1997年1月31日発売(スクウェア:現スクウェア・エニックス)
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ファイナルファンタジー7は全てが圧倒的スケール!2020年4月にはPS4でリメイク版が発売!
ファイナルファンタジーⅦのリメイク作品である「FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE(ファイナルファンタジー7リメイク)」の発売日である4月10日まで三ヶ月を切りました!(現時点ではPlaystation4のみ)
※発売日は2020年3月3日から4月10日へ延期されました。
公式によるとミッドガル脱出までの原作にオリジナル要素を追加し複数回に分けて展開される予定の第一弾となります。
とにかくグラフィックを見ただけでも期待が高まります!
何度かシリーズN0.1ともいえるファイナルファンタジー7のリメイク版の話はありましたが、もう現実的にプレイできる日が目の前に迫ってきてます。
PS4になってどのように進化してるか発売日が待ち遠しいですね!
そしてそれを祝して今回はオリジナルであるPlayStatoin(プレステ1)版の紹介とレビュ―をさせていただきたいと思います。
ファイナルファンタジーⅦは前作のスーパーファミコンからPlaystationへとプラットフォームを移し、システム、グラフィック、サウンド、ボリュームなど全体的にグレードアップしています。
アメリカ版の追加要素を逆移植した「ファイナルファンタジー7インターナショナル」や「アルティメットヒッツ版」もあり全世界で売り上げ本数が累計1000万本を突破した驚愕のビッグタイトルです。
ファイナルファンタジー7のストーリー
科学文明が栄える街「ミッドガル」では巨大企業の神羅(しんら)カンパニーが支配し貧困のさが激しかった。
星の生命エネルギーである魔晄を搾取する神羅カンパニーのやり方にバレットをはじめとする反乱軍・アバランチが復習の為、壱番魔晄炉爆破作戦を遂行することとなる。
アバランチには元・神羅カンパニー直属部隊ソルジャーの一員であるにも関わらず傭兵として雇われたクラウドの姿があった。クラウドはこの戦いを序章に自身の失った記憶が明らかになっていく。
ファイナルファンタジー7のキャラクター
クラウド・ストライフ
ファイナルファンタジーⅦの主人公の元ソルジャー。
過去の実験により記憶を失っている。
武器は大きな剣で「興味ないね。」など無関心で冷たい口調が多い。
バレット・ウォーレス
神羅に対抗するべく結成された反乱組織・アバランチのリーダー。
武器はギミックアームによるマシンガンなどによる遠距離攻撃とドリルやチェーンソーなどの近距離攻撃を使い分ける。
ティファ・ロックハート
ニブルヘイムの事件で森羅を憎みアバランチに参加することになり、後にミッドガルへで幼馴染のクラウドとする。
武器はグローブによる打撃攻撃。
エアリス・ゲインズブール
ミッドガルに住む花売りでクラウドと出会うことで古代種と呼ばれる種族の末裔としての責務を果たすべく行動することになる。
武器は杖で非力だが、回復系のリミット技を使える。
レッドXIII(サーティーン)
レッドXIIIはコードネームであり、本名はナナキ。
森羅カンパニーの研究所で実験に使われてたところをクラウド達に助けられともに戦うことになる。
武器は髪飾り。
ユフィ・キサラギ
故郷のウータイの復興のためにマテリアを狙う忍者。
明るいお騒がせキャラ。
武器は手裏剣。
仲間にしなくてもクリアは可能。
ケット・シー
デブモーグリに乗って関西弁でしゃべるぬいぐるみ。
正体は森羅カンパニーのリーブが遠隔操作をしている。
武器はメガホン。
ヴェインセント・ヴァレンタイン
ニブルヘイムの森羅屋敷の地下で眠っていた元タークスのメンバーでモンスターに変身できる。
武器は銃。
仲間にするには手間がかかるが加えなくてもクリアはできる。
シド・ハイウインドウ
かつての森羅カンパニーのエンジニアで宇宙への憧れが強い。
飛空艇「ハイウインドウ」はファミリーネームから名づけられた。
武器は槍。
セフィロス
かつての森羅カンパニーのソルジャーでストーリーの鍵となる人物。
ジェノバプロジェクトの人体実験により人類や星を激しく憎むようになる。
