今回の静岡旅行の2回目は2012年の5月半ばに一泊二日で旅行した伊豆・下田です。
静岡県は横長の形をしているのである程度はエリアを絞って行く必要がありそうです。
今回の静岡は伊豆・下田方面です
東京からのドライブだったので長時間の旅となりました。
途中、海の見える広場でお弁当を食べて休憩しました。
天気も良くてとても気持ち良かったです。
ペリーが来航した伊豆半島最南端の下田港へ
そして休憩を間に入れつつ東京を出てから約4時間後、下田港に着きました!
下田港とは
伊豆半島の南部東側に位置する港で江戸末期には外国船への水や食料を供給する補給基地港でした。
ペリー艦隊の来航で200年以上続いてた鎖国が解かれ、函館港とともに日本で最初に開港された港です。
⇒伊豆下田
ここは下田市魚市場です。毎朝、獲れたての新鮮な魚介類が水揚げされています。
ここは「下田港内めぐり」ができる遊覧船の受付所です。
黒船来航時にマシュー・ペリーが提督が搭乗していたことで有名な「サスケハナ」を遊覧船として復活させ周遊できます。
黒船といわれるだけあって全体が黒で覆われ、赤いラインと金の文字など配色もカッコイイですね!
この日は長いドライブだったというのもあり、宿泊先のある伊東も離れているため下田のみの観光で終わりました。
天城の山々に囲まれた浄蓮の滝へ
二日目は伊東から伊豆へと向かいました。
車で南西に向かうこと約一時間。
浄蓮の滝へと向かいます。
木々囲まれた階段を下りていくにつれて涼しくなり、滝の音も大きくなってきます。
これが浄蓮の滝です。なんとも雄大な姿ではないでしょうか!
浄蓮の滝とは
かつて滝の近くに「浄蓮寺」という寺院があったことから名づけらた浄蓮の滝は落差は25メートル、幅は7メートルあり、約1万7000年前に伊豆東部の何晏軍のスコリア丘が噴火した際に流出した溶岩流を流れ落ちる直瀑です。
⇒浄蓮の滝
施設情報
施設名 | 浄蓮の滝(じょうれんのたき) |
所在地 | 静岡県伊豆市湯ヶ島892-14 |
電話番号 | 0558-85-1125(浄蓮の滝観光センター) |
入場料金
無料(駐車場も)
※施設情報、金額は全て2018年9月現在です
滝から流れ落ちてる水の色もとてもきれいです。
伊豆の温泉街、修善寺へ
旅行の最終目的地である修善寺方面には浄蓮の滝を出てから真っすぐ北上すること約30分でした。
修善寺とは
静岡県伊豆市修善寺にある曹洞宗の寺院で正式名称は福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)です。
807年に空海が創建したと伝えられ、その後幾度かの火災により焼失しましたが、伊豆一国を治めた北条早雲が叔父の隆渓繁紹に曹洞宗の寺院として再興させました。
現在は1883年に再建されたものになります。
施設情報
施設名 | 福地山 修禅寺(ふくちやま しゅぜんじ) |
所在地 | 静岡県伊豆市修善寺964 |
電話番号 | 0558-72-0053 |
入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2018年9月現在です
ここが修善寺の入り口である山門です。
まっすぐ奥に進めば本堂があります。
周りには様々なポーズをしているお地蔵様があります。
「竹林の小径」です。高くまっすぐで立派な竹林ですね。
修善寺周辺はとても風情のある景色ばかりです。
そのまま温泉街を歩いて行きます。
川の近くには小さい温泉があり、足湯として利用されています。
こちらは筥湯(はこゆ)温泉浴場に隣接する仰空楼(ぎょうくうろう)という高さ12mある展望台です。
中はまだ新しい感じでした。
てっぺんまで昇って外に出ると…。
12メートルなので展望台としては決して高いとはいえませんが、修繕時の温泉街周辺をざっと見渡せます。旅の終わりにしっかりと修善寺の温泉街を目に焼き付けておきました。
そして東京へ帰りました。この二日間だけで10時間以上運転していたと思います。
免許を取ってから自分が運転した長距離の旅行はこの時が初めてだったのでかなり疲れましたが、いい思い出ができました。
伊豆・下田旅行を振り返って
この時の旅行は私と両親と父の妹の叔母と4人で行きました。
叔母は私の小さい時から親戚の中では色々と助けてもらい、一番お世話になってましたがこの時は既に大病を患っていてました。
この先なかなか一緒に旅行に行ける機会も難しいと思い、私がドライバーを買って出てともに旅行に行くことになったのですが、この時はとても元気で宿泊先では夜にみんなで麻雀をやり、私は叔母に負かされました。
そのままリベンジを果たす機会もなく、旅行から帰った一ヶ月頃に叔母の病状が悪化し、3ヶ月後に亡くなりました。
叔母の病状からすればこの時期に亡くなることは避けられなかったかもしれません。
その為私の旅行の中で「伊豆・下田の旅行」は唯一、亡くなる直前の叔母と一緒に行けた特別な思い出が刻まれた場所となりました。
本当にこの時に、叔母が動けるうちに旅行に行けたのは良かったと思ってます。
数年後に伊豆や下田を再び訪れてもその時の光景は鮮明に浮かんでくるはずです。
偶然にもこの記事を完成させた日は叔母の七回忌の法要のある日でした。
8月に静岡(静岡、焼津)の旅行にいったのでその記事を作ろうと思ってたのですが、その前に同じ静岡の伊豆・下田の記事を先に作っておく必要があると思った矢先の七回忌でした。
本当に偶然だったのか、無意識のうちに心の片隅にあったのかもしれませんね。
今回に限り、旅行の感想は完全に個人的なことで申し訳ございません。
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(18/10/03)
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