ファイヤープロレスリングワールド(PS4版)

2018年8月7日発売(スパイク・チュンソフト)

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw

あの「ファイプロ」が13年ぶりに復活!

ファイヤープロレスリングワールド(ファイプロW)は伝説のプロレスゲーム「ファイヤープロレスリング」シリーズの前作であるPlaystation2の「ファイプロ・リターンズ」以降、なんと13年ぶりのコンシューマ機に復活したファイプロです。(先行してSteam版は2017年に発売)

私は90年代を中心に、テレビで全日本プロレスと新日本プロレスを見ていた時期があり、「全日四天王」や「闘魂三銃士」の試合を本当に何度も何度も毎週ワクワクさせられました。
ちなみに一番好きなレスラーは川田利明です。

プロレスが好きだったから当時からスーパーファミコン版をはじめファイヤープロレスリングシリーズをほとんどプレイしていたので、最近こそテレビのプロレスはほとんど見なくなったものの今回のファイプロの復活は非常に楽しみでした。

ファイプヤープロレスリングシリーズとは

実在のレスラーをモデルにした架空のレスラー(アントニオ猪木→ビクトリー武蔵など)が多数出演するプロレスゲームで一人一人の使用できる技数が多いのが特徴です。
シングル勝ち抜き戦、トーナメント、イリミネーションマッチ、リーグ戦など実際のプロレスのルールに沿った遊び方ができます。
シリーズを追うごとに登場レスラーが次々と増え、使える技数も増え、雪崩式を搭載し、時にはストーリーモードを搭載し、エディットモードを搭載し、女子プロ版なども販売し、様々な形で進化をみせてきました。
(作品ごとに登場レスラーや遊べるルールなどは異なります。)

ファイヤープロレスリングの一作目はPCエンジンになりますが、一番多くシリーズが発売された機種はスーパーファミコン版で、私は全てプレイ済みです。

ファイプロが当時のプロレスゲームの中で好評だった特徴として「使えるレスラーの数の多さ」もありますが「技のかけ方が独特」だったのが大きいと思います。
昔のゲームはとにかく相手と組み合ったらボタンを連打して速い方が優先され技が成功するというものばかりでした。
それにより友達同士で対戦すると連打が早い人に対してはまったく勝てないというどうしようもない不公平さがありました。

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw
が、ファイプロは相手と組み合って腰を落としたタイミングでボタンを押すと技が成功する仕様です。
つまり、連打が早い人よりも定められたタイミングをより正確に押せる方に優先されます。
もちろんこの操作も得意不得意はありますが、ボタン連打に比べればハンデのない、かなりの平等さを実現したシステムといっていいと思います。
ちなみにシリーズが進み、技をかけるタイミングは腰を落とすアクションからガッチリ組み合うアクションに変わりました。

レスラーが多く登場するとそれだけ使用できる技の種類も増えます。
ファイプロはレスラーが増えても一人一人の技を丁寧に作り、技のかける態勢から成功するまでの細かい動きも非常に滑らかに表現できてたのがプロレスファンからも高い評価を得ていた要因だったと思います。

収録レスラー

今回のファイプロワールドは新日本プロレスとコラボしているので「オカダ・カズチカ」や「棚橋弘至」など新日本プロレスマットで活躍している39名のレスラーを実名で使えます。
またファイプロワールドオリジナルの団体「SWA」の所属30名を加え、計69名のレスラーを操作することが可能です。

今までのシリーズを遊んで来た方ならファイプロレスラーでお馴染みの「氷川」や「ドゥガン」など他メジャー団体のレスラーが使えないのは寂しいですが、後に紹介するエディット機能で対処がされています。

試合形式やルール

ファイプロワールドは様々な形式で細かいルールを設定して色々な対戦を楽しめ、オンラインプレイではではネット経由で他のユーザーと対戦することができます。

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw「金網デスマッチ」は相手がダウンしてる隙に金網をよじ登って場外にエスケープしたレスラーの勝利となります。
相手へのダメージが足りないと邪魔されて追い抜かされる可能性があるのでタイミングが重要です。

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw「断崖爆弾デスマッチ」はコーナーの4カ所と場外に有刺鉄線が配置され、さらに場外には爆弾もしかけられています。うっかり場外に落とされると爆発して大ダメージを受け、戦況が悪化し思わぬ逆転負けもあり得るので注意が必要です。

「バトルロイヤル」は最大8人まで参加が可能。最初から8人や時間差で追加されるなど細かい設定もできます。

こちらで紹介した以外にもタッグマッチや格闘技戦などまだまだ色々な楽しみ方ができます。

ファイティングロード

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw「スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL」「ファイプヤープロレスリングG」「ファイヤープロレシリングZ」に搭載されていたストーリーモードもファイプロワールドでは「ファイティングロード」として遊べます。
ある少年が新日本に入団し、IWGチャンピオンをを目指すストーリーです。

