2021年5月20日発売(アクワイア)
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アキバズドリップ ファーストメモリーは相手の衣服を奪うストリップアクション第1弾のHDリマスター版
2011年5月にPSPで発売された「AKIBA’S TRIP (アキバズトリップ)」は
戦闘で相手の着ている服を脱がすことで勝利するという一風変わった「ストリップアクション」が話題となったゲームでした。
そして2021年5月にはPS4とNintendo switchで
シリーズ10周年記念としてオリジナルのシステムや一部に新要素を追加した「AKIBA’S TRIP (アキバズトリップ)ファーストメモリー」がHDリマスター版となって復活しました!
いずれの機種にも「限定版」があり、特典として15人のイラストレーター完全描き下ろしの40ページにわたるビジュアルブック、オリジナル「AKIBA’S TRIP」のゲーム攻略や設定資料が掲載されてるオフィシャルコンプリートガイド復刻版、全46曲を収録した2枚組のミュージックCDが付属します。
アキバズトリップ ファーストメモリーのストーリー
秋葉原の街ではカゲヤシという化物が人間に扮し人々を襲っていた。
ある日、主人公のナナシは消息を絶っていた友人を発見したが、自身もカゲヤシの阿倍野 優に襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。
その状況に優と一緒にいた文月 瑠衣は彼が去った後、ただ死を待つだけのナナシに対し自らの血を分け与えた。
その後カゲヤシとして復活したナナシはNIRO(ナイロ:国内情報調査機構)の御堂 聡子と知り合い、カゲヤシが有望な若者が集まる秋葉原の街に狙いを定め人類引きこもり計画を目論むんでいることを知る。
高い身体能力を持つカゲヤシの能力を得たナナシは、NIROとともにカゲヤシ撲滅の為協力することになった。
アキバズトリップ ファーストメモリーのキャラクター
ナナシ(名前の変更は可能)
本作の主人公で18歳の予備校生。
瑠衣に助けれられてカゲヤシの力を分け与えられることで様々な事件に巻き込まれていくことになる。
文月 瑠衣(ふみづき るい)
本作のヒロインで妖主と人間の間に生まれたカゲヤシの少女。
カゲヤシの組織としては上層部に位置するにも関わらずナナシを助けるなど不可解な行動が見受けられる。
御堂 聡子(みどう さとこ)
カゲヤシ撲滅の為に結成された組織・NIRO(国内情報調査機構)に属するエージェント。
カゲヤシの中でもナナシに対してだけは例外で任務を遂行する為に利用できると思い協力体制にある。
阿倍野 優(あべの ゆう)
瑠衣の兄でありナナシを襲った張本人。
人間を嫌う非常に好戦的な性格でナナシの前に何度も立ちはだかる。
自警団のメンバー(ヤタベさん・ノブくん・サラ・ゴンちゃん)
カゲヤシとなったナナシが所属した秋葉原の平和を守る為に活動する自警団。
情報提供やサポートなどナナシは度々助けれられることになる。
アキバズトリップ ファーストメモリーのシステム
アキバズトリップは秋葉原の街を舞台に繰り広げられるアクションゲームです。
基本的にオリジナルのPSP版と同様に、実在した店舗や建物など2011年当時の秋葉原の街並みが再現されています。(一部変更あり)
駅前広場をメインに、中央通りや裏通り、UD+(UDX)など細かいエリアで区切られ、メインストーリーで指定された場所に移動して調査したり戦闘をすることでゲームが進行します。
そしてこのゲームで一番こだわりをもてるのが「着替え」による主人公のカスタマイズです!
お店で購入したり敵から奪った武器や防具(衣類)、アクセサリーなどを自由に装備してお好みの組み合わせでファッションコーディネートが楽しめちゃいます!
※女性用装備はゲームがある程度進んでから可能
武器は木刀、ボクシンググローブなど一般的な物から、パソコンのキーボード、ギター、達磨、抱き枕などユニークなものまでたくさんあります。
攻撃力や防御力はそれぞれの初期取得時に定められていますが、ゲームを進めて行けば強化できるアイテムが手に入るようになるのでプレイヤーの一番お気に入りの武器や衣類を最強の装備へと成長させることができるのが最大の魅力です!!
アキバズトリップ ファーストメモリーの戦闘
アキバズトリップの戦闘は相手の服を全て脱がせば勝利となるストリップアクションです!
基本的に人の姿をしたカゲヤシを相手にすることになり、彼らは頭部、上半身、下半身の最大三箇所に衣類を身に着けています。
各部位の衣類にはそれぞれ耐久力が設けられ、攻撃を繰り返して命中させることで弱ってきた部位が点滅します。
そこで対応するボタンのマークが表示され同じボタンを長押しすることで衣類を破いたり脱がしたりすることができ、すべて失くして裸にすることで日の光に弱いカゲヤシは消滅します。
ただ、主人公のナナシもカゲヤシなので、同様に敵の攻撃で自身も全ての部位で衣類がなくなるとゲームオーバーとなります。
もしピンチの時は少し敵から遠ざかり一度戦闘態勢を解除すれば脱げかけた服を整えることができるので再チャレンジできます。
そして身に着けている衣類にはそれぞれタイプがあり、対応する脱衣の極意を所持してないで脱がそうとしても破けてしまいます。
例えば「高校生の魅力」の極意を持つことにより、学生の敵から制服を奪う際、破けることなくアイテムとして取得することができるようになります。
メイン級のキャラクターが個別に身に着けてる衣類はキャラクター専用の極意も必要な場合もあります。
あらゆるタイプの衣類を奪えるようになればコーディネートの幅が広がるのはもちろん、強力なものなど手に入るので極意は一つでも多く見つけられるようにあちこちの店を探したりサブミッションなど色々と試すことが必要です。
なお選択した武器によっては複数の敵を巻き込んだり、ゲームが進めばコマンド技で強力な技を放つスキルを使うこともできるようになります。
アキバズトリップ ファーストメモリーのおまけ
アキバズトリップ ファーストメモリーは他にも様々なやり込み要素があるので一部をご紹介します。
ある場所ではサブミッションを受けることができます。
内容は秋葉原で行動する人々からお使いを頼まれたりカゲヤシ退治など様々な種類の依頼をされ、達成することで報酬を得ることができます。
サブミッションはゲームの一定の進行状況で次々に追加されていき、中には極意を手に入れたりレアな衣類を着ている敵にも会えたりするイベントもあるので積極的にドンドンやりましょう。
またビルの屋上の闘技場では定められた相手と戦い、勝利することでご賞金がもらえます。
サブミッション同様、ここでの対戦でしか手に入らないレアな衣類を装備したキャラクターも登場するので、ランクが上に行くほど倒すのが困難ですが何度も何度もチャレンジする価値があります。
なんとある場所では3Dチャンバラアクション「サムライ☆キッチン」が遊べてます!
