都会のド真ん中に位置する癒しスポット・北の丸公園
今回も2018年8月、靖国神社を参拝した時と同日に靖国神社から徒歩2、3で行ける距離にある北の丸公園をご紹介させていただきます。
北の丸公園とは
北の丸公園は東京都千代田区の九段下、皇居の北東に隣接する国立公園です。
かつて江戸城の北の丸があった場所で現在は環境省の管理下に歴史と自然が広がる公園となってます。
施設情報
施設名 | 北の丸公園(きたのまるこうえん) |
所在地 | 東京都千代田区北の丸公園1-1 |
電話番号 | 03-3211-7878(北の丸公園管理事務所) |
入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2018年8月現在です
周りをビルに囲まれた都会の中心に位置するとは思えない緑豊かな広い公園です。
ここが入り口になります。
こちらは需要文化財の旧江戸城田安門で太田資長(すけなが)が創ったとされています。
この門は江戸城の総構完成当時から現存する唯一の建物とされ、非常に高い価値があります。
門をくぐり少し進むと有名な日本武道館があります。
1964年の東京オリンピックの柔道競技場として建設され、主に日本の武道の競技場として活躍していました。
近年は大学の入学式やプロレスや格闘技の興行、アーティストのコンサート会場など幅広く利用されています。
一度知り合いとプロレスを見に行ったことがありました。2階からでも観戦しやすかった記憶があります。
道なりに南下していくと木々の生い茂る風景が目に入ってきます。
真夏の散歩でしたがこの辺りはいくらかさわやかな涼しさがありました。
こうした穏やかな場所をただ散歩するだけでも日々のストレスの解消にはいいですね。
西の方に進むと千鳥ヶ淵に出ます。
園内外側の千鳥ヶ淵緑道は桜の名所として有名で、春には260本もの桜が咲き、日本各地から100万人以上の観光客が訪れます。本当に人が多く入場制限をする時もあり、残念ながら車で行っても駐車できる場所はありません。
園内の中心に来ると広場があります。
とくに何があるというわけではないですけど、お弁当を持ってゆっくりとした休日を過ごしてみるのもいいかもしれません。(遮るものがないのでさすがに夏は暑すぎますが。。)
科学技術館は面白い展示品がいっぱい!
北の丸公園敷地の南側には科学技術館や東京国立近代美術館があります。
今回は小さいころ一度家族で行ったことのある科学技術館に数年ぶりに入ってみたいと思います。
科学技術館とは
科学技術館は物理・化学・工学に限定し、学生を対象に一般的な知識や関心を向上させることを目的として1964年に一般公開された博物館です。
2階から5階には自転車、電気、建設、自動車など約20テーマもある様々な科学技術の結晶が詰まった展示品や体験スペースが数多くある親子で楽しめる場所です。
施設情報
施設名 | 科学技術館(かがくぎじゅつかん) |
所在地 | 東京都千代田区北の丸公園2-1 |
電話番号 | 03-3212-8458 |
入場料金
<個人>
大人:720円
65歳以上:650円(生年月日がわかる証明書が必要)
中学生・高校生:410円
子供:(4歳以上):260円
<団体>(20名以上)
大人:520円
65歳以上:520円(生年月日がわかる証明書が必要)
中学生・高校生:310円
子供:(4歳以上):210円
※障碍者手帳をお持ちの方は特別割引があります
※施設情報、金額は全て2018年8月現在です
科学技術館というだけあって、入り口へ通じるエレベーターでさえも近未来的なデザインです。
ここは「ものづくりの部屋」です。
3Dプリンターやレーザー加工機が展示されています。
館内には親子で参加できるセミナーなども開催しているようです。
これは迷路脱出ロボットです。壁を感知して方向を変えたりできます。
3Dスキャナーはカメラの前の物体を立体的にとらえることができます。
「ワクエコ・モーターランド」では車やバイクの技術や楽しさを体験を通して学ぶことができます。
こちらは「ドライビングシミュレータ」です。
免許のない子供でも画面に映された街中を車で運転してる感覚が味わえます。
ユニークな形状の手作りロボットもあります。
こちらはフリスビーを投げて輪を通すロボットです。随分と大掛かりなものですね…。
この「自転車広場」では世界の昔の自転車が展示され、自転車の歴史を学んぶことができます。
これは「セレリフェール」という名前の1970年にパリで活動されていた(?)と思われる自転車です。
車輪に木馬を乗せただけでハンドルもペダルもなく方向転換する際は一旦降りなければなりません…。
