東亰ザナドゥ eX+(PS4)

2016年9月8日発売(日本ファルコム)

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)

21世紀に蘇った”進化版”ザナドゥ

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)は2015年Play Stahion Vita用に発売された「東亰ザナドゥ」からグラフィックをフルHD化し、新要素を大幅に加えてPlay Stathion4に移植されました。

「ザナドゥ」といえば日本ファルコムがパソコンのPC88や98初期に発売した「XANADU(ザナドゥ)」が思い浮かびました。
迷宮を探索し、エンカウントによって個室のような場所で敵と戦う非常にシンプルなゲーム性でしたが、多くの徹夜ユーザーを生み出した大ヒット作です。

長い年月が経ち、「東亰ザナドゥ」が出ると知った時は「XANADU」のリメイクを今頃出すのかと思いましたが「迷宮を探索するアクションRPG」こそ共通していますが、ゲームの内容そのものは直接のつながりはなさそうです。

ストーリー

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)主人公の時坂洸(以下、コウ)は深夜に同じクラスの委員長である柊明日香(以下、アスカ)が不良にからまれてる場面に遭遇し、突然、空間が割れアスカと不良たちが飲み込まれるのを見たコウは彼女を追った。

そして辿り着いた場所は現実世界とは異なる魔物が徘徊する広大な迷宮だった。
奥には不良に襲い掛かる魔物をアスカが光る剣で切り裂き、無事に迷宮から脱出することになる。

その後は迷宮の時の記憶が夢であったかのように記憶が曖昧だったコウだったが幼馴染の栞(しおり)が異界に呑まれたことにより自身も光る武器「ソウル・デヴァイス」を手に入れアスカとともに戦うことを決意する。

やがて杜宮市に起こる異変はコウの通う杜宮学園の生徒や市全体を巻き込んでいくことになる。

キャラクター

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)コウとアスカは杜宮学園高等部の2年生で同じクラスです。
ゲームを進めてい行くと空手の妹弟子のソラ、伝説の不良と恐れられたシオ、生徒会長のミツキなど次々と「適格者」となる人物がコウとアスカとともに戦ってくれることになります。

またコウにはシオリ、リョウタ、ジュンと親しい友人がいますが、彼らには異界探索活動のことはを秘密にして行動することになります。

メインシステム

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)通常は学校や街を移動して情報を集めて調査し、メインイベントを進めて行くと異界となるダンジョンへと突入することになります。
また自由行動中は限られた絆ポイントで任意のキャラとのキズナエピソードを見ることで親密度が増え、終盤で最終イベントが発生してトロフィーが入手できます。

ソウルデヴァイス

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)コウ達はソウルデバイスというキャラ固有の武器で戦うことになり、エレメントをセットすることにより能力を強化することができます。

主なエレメントは攻撃力を上げたり、特定の属性の敵に与えるダメージを増加したり、「炎症」などの状態異常を与えるものがあり、レアなエレメントは一定の確率で敵の攻撃を防いだり、攻撃するたびにHPを回復できるものなどさらに使い勝手のいい便利なものがあります。

また異界で手に入れた素材を使うことでエレメントを作成したり、エレメントをはめるグリッドを強化することでアビリティを取得することもできます。

ダンジョンとバトル

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)異界への入り口を発見して中に入ることで広大な迷宮をグリードと呼ばれる魔物と戦いながら進んで行くことになります。
最奥に潜むボスを倒せば、そのダンジョンの出現に関わった人々の異変や事件が解決してストーリーが進行します。

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)武器や魔法はキャラクターごとに個別で用意され、通常攻撃の他にボタン長押し、ジャンプ中に攻撃ボタンを押すなどの簡単操作で様々なアクションが発動できます。
もちろん、キャラクターごとに攻撃方法や属性が異なります。

またゲージを貯めることで「Xドライブ」や「Xストライク」など必殺技が使え、「eX+」で新たに追加されたEXポイントを貯めればEXスキルによる強烈な攻撃ができます。

EXポイントは比較的貯まりやすいので要所要所で出し惜しみしない方がスムーズにゲームを進められ、非常に使い勝手に優れています。
またダンジョンクリア後には「ステージリサルト」でダンジョンの脱出時間、クリアタイムやダメージ率などで評価が出ます。

おまけ要素

東亰ザナドゥ eX+は、メインストーリーとアクション性の高い戦闘だけでも十分楽しめますがおまけ要素も色々あります。

上記の交流イベントの他、クエスト受注によるサブイベントで依頼を完遂することで特殊パラメータを上げたり、ゲームセンターではカードゲームやもぐらたたきも楽しめます。

なお特定条件を満たすことで「Chara Viewer」という鑑賞モードが使用になり、キャラのズームや回転、技のアクションなどを鑑賞することができます。

eX+(エクスプラス)の追加要素

Playstathion4の「東亰ザナドゥeX+」はオリジナルの「東亰ザナドゥ」にはない以下の要素が追加されました。

・グラフィックのフルHD化
・「タイムアタック」や「ボスラッシュ」などの新モード追加
・「Chara Viewer」というキャラの鑑賞モードを追加
・コウの自宅に家具を配置できるようになり、組み合わせによりイベントが発生する
・章と章の間にサイドストーリーが追加され、コウ以外のキャラクターにスポットをあてて展開される
・コウたちが携帯しているサイフォン操作時に設定したキャラのボイスが流れ、ダンジョンで支援も受けられる
・本編クリア後に大ボリュームの「アフターストーリー」が選べ、追加のストーリーやクエストを遊べるようになる
・それに伴い新グリードや新ダンジョンも追加される
・難易度設定に「カラミティ」を加え5段階に
・親友のリョウタなど新プレイアブルキャラ3人追加
・EXポイントを消費してキャラごとにEXスキルが使用可能
・Xドライブ中にパートナーが参戦

これだけやり込みや新要素が増えてるのでPSVitaとPs4のいずれも所持しててもPS4のeX+を選んだ方が絶対おトクですね!

