2012年3月30日発売(天狐)
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英雄戦姫は歴史上の英雄の名を持つ美少女が60人以上登場!
英雄*戦姫(以降、英雄戦姫【えいゆうせんき】)は架空の世界を舞台にした地域制圧型シミュレーションゲームです。
本作のオリジナルはPCのアダルトゲームになりますが、2013年にアダルトシーンを削除し新規イベントなどを追加したPlaystaion3版が、2014年には新規キャラクターを追加したPlayStation Vita版が5pb.Gamesより発売されました。
またVita版の少し前にはPCで二作目にあたる「英雄戦姫GOLD(ゴールド)」も発売されています。
※本記事はPC版をベースに記載しております。
英雄戦姫のストーリー
少女もしくは妙齢の女性ばかりの世界。
ここでは生まれた時代が異なる英雄達が各々の国を統治していた。
島国「ジパング」にある邪馬台(やまたい)のヒミコは織田信長とジパングの覇権を争っていたが、信長に挑んでは雑な采配で敗戦していた。
絶対絶命の中、ヒミコが祈ると天から一人の青年が現れる。
その青年はやがてジパングの王となり、ヒミコとともに世界制覇に挑むのであった。
英雄戦姫のキャラクター
英雄戦姫の主人公はチハヤ(名前変更可能)は、ジパングでヒミコ、ヤマトタケルと知り合います。
主に登場するキャラクターは源義経、ナポレオンなど歴史上の英雄と同名のキャラクターが60人以上登場し、やがてジパング軍に加わってくれます。
仲間は攻め込んだ国の地域をすべて制覇したりイベントを経て次々と増えていきます。
各キャラクターには攻撃力や防御力などの基本パラメータや武器のタイプ(職種のような概念)が異なります。
タイプは9種類あり、距離や相性が異なるので戦闘に合わせたメンバーを連れていくのが重要です。
英雄戦姫のシステム
ゲームは日本をモデルにした「ジャパン」の邪馬台という国からはじまり、まずはジャパン統一を目指します。
1ターンに行動ポイントの数だけ実行できます。
資金は兵力を増強させたり補充するために使用します。
兵力の数は攻撃力に直結するので、資金を惜しまずどんどん使うことをおすすめします。
このゲームはどんどん仲間が増えていきますが、ミッションや戦闘でもそれなりに人数が必要になります。
それでもお気に入りのキャラを集中して強く育てるなど自由です。
ミッションはストーリーを進めたり資金を得たり各キャラの好感度を上げるイベントを見たりと内容は様々で、時には戦闘も発生します。
ミッションを実行するには条件のスキル(探索・交渉・研究・作成・航海・登山)を持ったキャラが指定された数字分必要になります。
ミッションも戦闘も実行したキャラはそのターンで行動ができなくなるので兵力が減少したキャラをミッション要因にするなど役割を考える必要がでてきます。(面倒なら自動選択も可能です。)
仲間のキャラごとに好感度を上げるイベントが用意され、回数はキャラによって異なります。
好感度を上げると様々な恩恵があり、アイテムの装備枠が増えたり、必殺技を習得したり、特定のキャラではHイベント(PC版のみ)も見ることができます。
そして最大までキャラの好感度を上げると「英雄技」という強力な必殺技を習得することができます。
英雄戦姫の戦闘
敵国に攻めたり、逆に攻め込まれると戦闘シーンになります。
戦闘では6×3のマスのフィールドで行われ、中央より左側の3×3マス内に6人まで自軍のキャラを配置できます。
出撃したキャラの武器のタイプで攻撃できる範囲が異なり、敵との相性により威力が増減します。
左上のゲージを貯めれば貯めた星の数内の必殺技を使用することが可能となります。
なお敵軍と距離ができて攻撃がとどかない場合は「前進」することで距離を詰めることができます。
英雄戦姫GOLD
PCゲームでは2014年3月に「英雄戦姫GOLD」が発売されています。
「英雄戦姫」の続編というよりは、各国のキャラとは初対面からの設定で始まり、新たに世界制覇を目指すのでifストーリーに近いです。
基本的な国や登場するキャラは同じですが、新キャラも追加され、ミッションの選択時の必要能力の仕様変更などがされています。
戦闘では敵側の英雄を必殺技で倒すと脱衣CGを見ることができるようになりました。
また条件を達成することでトロフィーを獲得し、周回での引継ぎ時にポイントが得られるようになります。
「英雄戦姫」が好きでもっと遊びたい!という方にはおススメです。
英雄戦姫のオープニングムービーとゲーム紹介ムービー
※PC版は18禁です。
英雄戦姫の感想(ややネタバレあり)
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★★ |
熱中性 | ★★★★ |
キャラクター | ★★★★★ |
音楽 | ★★★★ |
難易度のバランス | ★★★★ |
英雄戦姫を語る上でまず挙げなければいけないのはキャラクターの多さ!