武器は大太刀。
ストーリーのメイン画面では背景こそ描き込まれてますが、キャラクターは3頭身のポリゴンで描かれてます。
ファイナルファンタジー7のマテリアシステム
ファイナルファンタジーⅤではアビリティシステム、ファイナルファンタジーⅥでは魔石システムなどによりキャラクターを強化させることができました。
ファイナルファンタジーⅦでは魔法や特殊効果のあるマテリアを武器や防具の穴にはめることでキャラクターを強化することができます。
キャラクターは基本能力に差がありますが、マテリアを装備することでHPの少ないキャラのHPを増やしたり弱点を補うこともできるようになります。
武器や防具のマテリアをはめる通常の穴や連結穴の数は装備により異なります。
例えばHPを回復させる魔法である「ケアル」のマテリアと全体を対象にする「ぜんたいか」のマテリアの2つを連結穴に入れて連結させた状態でケアルを使うと参加メンバー全員にケアルが実行されます。
同様に「ほのお」と「ぜんたいか」を連結させればファイア使用時に敵全体に魔法を放つことができます。
魔法以外にも、防具に「ほのお」と「ぞくせい」を連結させれば炎属性の防具に変化したり「ぬすむ」をつければ敵からアイテムを盗んだりなど工夫して強いキャラクターを作るのがマテリアシステムの面白い所です。
ファイナルファンタジー7の戦闘
一部を除いて戦闘に参加できるメンバーは最大3人までとなります。
シリーズ同様にATB(アクティブ・タイム・バトル)が採用され、WAITゲージがたまったキャラクターから行動できます。
敵から攻撃を受けるなどリミットゲージをためることでリミット技が発動できます。
強力な攻撃だけでなくキャラクターによっては回復やサポートなど様々な効果があります。
また今回から召喚魔法を使った時の召喚獣の登場演出も迫力が倍増!
ファイナルファンタジーⅦにしか登場しない召喚獣もいます。
ファイナルファンタジー7のミニゲーム
ファイナルファンタジー7には多くのミニゲームが用意されています。
ストーリー上のイベントとして突然発生するものの他に、後にゴールドソーサーというアミューズメントパークのゲームセンターで遊ぶことができるようになるのもあります。
Gバイクはバイクに乗ったクラウドを操作して迫りくる敵バイクに対し剣や体当たりで倒します。
自分だけでなく味方の車を攻撃されてHPがなくなってもゲームオーバーとなります。
このゲームのBGMはスピード感あふれるアクションにマッチしてて非常にカッコいです。
チョコボレースは競馬に似たレースで1位と2位を予想します。
自分で育てたチョコボにクラウドが乗って実際に操作することもできます。
体力の配分と勝負どころの見極めが重要です。
潜水艦ゲームは自機である潜水艦を操作し標的である敵潜水艦をを探して魚雷で撃沈するゲームです。
前後上下左右斜め360度に動け、障害物などもある中で海底の敵を見つけ、さらに魚雷を命中させなければいけないので難易度は高く、しかも制限時間まであります。
私は好きではありません(苦笑)。
このほかにもユニット型のシミュレーションゲームや雪山を滑走するスノーボードゲーム、チョコボの育成など全部で10種類以上ものミニゲームが搭載されています。
ゲームストーリー中の細かいミニゲームも含めるとかなりの種類が楽しめます。
チョコボの育成はそこまで必須ではないですが、成長させて特殊なチョコボを生み出すことができます。
空からでも入れない、通常では行けない場所もその特殊なチョコボに乗れば進行することができるようになり、強力なアイテムやマテリアを手に入れることができるようになります。
息抜きの為にあるようなミニゲームも強力でレアなアイテムなどをチラつかせると本編そっちのけで熱中するほどバラエティに富んだものばかりです。
ファイナルファンタジー7の評価と感想
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★★★ |
熱中性 | ★★★★★ |
キャラクター | ★★★★★ |
音楽 | ★★★★★ |
難易度のバランス | ★★★★★ |
ファイナルファンタジー7は本サイトで紹介しているゲームの評価するポイントにおいて現時点で初の満点となりました!
