鬼怒楯岩大吊橋へ
日光旅行の二日目です。
一日目で華厳の滝や日光東照宮など日光旅行の主だった観光場所は行ったかに見えますが日光市はまだまだ他にもあります。
日光の自然が生み出した絶景の観光スポットの数々をご紹介させいただきます。
宿泊先のホテルから見た早朝の日光です。朝靄がかった幻想的な風景です。
ベランダからはつり橋が見えました。今日はここから行ってみたいと思います。
鬼怒楯岩大吊橋には宿泊したホテルから徒歩で向かえる距離だったのでラッキーでした。
鬼怒楯岩大吊橋とは
鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし)は2009年に完成された鬼怒川温泉街と舘岩を結んでいる全長140mのつり橋です。
鬼怒川温泉駅からも徒歩5分と近く、鬼怒川を女性、舘岩を男性に例え、男女の縁を結ぶ縁結びの橋ともいわれています。
観光情報
施設名 | 鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし) |
所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原 |
電話番号 |
入場料金
無料
吊り橋というとグラグラ揺れるイメージがありますが見ての通り非常に頑丈な造りです。
つり橋からみる鬼怒川の景色も格別ですね。
橋を渡った先にあるオブジェは見た感じ雷様がモチーフでしょうか・・・?
つり橋との因果関係が不明ですがユニークなデザインのわりに豪華な作りです。
橋を訪れる観光客は後を絶ちません。意外に怖がってる人はいませんでした。
私も高いところは全然へっちゃらです。
水と岩の自然公園・龍王峡
続いて向かったのは鬼怒川をさらに北上した水と岩の公園といわれる日光国立公園の龍王峡です。
龍王峡とは
龍王峡(りゅうおうきょう)は栃木県北部・鬼怒川の上流に位置する峡谷です。
日光国立公園内に属すこの峡谷は2000万年以上も昔、火山活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れで浸食し、険しい岩盤がまるで竜が暴れまわってる様に見えるところから名づけられました。
その名のとおり場所によっては険しく歩きにくい場所もありますが、日光国立公園は水と岩の公園と言われるだけあってその豊かで見所のある峡谷はハイキングコースとしても利用され、様々な色や形をした岩々、季節により植物や野鳥など違った様相を楽しませてくれます。
⇒龍王峡
観光情報
施設名 | 龍王峡(りゅうおうきょう) |
所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉滝 |
電話番号 |
入場料金
無料
入り口からいきなり長い階段を下って行きます。
すぐに滝が見えてきました。時期が夏でしたが非常に心地よい涼しさでした。
どこを見渡しても目の保養になる自然の美しさをしみじみと感じさせてくれる観光地です。
最初の滝の下に来ました。少し進めば手が届く位置ですが危ないのでやめておきました。
400年の歴史がある鉱石採掘場・足尾銅山
次は鬼怒川を南下し、西へずっと進み、いろは坂を抜け、足尾銅山へ向かいました。
足尾銅山とは
足尾銅山(あしおどうざん)は1610年(慶長15年)に百姓によって発見され、幕府直轄の鉱山として採掘が開始され、主に通貨などに使用されました。ピークは江戸時代で年間に1200tもの銅を産出していたといわれてます。
全長700メートルの坑道はT字型となっており3つの坑道口があります。
⇒足尾銅山
施設情報
施設名 | 日光東照宮(あしおどうざん) |
所在地 | 栃木県日光市足尾町通洞9-2 |
電話番号 | 0288-93-3240 (足尾銅山観光管理事務所) |
入場料金
大人・高校生:820円
小・中学生:410円
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
入り口にはトロッコ列車に乗ってすすみます。ここは待合室です。
誰かいるかと思ったら鉱山を掘ってる人型の模型でした。
それではいよいよトロッコ列車に乗って坑道内に向かいます。
カタン、ゴトンと揺られながら景色を眺めながら進んで行きます。
リラックスムードも一変して…。
坑道内に入ると急にスピードが出てきました!古い列車だったので一瞬壊れたのかと思っちゃいました。(失礼!)
