1995年12月15日発売(日本物産)
新要素を追加して帰ってきた平安京エイリアン
平安京エイリアンのオリジナルは東京大学の理論化学グループが開発し、1980年にアーケード用として発売されてました。
その後ゲームボーイにリメイクされ、1995年に日本物産のレトロゲームを収録した「ニチブツアーケードクラシックス」第二弾としてゲームボーイ版よりさらにシステムやグラフィックを進化してスーパーファミコンに移植されました。
※ゲームボーイ版もスーパーファミコン版もオリジナルとリメイクの両方が遊べます。
シンプルだが奥深いゲーム性と独特な退治方法
プレイヤーは検非違使いを操作し、平安京に侵入してきたエイリアンを退治していくラウンドクリア型のゲームです。(そこまで舞台背景は意識してませんでした…。)
ラウンドが進んだり、同じラウンドで時間がかかり過ぎるとエイリアンの数が増殖します。
エイリアンの退治の仕方は、道に穴を掘って待機し、穴にハマったエイリアンが動けなくなってる時にシャベルで穴を埋めることで退治できます。
狭い迷路のような通路の中でエイリアンを避けながら穴に誘導する迅速で精度の高い操作を要求されます。
平安京エイリアンのオリジナル版
自分の前と後ろに穴を掘ってずっとエイリアンがハマるのを待機するのは基本ですが、当時から様々なテクニックがユーザーの間で開発されています。
自分なりのパターンを編み出すのも面白さの一つです。
スーパーファミコン版の新要素
スーパーファミコン版は特定のブロックに対してシャベル(穴掘る)ボタンで破壊するとアイテムが出ることがあります。
歩くスピードやシャベル動作が早くなったりして、同じアイテムを再度取ることにより、3段階までパワーアップできます。
ただまれにブロックには「はずれ」があり、動作スピードをダウンさせるアイテムや、上からエイリアンが数匹降ってきて加勢されたりします。
また2人協力や対戦プレイも可能なので友達と盛り上がることもできます。
スーパーファミコン版は全20ラウンドでエンディングが用意されています。
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★★★ |
熱中性 | ★★★★ |
キャラクター | ★★★ |
音楽 | ★★★ |
難易度のバランス | ★★★★ |
総評
オリジナルはラウンドが進んでもエイリアンの数が増えるくらいで変化が乏しい分、飽きるのが早いかもしれません。
ただスーパーファミコン版はブロックを壊すことにより逃げ道を作ったり、ランダムでアイテムが出てくるので運がからみますが展開に変化が出てきて楽しめます。
1人プレイでも充分楽しめますが、2人協力や対戦プレーはとにかく盛り上がります。
2人でアイテムを譲り合ったり、おとりになってる間に相方に穴を掘ってもらったりとコンビプレイを駆使することにより1+1が3にも100にもなるので、これほど連携が活かせるゲームはなかなかないかもしれません。
ちなみにエイリアンに囲まれないよう、あまり中央を主戦場にするのは推奨しません。