で動作確認済みのダウンロード版があります。

 

 

 

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