ヒヤッとしましたが無事に降りることができました。おそらく外はゆっくりと景色を眺め、坑道内は見学できる場所まで距離があったのでそこまでスピードを上げたのかもしれませんね。
それでは坑道内を進んで行きます。この中は非常に涼しい空気が立ち込めています。
普段の日常ではまず見る機会のない光景ですね。ちょっとした洞窟探検みたいでワクワクします。
中には整備が行き届いてない封鎖された場所もあります。
逆にそのままの状態で残ってると思うとよけい興味がでてきます。
広く長い坑道のあちこちで作業風景がわかるよう人形が配置されてます。
大きく江戸時代展示場、明治・大正時代展示場、昭和時代展示場と別れています。
お弁当も作業場で食べてたんですね。奥深い坑内を進んでるのでいちいち外に出ることはなさそうです。
なにか音の大きそうなすごい機械ですね…。後ろに石を積んでるところから掘り出した銅や鉱石を輸送する列車かもしれません。
ようやく外に出ました。ここはトロッコ列車から入ったところではなく別の出口です。
こちらが列車で入った入り口になります。最初は急に列車が加速したので写真を撮り逃してしまいました。
足尾銅山は行動だけでなく「銅(あかかね)資料館」にも当時の資料や掘り出された銅などが展示されています。
両親は自分たちだけの旅行なら足尾銅山ような坑道内を観光するということはまず考えてなかったため、意外に興味深そうに楽しんでました。
全長37メートルの杉が立ち並ぶ日光杉並木街道へ
そして家族旅行最後の観光場所は日光杉並木街道(杉並木公園)です。
自由に入れる印象があったので主だった観光地は先に進み、時間を気にせず歩けると思い最後の観光場所に選びました。
日光杉並木街道とは
日光杉並木街道は日光街道、日光例幣使街道、会津西街道に跨がる全長35キロメートルにも及ぶ杉の並木道で世界最長の並木道としてギネスブックに登録されました。
徳川家3代にわたった仕えた松平正嗣が家康の没後、20年あまりの歳月をかけて杉を植樹し、400年経った現在でも約12000本の杉の木が生い茂っています。
ただ街道を通る自動車の排気ガスや沿線の開発により、樹勢の衰えが進行し、毎年100本以上の倒木や枯死があります。
施設情報
施設名 | 日光杉並木街道(にっこうすぎなみかいどう) |
所在地 | 栃木県日光市瀬川地内 杉並木公園他 |
電話番号 |
入場料金
無料
車を止め、中に入ると…。
そこはもうガラッと別世界へと誘われます。
30メートルを超える巨大な杉の木が無数に立ち並び圧倒されます。
世界最長の並木街道といわれるだけあって、延々と同じ道を歩いてるような不思議な感覚に襲われます。
車を止めた道路と逆の方向に出ると並木道と並行した道があり、ちょっとした公園のようになってます。
並木街道に目を奪われがちですが、じつはこの線路側の道も素晴らしい景色なんです。
この写真は見覚えないですか??
かつて本ブログのトップ画像(2018年6月現在)はこの写真を基に加工したのです。
雄大な自然の中をちっぽけな自分がまっすぐ一本の道をゆっくりですが少しずつ前に進んで行くことをブログ作成にチャレンジする心境に移し替えたものです。(クサっ!)
※現在は画像は変わってます。
実際、あまりにも長い道で徒歩では限りがないのである程度廻って東京へ帰ることにしました。
栃木県日光市の旅行を振り返って
日光には小さい頃の家族旅行、小学校の林間学校、会社の内輪グループでの旅行、そして今回で4回目でした。
それまでは3回も行ってたにも関わらず、最初の家族旅行では小さかった為かあまり覚えておらず、他は友達や同僚との旅行ではしゃいでて華厳の滝と東照宮はわかりますが、同様に他に何があったか?など記憶が薄かったのが事実です。
今回はどちらかといえば自分が運転して親を案内していく形で、自分でコースや観光場所を決めて行った日光の旅行でした。
メリットとして少し離れた足尾銅山なども車だったので時間はかかりましたが私が選んで行きたかった場所に行くことが可能でした。
あらためて思ったのは、旅行て同じ場所でも、行く時期、一緒に行く人、状況や移動手段でもまた違った楽しみ方ができるものですね。
そして日光の一つの大きなポイントとしては、無料、格安で周れる観光場所が多いということです。
2日目は足尾銅山以外はすべて無料で観光できました。(移動費は除外)
それだけ「手を加えてない大自然そのもの」=「天然の観光場所」が多かったわけです。
栃木旅行のおすすめ観光スポットその2~華厳の滝と大使館別荘と日光東照宮~
久しぶりの家族旅行で私が運転して日光に行くことになりました。
旅行の観光スポットとして非常に人気の高い日光の中でも特に観光客が集まる日光東照宮は徳川家康が祀られている神社です。(18/06/23)
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栃木旅行のおすすめ観光スポットその1~大谷資料館~
栃木県宇都宮市の大谷資料館の地下30メートルには採石場跡が残っています。
広大な空間は、戦争中は秘密工場として利用されていました。
現在はコンサート、映画、テレビドラマ、アーティストのミュージックビデオなど多方面にイベントや撮影などに利用されています。(18/06/17)
(記事を読む)