東京都内で紅葉観光におすすめな殿ヶ谷戸庭園

今回は2018年11月末に訪れた東京都国分寺市の殿ヶ谷戸庭園をご紹介させていただきます。

紅葉を見ようと同じ11月初めに千葉の本土寺に行って観光としては大変満足できたのですが、時期がちょっと早かったせいかその時は紅葉はあまり見ることができませんでした。

武蔵野の自然の地形を利用した殿ヶ谷戸庭園

そういう心残りもあって、ギリギリまだ紅葉が見れそうな11月末だったので近場で紅葉の観光が楽しめそうな場所をネットで調べてみました。
今まで行ったことのあるところばかりが目立ってましたが、まだ行ったことのない紅葉がみれそうな場所として今回の殿ヶ谷戸庭園を選択することになり、例によって車を運転して向かいました。国分寺駅のすぐ近くです。

殿ヶ谷戸庭園とは

殿ヶ谷戸庭園は東京都国分市にある有料の庭園です。
園内は整備されてるものの、丘や崖道など自然な高低差の地形を利用した造りとなっています。

江口定条の別荘として1913年から1915年にかけて庭師の仙谷によって作庭され、1929年には三菱財閥創業家の岩崎彦弥太が別邸として買い取り追加して邸宅や茶室を整備しました。
後に東京都が買収し1979年に有料庭園として公開されました。

⇒殿ヶ谷戸庭園

施設情報

入場料金

＜個人＞
一般：150円
65歳以上：70円
小学生以下及び都内在住・在学の中学生：無料

＜団体＞（20名以上）
一般：120円
65歳以上：50円

※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料

※施設情報、金額は全て2018年12月現在です

入り口近辺ではまだ紅葉が見られず、ちょっと不安になりました。

とのかく入場料が安いのはうれしいですね。

入り口から少し歩くと大芝生に出ます。中央付近は入場が規制され、広大な芝生地帯をぐるっと一周する順路になります。

部分的にちらほら紅葉が見えてきました。

紅葉に限らず色々な色の葉が広がる光景は美しいですね。

柿の木もありました。

紅葉が集中してる場所もありました！こういうのが見たかったのです！

園内の一画は急な石段が続く場所がございます。
殿ヶ谷戸庭園一番の見どころといっていい「次郎弁天池」へと向かう道のりはこの少し険しい石段を下っていくことになります。

一般的な庭園というと比較的平坦な道を静かに散歩するイメージがありましたが、殿ヶ谷戸庭園の特徴としてこうした自然の地形を利用した「回遊式林泉庭」は見た目にも散歩にも変化があって楽しめました。

そしてちょっと苦労した（？）石段を下りきり、目に入ったのが次郎弁天池です。

湧水です。こちらの水が池に流れていきます。

馬頭観音（ばとうかんのん）は一度池の方まで下ってから池に沿って歩き、また別の石段を登って大芝生に出て辿り着くので見る為には一苦労します…。

全体とはいえないですが所々で赤々と映える紅葉が目に入ってきます。

庭園内北西辺りには竹林が密集しています。

太く真っすぐに立派に立ち並んでます。

また庭園内のトイレの手前には管理所があり…。

中はちょっとした資料館になってます。

この殿ヶ谷戸庭園を別邸としていた岩崎家の資料が展示されています。
旧岩崎邸もすでに観光済みですので機会があればご紹介させていただきます。

目的を達成できて非常に満足して帰路に着きました。

殿ヶ谷戸庭園内の動画もご覧ください

個人的には紅葉を見る為に観光したのははじめてですが直に視界の一面にひろがった赤々と鮮やかなもみじの葉に囲まれてるのは今までと違った満足感を得ることができました。
殿ヶ谷戸庭園は数ある庭園の中でも一風変わったちょっと険しい順路もありますが、それにより様々な角度や方向から景色を見ることで無限に近い自分だけの絶景ポイントを探す楽しみがあります。

国分寺駅から近く入場料もやすいので気軽にお散歩するのにおすすめです！

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