「東亰ザナドゥ」デモムービー

「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」テレビCM

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★★★

総評<ややネタバレあり>

まず難易度についても思うところがありました。
私はノーマルでゲームをやりはじめて、最初のボス戦にしては(ちょっと難しいかな?)と思ってました。(このゲームは回避抜きの突撃スタイルではほぼどのボスにも勝てません。)

敵が強く感じたので2、3章と進んでも買い物は回復系優先になってしまい、装備などにお金が使えませんでした。(もちろんいつでも過去のダンジョンに戻って稼ぐことはできますが。)

ただ、中盤以降はボス戦がチョロくなりました。

東亰ザナドゥ eX+(東京ザナドゥ エクスプラス)

それは必殺技の「EXスキル」が3回使え、「Xストライク」が2回使えるようになった辺りからです。
基本的にドライブゲージはボス戦まで温存しておいて、ボスと対面して「Xドライブ」をいきなりぶちかましといてその後に「EXスキル」や「Xストライク」を使い切ればほとんどのボスはHPが半分くらいに減っています。

少し経てばまたドライブゲージが貯まってて再びXドライブを使えるので勝ちはほぼ確信できるレベルです。
あとはゲージが回復するたびにひたすらEXスキルやXストライクを使っていくだけです。
そのため、中盤以降のボス戦では回復アイテムはほとんど使わなくなりました。

いくらなんでも必殺技が3種類もあって交互に使い続けられるとかやりすぎだろ!
と思ったのは私だけでしょうか…。

まぁこれも難易度によるでしょうけど、ノーマルは操作が慣れてからは結果的には本編は難しくはなかったです。
アクションに自信があり、歯ごたえのある戦闘を楽しみたいならノーマルより上の難易度を選択することをおすすめします。敵が強くなるばかりではなく、アイテムの使用制限などが発生します。

なお会話のウインドウやストーリーやイベントの進め方、エレメントをはめてスキルを得たりすることなどシステム面においてはアクションかRPGの違いを除けば、ほぼ「閃の軌跡」シリーズに酷似しています。

「東亰ザナドゥ」と「閃の軌跡3」の発売の間が2年もあるのにあまりにも変化が見れないのは現在のところシステム面としては完成されているのかもしれません。
悪く言うと手抜き、ネタ切れというのも否めません。

状況が変わって人々の会話内容も変わり、エリアごとにまた話し周る面倒くささ、膨大な書物をじっくり読む気になれない部分も同じです。

他にも閃の軌跡3同様、都合よすぎる強設定、有能設定のキャラが実に大勢いること。

閃の軌跡3は強設定キャラが敵味方あわせて何十人といる大安売りな世界で、「東亰ザナドゥ eX+」もそれに近いものがあります。
ほぼモブに近いようなキャラでも、助っ人に来てあっさりグリードを倒したりして(そんならあんたが戦えよ)と思わずにいられないほど説明がつかないところが多いです。
加えてやけに物事を事前に察知してたり手回しがよかったりする有能キャラも実に多い。
他にも身分や立場を隠していたりとか、腹に一物抱えて裏で何か企んでるキャラとか今回もよくでてきます。

つまり、物語に関わる人の中では普通の人の方が少なく感じる。

自分らが苦戦してるレベルの敵をモブクラスの助っ人があっさりと退けたりするのは本当にシラけるし、これらはもうファルコムゲームの十八番演出なのかもしれませんが、あまりにもワンパターンすぎて意外な物も意外じゃなくなる気がしてしまいます。
それにファルコムは「謎のロリっ子」をゲーム内に一人は入れないといけない決まりでもあるのでしょうか?

システムや設定、演出が似てる分、不満点も閃の軌跡3とほぼ同じです。
出てくる女子がやたら主人公に絡んでくるハーレム展開の閃の軌跡3に比べればそこは男女比率も含めいくらか緩和されてます。
(順番的に私はeX+より後に発売された閃の軌跡3を先にプレイしてしまいました。)

閃の軌跡3の批評

逆にいえば不満と言える不満はこんな程度です。

ゲームとしては爽快でアクション性の高いバトルが楽しめ、素材を集め、武器やエレメントをカスタマイズしたり、サブイベントや豊富なミニゲームなどでき、時間を忘れて遊んでしまいます。

一部意地悪なギミックがあるもののダンジョンはそれほど複雑ではなく、マップもいつでも見れるので迷うことは基本ありません。
クリア済みのダンジョンもレベル上げなどで何度も自由に出入りできるようになるのでるのでゲームを進めて行くうえ自分のやりたいことから自由にできるのがいいですね。
それにダンジョンはカッコいいBGMが豊富にあります。

やりこみ要素が多く、本編終了後にはアフターストーリーも遊べるのでアクションゲームとしてはボリュームもあり、長く楽しめるゲームです。

 

 

 







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