2007年12月20日発売(日本システム)※オリジナルは日本物産
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私はたまにビルに登りたくなる
【投稿時は2018年元旦】
明けましておめでとうございます。
2018年元旦、初投稿はレトロゲームのリメイク作品の紹介となります。
お正月といえば昔、親戚の家に遊びにいって従妹と一緒に近くのゲームセンターで遊んでました。
そこでよくプレイしていたのが「クレイジークライマー」です。
オリジナルは日本物産が先にアーケードゲームとして発売しています。
その後パソコンやファミコンなどにも移植して家庭でも楽しめるようになりました。
ちなみにこのクレイジークライマーを知るきっかけとなったのは
80年代初期にゲームセンターのゲームに命を削ってライバルとの戦う主人公を描いた伝説の漫画「ゲームセンターあらし」でした。
作中での対決にも使用され、そのインパクト抜群のゲームに魅力を感じました。
クレイジークライマーというゲームの目的
【オリジナルのクレイジークライマー】
クレイジークライマーはビルを登っててっぺん(屋上)を目指すゲームです。
プレイヤーのクライマーは両手を使ってビルをひたすらよじ登っていきます。
途中、窓からモンスターが植木鉢を落としたり、コンドルが巨大な糞を落としてプレイヤーの邪魔をします。
さらにビルの上層にはキングゴリラが待ち構えてパンチをして行く手を阻みます。
そんな幾多の障害を乗り込え、ビルの頂上を目指すのです!
そして今回のWiiにリメイクされたクレイジークライマーWiiはグラフィックも大幅に強化され、能力の違う主人公や上るビルの種類などが豊富になって新たなクレイジークライマーの世界を築き上げています。
…そもそも日常でビルをよじ登るシチュエーションてあるのでしょうか?
当時はこうした(なんの為にこんなことを?)というようなストーリーのゲームも多く、その意味不明な設定がバカバカしくて子供だった私には面白く感じたものです。(今でもですが。)
クレイジークライマーの一風変わった操作方法
アーケードのクレイジークライマーの操作はレバーを2本だけ使い、それぞれプレイヤーの右手と左手を動かしてプレイしました。
ゲーム中ではボタンが一切使用されないという実に珍しいゲームです。
レバー2本のゲームというのはかなり異質でこのクレイジークライマー以外、記憶にありません。
ちなみにファミコン版ではⅠコントローラーとⅡコントローラーを縦にしてそれぞれの十字キーを使用します。
Wii版はヌンチャクとリモコンを上下に交互に振りビルを登っていき、オリジナルのレバー2本より格段に操作がしやすくなっています。
ドラムをゆっくり叩く感じがイメージとして近いかもしれませんし、それほど疲れません。
クレイジークライマーWiiのキャラクターとステージ
Wii版のキャラクターはタイプの違う4人がいます。
バランス型、指先が強いが落下物に弱いキャラ、逆に指先は弱いが落下物に強いキャラ、衝撃に強いが指先が激弱キャラ。
ステージの敵や障害物によって得意、不得意なキャラが変わって違ったゲーム性が楽しめます。
さらに個別に耐久力も設定され、オリジナルと違い敵の種類が多い分、攻撃に対してかなり柔軟な対応ができるようになりました。
このクレイジークライマーはそのオンリーワンのゲーム性からかファミコン、PC、スーパーファミコン、PlayStationなど実に多くの機種に移植されています。
Wii版はビルを登るゲーム性をそのままに、遺跡や古城など多くの建造物にチャレンジできるようになりました。
オリジナルや他機種でプレイされた方でも、Wii版のリメイクされたクレイジークライマーを知らない方は是非、プレイしてみてください。
※今回のWii版ではオリジナル版は遊べません。
クレイジークライマーWiiの感想
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★ |
熱中性 | ★★★★ |
キャラクター | ★★★★ |
音楽 | ★★★ |
難易度のバランス | ★★★★ |
クレイジークライマーはただビルを登るだけ、というと単純に感じますが、何も考えずに敵の攻撃を巧みにかわしつつひたすらビルの登っていくのは意外に楽しく、何度も挫けそうになってもチャレンジしたくなり、苦労に苦労を重ね頂上に到達する達成感を味わうことができます。
Wii版ではキャラクターの能力もあからさまに異なるので一度クリアしても別のキャラクターでチャレンジするとまた違った展開が楽しめるのも評価できるところです。
なおWii版ではクレジット回数も増やせますし、難易度はそこまで高くありません。
クレイジークライマーはちょっと空いた時、気軽にゲームがしたい時は非常におすすめです!
気がつけば夢中になって登っている自分がいるかもしれません…。