この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(PC98版、PS4版)

1996年12月26日発売(エルフ)

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

 

©MAGES./5pb.

オリジナルの発売から20年以上経ってからのリメイク

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(ユーノ)のオリジナルであるPC98版は1996年にエルフ(elf)から発売されました。

以降は、セガサターン、Windowsにも移植され、20年以上経過して2018年にはPS4、PSVita、2019年にはニンテンドースイッチなどそれぞれグラフィックが大幅に強化されたリメイク版が発売されました。

 

そして2019年4月から9月の期間にはなんとアニメ放送もされました。

TVアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイト

あの伝説のアドベンチャーゲームがついにアニメ化決定!AT-X、TOKYO MXほかにて2019年4月2日(火)より放送開…

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOのストーリー前半

主人公の有馬 たくやは母親亡き後、父親までも事故で亡くしてしまい自堕落な生活を送っていた。

そんなある日、たくやの元へ円い鏡とガラス玉がはまった謎の装置が届く。
添えられた手紙によると父親が生存している可能性を仄めかす内容だった。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
たくやはわけもわからず手紙に指示された剣ノ岬で待ってると、近くで裸の女性が倒れてるのを発見する。
だが、その女性はすぐに消滅してしまった。

 

そこへたくやの通う学校の学園長である龍蔵寺と父親の後妻であるたくやの義理の母親の亜由美が現れる。
そして龍蔵寺に銃をつきつけられ、謎の装置を渡すように脅されてしまう。

その直後、辺りに地響きが起こりたくやは意識を失ってしまう。

目覚めると龍蔵寺達の姿はなく、謎の装置が空間にマップの映像を表示させていた。

もしかしたらこの装置がどこかで生きてるかもしれない父親を探す手がかりになると思い、たくやは行動にうつすことになる。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOは時空を超えた冒険ができる究極のADVG

このゲームのストーリーは主人公がパラレルワールドを自在に行き来して進行していきます。

皆さんは「パラレルワールド」てご存知ですか?
簡単に言うと現在の世界から分岐して進行する並行した別の世界のことを指します。

 

例えばあなたが道を歩いていたらお金が落ちてたとします。

このお金に対して以下の行動パターンが考えられます。

・拾って持って帰る
・交番に届ける
・無視する

 

その結果

・拾って持って帰る好きな人にネコババがバレて嫌われる
・交番に届ける好きな人に一部始終見られて好印象を持たれる
・無視するクラスメイトがその後拾って交番に届け好きな人に好印象を持たれてしまう

 

極端な話ですが、このように同じ時間軸から異なった別々の世界(展開)が派生し、それぞれ結果やその後の生活が分岐して進行することになります。

その自分の取った行動によっていい結果や悪い結果のどちらにもなる可能性があるのです。

その枝別れして派生した世界は現実から見た「パラレルワールド」としてそれぞれ進行し、そこからさらに枝分かれすることも考えられるわけです。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOのシステム

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOはベースとなる従来のコマンド選択式アドベンチャーに独自の「A.D.M.S(オート分岐マッピング・システム)」を搭載しています。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

A.D.M.Sは前述した同じ時間軸の異なったパラレルワールドを「並列世界」と称し、主人公は時空を超える装置リフレクターデバイスと宝玉を駆使し、物語を進めていくことになります。

 

ストーリーが進み、分岐ポイントが近づくとリフレクターデバイスのマッピングスイッチが点滅して知らせてくれます。
そこで所持している宝玉を使用することで分岐ポイントを保存する(宝玉セーブ)ことができます。

分岐の主な条件は「選択肢から選んだ行動」「その後に移動した場所」「特定のアイテムの有無」「特定のイベントを過去に見たか」など様々なものがあります。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

例えばある分岐ポイントの条件が「特定のアイテムの有無」だった場合、アイテムがなければ強制的にAルートに進んでしまいます。

その後、ゲームを進めてどこかでそのアイテムを手に入れたら「分岐マップ」を開いて以前に宝玉セーブした分岐ポイントに戻りアイテムを所持していることが条件であるBルートに進むことができるようになります。

それによりストーリーが新たに進行したり親交を深められる相手が変わったり、新たなアイテムを手に入れたりすることができます。

ただ、必ずしもいい結果ばかりではなく時にはバッドエンドに進むこともあります。

 

とにかくこの宝玉の使いどころがゲーム進行の需要な鍵となります。

宝玉の数は限られていますが物語を進めていけば新たな宝玉を見つけ、所持数を増やす(宝玉セーブポイントを増やす)ことができます。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOの主なキャラクター

キャラクターは男女問わず個性豊かで、PC98版当時からリメイクされたPS4版以降にかけてはデザインは一新されフルボイスとなってキャラの性格や感情がよりわかりやすく表現されています。

 

主人公は境町学園の3年生の有馬たくや。
何もわからず手に入れたリフレクターデバイスを使い、行方不明となった父親を探しに向かいます。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO有馬 亜由美はたくやの父の再婚相手で義理の母にあたり、学校に通うたくやを養っています。

突然、新たに若い母親ができたことでたくやの複雑な心境が彼女に対して顕著に現れます。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOたくやの学園に通う同じ3年生の島津 美緒は謎が秘められている剣ノ岬の秘密を探ることに情熱を注ぐ研究熱心な女の子です。

たくやには会うたびになぜか冷たい態度を毎回取ります。
その理由とは??