まるで中国の三国時代に使用されていた「弩(ど)」を思わせるようなデザインの自転車は1817年ドイツのドライス男爵が発明したドライジーネです。
こちらはハンドルはあるので方向転換はできますがペダルがなく地面を蹴りながら進んだという記録があります。
なんともインパクト抜群のこの自転車はオーディナリーというフランスのマギーが木材を使わないで作った自転車です。どうやって乗るのでしょうか??脚の長さも問われそうです。
別のエリアにあったのはマイクに向かってしゃべった言葉を文字に変換して映し出しす装置です。
「いい天気です」は一発で出ました。「タカリです」としゃべってもなかなか反応してくれません。
やはりですが固有名詞は正しく認識してくれません。今後はそのあたりもうまく変換することができるのでしょうか。
ちょっと申し訳ない記録を残してその場を去りました…。
「デンキファクトリー」では電子の発生する仕組みや電力発電させる装置を体感したりすることができます。
「くすりの部屋-クスリウム」は薬の研究をイメージした展示室です。
薬の歴史や患部に影響するメカニズムなどの知識を深めることができます。
ここは「アトミックステーション ジオ・ラボ」です。
地球が持つエネルギーを様々形で研究する実験室です。
科学技術館の4階には軽食スペースが、地下1階にはレストランもあります。
次から次へと夢中になれる面白い展示物が多いのでお腹が空いてるのも忘れてしまいました。
カレーピラフをいただき、体力を回復してまだまだ見学したいと思います!
これは「建設館」のタワークレーンです。なんと操縦することができ、ボールを掴んでバスケットゴールに入れる動作をすることでクレーンの仕組みを理解することができます。
こちら「ストップモーションパフォーマー」です。
機械が人の動きの2コマ同時に撮影し、交互に映し出すことでアニメのように動いてるように再生されます。
この巨大な筒は「ミラータンク」です。
中全体は鏡となっていて凹面鏡の空間を体感することができます。
ここは「試作実験室」のようです。館内の展示物はここで試作したものもあるようです。
「イリュージョンA」のうずまきシリンダーです。
これは円盤のらせん模様がグルグル回ります。ジッと見てると吸い込まれそうになる不思議な装置です。
そして最後に一番面白かった場所をご紹介!
この「座標の部屋」は靴を脱いで下の狭い入り口から入ります。
中は一見すると普通の小部屋に見えますが…。
床が斜めになってます。
床に寝転んで下を見ると…「うわぁ!落ちる~!!」
実際は床だけが水平です。
壁や天井が傾いているので床に寝た時に床が斜めになってる感覚に陥ります。
そして起き上がろうとするとなぜかうまく起き上がることができません。
人間の平衡感覚が重力ではなく、視覚によって認識されていることを身をもって体感できます。
目で見た風景に対して脳と体が同じ認識をしていないといえばいいのでしょうか。
その為、写真で100%伝えれるとは思ってませんが面白いことを考えますね~。
あまりにも展示品が多くて全てをお伝えすることができずすみません。
それだけ非常に充実した楽しい時間を過ごしました。
帰りは靖国通りを靖国神社の塀沿いに歩いて市ヶ谷駅へ向かって帰りました。
北の丸公園と科学技術館はまるで両極端の印象でした。
静かで広大な北の丸公園をゆっくり歩きながら散歩をした後、科学技術館に入ると見る物見る物珍しく慌ただしさこそあれ、好奇心と高揚感に溢れました。。
観光客が北の丸公園に行っても必ず科学技術館に寄るとは思えません。有料ですし。
ただ、あえて科学技術館に行く目的で北の丸公園に行ってもいいと思います。
科学技術館は本当に面白い場所です!
人間の知識、工夫、努力、技術が詰まった親子で楽しめる体感型のテーマパークといっていいくらいです。
私は2時間以上いましたが、全てじっくり楽しめばそれこそ3、4時間は余裕で楽しめるおススメの場所です。
靖国神社の参拝の前でも後でも構いません。
あわせて北の丸公園、科学技術館に足を運んでみてはいかがでしょうか!
東京都・九段下の靖国神社に参拝に行きました
真夏の太陽が照り付ける2018年8月某日、東京都千代田区の靖国神社に参拝に行ってきました。元々は1869年に明治天皇の命で大村益次郎が「招魂社」を創建し、後に「靖国神社」に改称されました。靖国神社は日本国内外の何万人もの戦没者を「英霊」として祀っている神社です。(18/08/15)
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