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw試合の間にはトレーニング画面に切り替わり、トレーニング内容によってプレイヤーのパラメーターを上げることができます。また外見のエディットや技装備の変更もでき、使える技はストーリーが進むと増えていきます。

「ファイティングロード」や「ミッションモード」はただ試合に勝つだけでは先に進むことはできません。
プロレスラーはお客さんを楽しませ、試合を盛り上げるのが重要な要素であり評価となります。
時には相手の技をあえて受けてたり、接戦に持ち込んだり、最後はしっかり必殺技で決めるなど時にはお客さんの満足度を規定値まであげないと次に進むことができないなどなかなかシビアな進行となっていて、リアルのレスラーに求められる試合作りがこのゲームでも必要とされます。

エディット機能がすごい

ファイヤープロレスリングワールドファイプロw今回もエディット機能を搭載していて自分のお好みのレスラーを作ってゲームで遊ぶことができます。
とにかく今回のエディット機能は半端ないです!
顔のパーツだけでも膨大な数で色も部分的に設定でき、顔の大きさ、腕の太さなど細かく設定するので色々なスタイルのレスラーを作ることがことが可能です。
また必殺技には好きな名前がつけられるので夢が広がりますね。

このエディットの充実さにより、ユーザーは色々な漫画のキャラクターなどでもかなり近い再現度で作成することが可能となりました。

ユーザーの作ったレスラーをダウンロードして遊べます

ファイヤープロレスリングワールドファイプロwこのエディット機能の進化により、今回搭載されたかった現新日本レスラー以外の他団体や過去のレスラーもファイプロファンのユーザーが作成してて「FPW NET(ファイプロネット)という専用のホームページでダウンロードして遊べちゃいます。

とにかくプロレスファン、ファイプロファンのレスラーに対する愛、こだわりが強く私のように昔からファイプロで遊んで来た人間でも驚愕する完成度の高いレスラーばかりです。

↑マメに集めたエディットレスラーの一部をご紹介します

他にもラブライブ!などのアニメのキャラクターや、リアルな芸能人などもモデルにして作成されたレスラーもあり、持ち技もイメージしてあてはめ作ってあります。
これが本当に多種多彩で面白くて笑えてダウンロードページはよくチェックしています。

ファイヤープロレスリングワールドファイプロwシングルで実現できなかった元全日本・三沢光晴vs元新日本・武藤敬司の幻のエース対決!

ファイヤープロレスリングワールドファイプロwマク○ナルドvsケン○ッキーの禁断の対決がファイプロマットで!

ファイヤープロレスリングワールドファイプロwガチャピンの噛みつき攻撃に血まみれになって倒れる変態仮面…。子供たちの人気者はまさかのヒールでした…。

※紹介したエディットレスラーの制作者
三沢光晴:koanbutoさん
武藤敬司:MIC_AIKさん
ドナルド、ガチャピン:HIMASK2018さん
カーネルサンダース:keana8181さん
変態仮面:yosiwさん

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★★
キャラクター ★★★★★
音楽 ★★
難易度のバランス ★★★

総評

プロレスファンはもちろん、プロレスをあまり知らない方でも全然楽しめるゲームです。
プロレスゲームの集大成といっていいほど、様々な試合形式やルールで遊べ、ストーリーモードも搭載され、エディットレスラー作成したりダウンロードして試してみたりと色々な遊び方が楽しめます。

13年空いていたとはいえ、技のグラフィック表現は非常に細かく、態勢から完成までのモーションも素晴らしい出来で、「こんなムーヴまで再現しているのか!」と感心してしまいます。

過去の全日本系のレスラーをはじめとする多くの他団体レスラーがデフォルトで使用できないのは非常に残念ですが、これも現状のプロレス界や架空の名前が使用できない時代の流れなので仕方ありません。
その分、エディットレスラーの高い完成度の数々のレスラーの提供で十分すぎるほど補えています。
ユーザーが作ったお好みのエディットレスラーを探して使ってみるのがめちゃくちゃ面白くて時間がいくらあっても足りません!

ユーザーが作ったオリジナルのレスラーをダウンロードして遊べることになり、ファイプロワールドは夢の対戦が次々と実現可能となった「進化したファイプロ」を見せることができたのではないでしょうか。

それに世間には、世界にはまだまだこんなにファイプロファンがいたんだ、と改めて実感できたのが嬉しかったです。


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