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOたくやのクラスの担任教師の武田 恵理子はいつも前髪で顔を隠しタバコを吸っています。

行く先々で稀に奇妙な行動をしている彼女はの真意は…?

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOたくやの通う境町学園の学長の龍蔵寺。たくやの父親の広大とは過去にともに研究をしていた親しい間柄でした。

誰にし対しても臆することのないたくやも彼には苦手意識を持っていて夜の剣ノ岬で銃をつきつけたことを忘れいるのもたくやは理解できません。

 

この他にも登場人物はまだまだ出てきますが、美緒など一部の女性キャラには専用のルートが設定され、たくやの行動次第で個別のルートに入ると基本的にその女性中心にストーリーが進んで親密になっていく恋愛要素もあり個別のエンディングも用意されています。

このゲームは特定の女性のルートを終わらせないと必要なアイテムが手に入らずゲームが先に進まない場面などもあるので突入するルートの順番には注意が必要です。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOのストーリー後半

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOリフレクターデバイスを駆使し並列世界を駆け巡るたくや。
ストーリーを進めていくとたくやはやがて現代とは違う異世界のような場所に迷い込んでしまいます。

 

この世界は一体…?
そしてここでは驚くべき展開、真実が待ち受けています。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOそこにはタイトルやパッケージにも出ていた金髪の少女が大きく関与してきます。

本作、真のヒロインといっていい彼女の存在とは…?

 

PS4/PS Vita 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』 オープニングムービー

※オリジナルのPC98版(Windows版)はアダルトゲームです

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOの感想<ややネタバレあり>

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★★
熱中性 ★★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★★

 

このゲームはアドベンチャーゲームが好きな方なら絶対に遊んでおくべき作品です。

 

そうはいっても「A.D.M.S」は最初は慣れるまでは戸惑うかもしれません。

「ルートの分岐地点がマップで確認できるなら迷うことないじゃん。」と思いがちですが、単なる選択肢やアイテムの有無での分岐ならともかく、一部移動する場所の順番も関わるわかりにくいところもあります。

あとルートは大きくヒロイン別に別れるのですが、順番を攻略サイトなどで事前に把握しておくことをおススメします。

所持アイテムの有無なども関係してくるので、誤った順番で進めるとまた同じルートを後でやり直すハメになります。
宝玉セーブをうまく使えばいくらか回避できますが、とにかく最初は数が足りません。

以上の理由から難易度はアドベンチャーとしてはやや難しいゲームに入ります。

 

ただ、後半ガラリと変わる世界観でストーリーはどんどん盛り上がっていきます。

私はPC98版の発売前に雑誌で紹介されてた異世界の画像を見て、現代に近い学校などからいつ、どうやってここに行けるか(結びつくのか)ワクワクしてて、ゲームを購入しても常にの展開が先が気になって仕方ありませんでした。

 

奥深いストーリーの面白いアドベンチャーゲームがやりたい方には自信を持って薦められるゲームです。
人間ドラマ、親子愛、恋愛要素、探索、謎解き、スリル、ショック、サスペンス!なんでも詰まってます。

 

オリジナルのPC98版がアダルトゲームでしたが、長い年月を経て対象年齢を緩和し、現在では規制されるような表現の変更もありましたが、再びこのゲームがPS4などの家庭用ゲーム機として世に出てきたのは非常に嬉しかったです。

しかもまさか地上波でアニメ放送までされるなんて…。
これ、原作はエロゲーですよ(苦笑)。

PC98版で遊んでた当時はこんなこと考えもしなかったです。

 

ちなみにPC98版はピクロスのルールの知識が必須です(笑)。

PS4版はその辺りが考慮されて打開策が用意され簡単になっています。
(未確認ですが他のリメイクされた機種でも同じ仕様と思われます。)

残念ながらelfは活動を終了し、版権の問題からか現行のPCで遊べるWindows版は発売されていません。

アドベンチャーゲーム好き、もしくはアドベンチャーゲームを敬遠していた方にもリメイク版の家庭用ゲーム機で「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」をプレイしてその独特のシステムや世界観に触れてみてください!

通常版と特典付きの限定版があります。

 

 


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