マテリアルによる非常に良く練られたキャラクターの育成やカスタマイズ性、時間を惜しまず長時間プレイしたくなるゲーム展開、個性豊かで親しめるキャラクターの面々、サントラCDも買いたくなるほどの名曲の数々、簡単でも難しくもない絶妙な難易度のバランス。
それに加えて本編のボリュームはもちろんミニゲームややり込みの豊富さ。
もっといえばタイトルに「ファンタジー」とつきながらありがちのファンタジー異世界ではなく、独特の世界観があります。
「ゲームの中で行きたい場所は?」と聞かれれば「ミッドガル!」と即答できるほど好きです。
ゲームを楽しむ為のあらゆる要素において文句のつけようがありません。
プレイステーション、ファイナルファンタジーを代表する作品として納得できるタイトルです。
なぜか今まで自分がここで紹介してなかったのが不思議なくらいでもうすぐリメイク版が出るのでタイミング的には良かったです。
80年代からファミコンで遊んできた自分の世代は30年以上常に家庭用ゲーム機の進化を見てきました。
ファミコンからスーパーファミコンになった時はアクトレイザーで衝撃を受け、「第5世代ゲーム機」にあたる次世代機抗争で勝ち抜いたPlayStationのゲームでマシンの性能をこれでもかと見せつけてくれたゲームがこのファイナルファンタジーⅦでした。
それまでファイナルファンタジーのⅠからⅥはファミコン、スーパーファミコンと任天堂のゲーム機で発売されていたのですが、当時のNINTENDO64の発売時期や性能のことを踏まえてFFⅦはPlayStationで発売になったという経緯があります。
ちなみに1997年当時はデジキューブが始動して発売日にコンビニでプレイステーションのゲームを購入できるようになった時代です。
言うまでもなくファイナルファンタジーシリーズではトップクラスに人気があり、全プレイステーションのゲームではドラゴンクエストⅦの410万本、ファイナルファンタジーⅧに次ぐ歴代3位で327万本出荷しています。
(個人的にⅧの本数はⅦの人気があってこそでありゲームとしてはⅦの方が圧倒的に好きです。)
ファイナルファンタジーシリーズはどれも好きですが、どれが一番となるとⅢかⅥかⅦで迷うところです。
グラフィックに関しては現行のPS4に比べればこの時代のゲームを知らない方からすればいささかクオリティが低く見られるかもしれませんが、ポリゴンを利用したキャラや細部まで描き込まれた背景、重要イベントで挿入される美しいCGムービーなどは当時では他を圧倒していました。
ゲームそのものも面白いのに音楽もグラフィックもファイナルファンタジーⅦはPlayStationのゲームの中で最高峰といっても過言ではありません。
プラットフォームを変更して強化したことにより、ゲームのシステムだけでなくストーリー面においてもクラウドやティファをはじめとするキャラクターの心境を描いたドラマティックな要素もよく表現されてます。
これだけ色々と風変りすると難しく感じがちですが、難易度は一部ボス以外はそこまで高くないです。
まずマテリアによるキャラクターの強化は誰もが夢中になると思います。
いかにしてどのような組み合わせを作れば自分がゲームを楽に進められるか考えるようになるからであり、それが楽しいです。
強いていうならば、マテリアの強化への依存が高すぎるばかりに、見た目ほどキャラクターの能力に大きく差異はないかもしれません。
どのキャラクターでもマテリアを組み合わせ、役割をきちんと決めておけば強くすることができます。
メディアがCD3枚組でボリュームはもちろんありますが、決してダレることなく合間にストーリー上でミニゲームがちょこちょこ発生するので展開的にも全く飽きません。
強力なマテリアやアイテムを手に入るサブイベントの数々は無理しなくて自分のペースでできる分でも大丈夫です。
ただ最後の召喚魔法など時間をかけて苦労した方が報われるだけの報酬はきちんと用意されています。
チョコボ育成は最後までやりましたが本当に大変でした(苦笑)。
終盤は人数が多い方が有利なのでユフィやヴィンセントは仲間にすることをおすすめします。
ファイナルファンタジーⅦは超メジャータイトルではありますが、シリーズそのものをプレイされたことがないという方もまだいると思います。
ただナンバリングが増えると初心者の方は途中から始めることに躊躇しがちだと思います。
ただ私はファイナルファンタジーⅦはシリーズ初心者の方にも向いてるタイトルだと思います。
というのもファミコン時代のⅠ~Ⅲはどれもクセが強くRPGがドラクエに慣れてる方からすれば急に強い敵や攻撃が効かない敵があらわれたりして難易度はドラクエよりも高く感じました。
バランス面が改善されたファイナルファンタジーⅣもおすすめできますが、クラウドなどシリーズを代表するキャラを確立し、ほどよい難易度でマテリアによるキャラ育成を楽しめるファイナルファンタジーⅦこそ初心者におすすめできる作品となります。
興味があればオリジナルでもリメイクからでもファイナルファンタジーシリーズの代表作をプレイしてみて下さい!
昨今ではA.D.M.S(オート分岐マッピング・システム)を採用しパラレルワールドを駆け巡る名作アドベンチャー「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」もそうでしたが
オリジナルの発売から20年以上経ってからリメイクする作品というのは、それだけ後世に残すべきゲームとしてどの時代でも受け入れらると確信された名作だからと思います。
私なんかでもほんの少しでもそれを伝える役割を果たせれば幸いです。
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