キャラは二人だけですが多彩な技の攻防が繰り広げられます。
こちらは作中アニメ「ITウィッチまりあ」のシューティングゲーム。
敵と同じ色のビーム光線でしかダメージを与えられないというなかなか斬新な作りです。
妹の部屋では様々な情報を調べたり、所持している衣類を着てもらって強化が可能となります。
ただ、妹に何を頼むにもお金を要求してきます…。
他にもメイド喫茶やクレーンゲーム、野球拳など手軽に遊べるミニゲームがとにかく豊富なので本編の合間に息抜きにやりましょう!
なおサブミッションやをミニゲームを積極的にやらないと本編のボリュームは少なく感じるかもしれませんが、主人公の行動や選択肢によってルートが分岐してラスボスやエンディングが変化します。
さらに二周目以降は主人公のモデルを女の子や他のキャラクターに変更できるので、新たなキャラで別ルートを目指すなど一周目とはまたひと味違う新たなアキバズトリップワールドが展開されます!
アキバズトリップ ファーストメモリーのムービー
「AKIBA’S TRIP ファーストメモリー」PV
アクワイア公認『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』 ガッチマン先行プレイ配信 ダイジェスト
アキバズトリップ ファーストメモリーの感想
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★★ |
熱中性 | ★★★★ |
キャラクター | ★★★★★ |
音楽 | ★★★★ |
難易度のバランス | ★★★★★ |
私は過去にオリジナルのPSP版、2作目のPS3版も遊んでたほどこのシリーズのファンだったので一作目がテレビの大画面でプレイできるリマスター版は非常に楽しみでした。
女性キャラは可愛いですし自警団やサブミッションの相手などバカバカしくてユニークなキャラが多いです。
ClariS(クラリス)の歌う主題歌もゲームを明るく盛り上げてくれます。
そしてこのゲームの目玉と言っていいストリップアクションはやはりいい意味で笑えてエッチで面白いですし、イベントなどで突然見たこともない格好をしてるキャラが出てくるとワクワクしてしまいます。
さらに自分の好きなタイミングでサブミッションやミニゲームの数々もチャレンジできるからいい気分転換になってプレイ中もダレることはありません。
そして何よりも秋葉原の街を散策できるのが素晴らしい!!
秋葉原の文化、雰囲気が好きな人は当然ですが、当時の秋葉原を知っていたらよりいっそう楽しめます。
リマスター版なので2021年現在ではなく、オリジナルと同じ2011年の秋葉原というのがこれまたいいところをついてます。
「あ~確かにペッパーランチがこの時はジャンク通りにあったな~!」
「おぉ!!昔よく通ってたけどなくなったお店がまだ残ってる!!」
「まだ伝説のすた丼もはるかもなかったのか…」
「この工事中のビルでは後に何度も喜びや悲しみを与えてくれる施設ができることに…」
今、改めて2011年の秋葉原を歩くと、現代の記憶を残したままタイムスリップしたかのような疑似体験ができ懐かしくて感激してしまうことが多い反面、10年経つだけでガラリと変わるんだな、と時の流れを実感するものがあります。
ただ、今回のファーストメモリーでは電気街口で流れてた
「カレーパンの歌」だけは変化していました。
私はPSP版のゆるいリズムの歌が好きだっただけに残念。
他にも探せば違いが出てくるところもあるかもしれません。
もう一つシステム上の不満点として、イベントの会話中に稀に通行人との戦闘に巻き込まれること。
PSP版ではそこまで気にならなかったですが、今回は(おいおいここで来るか??)と思うような場面でもケンカに巻き込まれてイベントがぶった切られることがありました。
(一度マップに出て戻れば問題ないので進行不能のバグとかではない。)
ただ警察官もなんとなくよく出現するようになった気が。。
不満点はそれくらいです。
とにかく賑やかで華やかで萌えやオタク文化が広がる秋葉原の街を歩くのは楽しいです!
アキバズトリップファーストメモリーは自分にあった難易度を選択できますし、ストーリーも戦闘も非常にテンポが良く何万通りものコーディネートやり込み要素が豊富なゲームです。
AKIBA’S TRIP2(PS3版)
バトルには相手の服を脱がすことで勝利することができる新感覚の「ストリップアクション」を採用したAKIBA’S TRIPの第二作目です。
秋葉原の街を舞台に実在するお店で買い物をして、自分の好きな武器を選び、服装をコーディネートして最強装備に育てることが可能です。(17/11/11)
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