今回は例年に増して深刻な問題と思い、この場で書かせていただきます。
ハロウィンの日は渋谷に行かないでください。
どなたでもご存知の通り、2020年9月現在でも新型コロナウィルスが猛威を奮っている状況です。
5月末に緊急事態宣言が解除された以降は日ごとの感染者が増大しているのが確認でき、案の定、事前から心配されてた「第2波」が起こってしまいました。
一方ではPCR検査を積極的に始めたからという見解もありますが、数字は数字として出ています。
毎日、大勢の買い物客や観光客で賑わう東京のメジャースポット・渋谷。
こんな3密を避けられない状況で、この渋谷に例年通りハロウィンの日に人が集まれば
11月以降の感染者の増大は誰にでも予想できるはずです。
案の定、先日の日本テレビでもそれを懸念するニュースが流れてました。
また、別のニュースでは渋谷を歩く若者に「この状況でもハロウィンに来るのか」というインタビューし対して
「いやぁ~。これだけ我慢してきたのでハロウィンの日くらいははじけたいですね~!」
と、なんの躊躇いもなくに普通に笑顔で答えてました。
いやいやいやいや…。
これだけ危険視されてテレビでインタビューまでされてるのに
我慢を発散させるのはそこじゃないだろ!
と思わずにはいられませんでした。
我慢をしてるのは自分だけではないはずです。
とくにこの若者の顔も隠してたわけでもなく、残念ながら同じように気にせずハロウィンの日に渋谷に行くつもりの人は出てくるのかもしれません…。
そもそもハロウィンが仮装して渋谷の街を歩きまわるイベントとなったのはいつの間に定着したのでしょうか。
年々、夜中に騒いだりゴミを道端に捨てたり、周りの飲食店にまで被害を及ぼすほどの迷惑行為がエスカレートしていく渋谷のハロウィンイベント。
昨年の2019年ではセンター街でトラックを横倒させて、その上に立って騒ぐ人がいましたが、周りも盛り上がってました。
この状況を受けて、あるアメリカのコメンテーターが
「ハロウィンは神聖な儀式なのにこのような意味をはき違えたバカ騒ぎは考えられない。」
捉え方によっては日本の恥を世界に広めているともいってる感じがしました。
現状、「本当のハロウィン行事」をそこまで深く考える人は少数派の気がしますし、やはり東京で渋谷に集まってくる人のほとんどは「仮装してスクランブル交差点やセンター街周辺で屯したり歩きまわるイベント」くらいなのかもしれません。
もちろん、マナーを守って友達や恋人、家族などで楽しむ分には全然いいと思います。
ただ、一方ではゴミを散らかしたたまま帰ったり、夜通し騒いだり、飲食店のガラスを割ったり、トラックを横転させたり…。
もはやマナーが悪いだけでなく人としてのモラルに欠けた完全な迷惑行為を行ってる人がいるのが事実です。
皆さんも自分の近所で騒がれて家の前とかにゴミを放置されたり物が壊されたら頭に来ますよね?
そういうことする人は非常識だと思いますよね?
それに加えて今年の2020年はコロナ禍の状況。
今回に限っていえば人が集まる渋谷に行けば、
・感染するリスクを高める可能性がある
・クラスターとなって家族や学校や会社の人に感染を広げる可能性がある
それらの事を自らわかってて行く人としか思えません。
社内で感染者が出てビルのフロアすべてが休業になったという話も聞いたことがあります。
もし感染した時、原因を追究するための調査が当然入ると思いますが、
「自分は渋谷のハロウィンに参加してた」なんて学校や会社など周りの人に知られてもいいですか?
私だったら会社にはもういられません。
会社の人は「友達」ではないので、任務を遂行させ給料をもらう為に必要な上司や仲間であり、その方達から「身勝手な行動をする非常識で信頼できない人」と思われたらもはや仕事が成立しません。
最悪、その方たちの仕事すらも奪ってしまうことにもなりかねないことです。
これまた別のニュースで見ましたが、センター街付近のある飲食店の店主は
「こんな状況のなかでも渋谷にはまだクラスターがいなかった。
ハロウィン後に渋谷近辺に感染が広がれば店はやっていけない。」
と不安がっていました。
他人事ながらやはり腹が立ってしまいます。
今年、渋谷に集まろうとしてる人々はこうした渋谷近辺で深刻な問題が起こり得ることを考えているのでしょうか?
店が次々と潰れれば渋谷そのものが経済が成り立たずに崩壊してしまいます。
自粛をしない人たちが自らの手で渋谷をつぶそうとしてることがわからないのでしょうか。
何も考えずに渋谷で騒ぎたいだけの人は感染したところで同情なんてできるわけがありません。
当たり前のことして感染して「自分の行動が軽率だった」なんて反省してる芸能人なんて何人も見てきましたよね?
ただそうした何も考えず「周りの迷惑を考えない人のせい」で関係ない人が感染したり、生活が苦しくなる人が出てくるのは由々しき問題だと思います。
病弱や高齢者の方など、人によっては命を奪うほどの問題なのに。
「気が進まなかっけど誘われたから行った」なんてのも同罪です。
本当に節度をわきまえた人間ならわざわざコロナ禍で人が多く集まるところになど行こうとも思いません。
南米のフェスイベントなどでも感染者が一気に増えたという事例もあります。
現在の日本の法律では残念ながら人の行動をそこまで制限する明確な罰則はないようです。
それはやはりその人その人の常識、判断に委ねるしかありません。
そんな中、10月1日以降は「GO TOキャンペーン」で東京への旅行も対象に含まれるようになりました。
地方の方はわざわざハロウィンの日に東京に行こうなんて思わないでしょうが、行こうと思ってた方はよく考え直してください。
私は都内在住の人間です。
私も家族も渋谷まで電車で30分以内の場所に住んでいます。
決して自分だけのためではなく、外国人旅行者も多く、常に華やかで世界に誇れる日本の流行の最先端の街であり、私も何年も何回も足を運んだ大好きな渋谷を少しでも守りたいという気持ちがあるからです。
こんな1ブログでどのくらいの方に届くかもわかりませんが分かり切ってる危険な波に関しては何もせずにはいられません。
東京都民の一人の私が命令する権利はないですが、かといって嘆願するわけでもありません。
ハロウィンの日は渋谷に行かないでください。