各国を制圧してゲームを攻略して行けば次々に仲間が加わり、60人以上もの英雄が味方になってくれます。
これだけの美少女キャラが多いとキャラがかぶったり、中にはキャラの存在意義自体も薄れていくような感じもしますが、1人1人にきちんと好感度イベントが用意され、最終の英雄技も個別に用意されているほど丁寧に配慮されています。
本当にどのキャラも個性豊かでこれだけの人数を個々に細かく設定できてるのは頭が下がります。
ただ人数が増えれば増えるほどミッションがどんどん追加され、ミッションや戦闘メンバーを選ぶのにターンごとにキャラの使い分けを考えるなどゲーム進行が結構大変になります(苦笑)。
なおPC版を「エロゲーとして楽しみたい」と期待する方には一部のキャラのHシーンがなかったりと少々不満に思うところはあるかもしれません。
「英雄戦姫」ではそうしたシーンのなかったキャラも「英雄戦姫GOLD」でいくらか見られるようにはなりました。
そして英雄戦姫は、ゲームとしては舞台が架空の世界と日本の違いこそあれ、
基本、兵力を上げ、イベントを進めてキャラの好感度を上げ、領土を拡大していくという一連の流れはアリスソフトの「戦国ランス」に似ています。
ただ英雄戦姫の方が難易度が低くかなりシンプルで遊びやすくなっています。
戦国ランスの難易度を上げていた「ターンで定められた強制イベント」や「1ターンで複数の国から攻め込まれて回復が追いつかない」という状況はほとんどなく、英雄戦姫は自分から宣戦布告しない限り複数の国から同時に攻め込まれることは一部のイベントが重ならない限りありません。
ミッションの会話イベントを全て消化してから次は宣戦布告して戦闘中心に切り替えるなど、自分のペースでゆったりと遊べます。
ただ敵国にはある程度の強弱が設定され、弱い国より強い国を先に攻略することでレアアイテムが出現し、受け取る選択肢が出るのですが、それを取得すると敵の強さが上がる仕様になっています。
そして…わかる方もいるでしょうが「地域制圧型シミュレーション」というジャンル名はその戦国ランスで使用されていたもので、それは問題ないのか…と思ったらアリスソフトにはきちんと許可をとっていたようです。
そうした縁からかこの英雄戦姫には戦国ランスから上杉謙信が電撃参戦してくれるというサプライズがあります!(※PC版「英雄戦姫」のみで確認)
「英雄戦姫」はたくさんの美少女の仲間を増やして領土を拡大していくシミュレーションゲームが好きな方には非常におすすすめできるゲームです!
そしてまだまだ遊び足りないという方は「英雄戦姫GOLD」も購入してプレイしてみて下さい。
戦国ランス(Win)
平成最後の日、ゲームレビューに選んだのは戦国ランスです。
ランスシリーズの7作目は日本をモデルにしたJAPANで繰り広げられる地域制圧型のシミュレーションゲームでそのゲーム性の高さ、面白さは今までプレーしたゲームでトップクラスです。(19/04/30)
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