宮城旅行の二日目は仙台市内の観光スポットを中心にお伝えさせていただきます。
旧石器時代の生活跡の残る地底の森ミュージアム
今回の最初の目的地の「地底の森ミュージアム」は最寄りの駅は長町南駅ですが、どうやら当時の私はどうせならと終点の富沢駅まで進んでたようです。
線路沿いに長い距離をひたすら北上して歩いたのは今でも鮮明に覚えています。
二日目の最初なのに体力に余裕があったのでしょうか(苦笑)。
歩くこと約20分、ガイドブックで見て絶対行ってみたいと思ってた地底の森ミュージアムに着きました。
地底の森ミュージアムとは
地底の森ミュージアムは元々小学校の建設予定地でしたが、調査時に2万年前の森林や旧石器人のキャンプ後が発見されたことにより予定変更され、遺跡の保存や公開を目的に建てられた博物館です。
施設情報
施設名 | 地底の森ミュージアム(ちていのもりみゅーじあむ) |
所在地 | 宮城県仙台市太白区長町南4丁目3-1 |
電話番号 | 022-246-9153 地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館) |
入場料金
<個人>
一般:460円
高校生:230円
小学生・中学生:110円
<団体>(30名以上)
一般:360円
高校生:180円
小学生:中学生 90円
※仙台市縄文の森広場との共通券あり
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
地下の展示室は非常に広いホールになっていて2万年前の焚火や森の跡が展示されています。
大きな展示物の周りを取り囲む通路という構造が幾多の博物館を見てきた私でも初でした。
旧石器時代の生活跡が見れる場所は世界中探してもここだけです。
この樹木の腐敗した様子が10年や20年どころの年月じゃない深みを感じさせます。
もちろん、館内には他にも展示ブースがあります。
さらに野外に展示として芝生広場や氷河期の森を散歩することもできます。
地底の森ミュージアムの途方もない歴史に魅せられ、仙台駅へと戻ります。
仙台藩主伊達政宗を祀っている霊廟・瑞鳳殿
仙台駅に戻ってすぐ仙台市内の観光地を巡る「るーぷる仙台」というループバスに乗りました。
バスを「瑞鳳殿前」で降りて瑞鳳殿へと向かいます。
瑞鳳殿とは
瑞鳳殿は仙台藩初代藩主の伊達政宗を祀っている霊廟になります。
⇒瑞鳳殿
施設情報
施設名 | 瑞鳳殿(ずいほうでん) |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2 |
電話番号 | 022-262-6250 |
入場料金
<個人>
一般・大学生:550円
高校生:400円
小・中学生:200円
<団体>(20名以上)
一般・大学生:450円
高校生:350円
小・中学生:150円
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
まるで神聖な領域に入ったかのような景色です。
こちらが瑞鳳殿本殿です。1945年に一度戦災で焼失し、1979年に再建されました。
色鮮やかで立派な装飾が施されています。
近くには感仙殿、善応伝など歴代伊達藩主の霊屋が建立されましたが、同様に戦災で焼失してその後再建されました。
伊達政宗の居城・仙台城(青葉城)の跡地
再びバスに乗り向かったのは「仙台城跡」です。
仙台城(青葉城)跡とは
仙台城の雅称は青葉城と呼ばれ、役270年、伊達氏代々の居城として知られるお城です。
火災や震災により大半が失われ、現在は門の一部などが残されています。
※跡地は広大なため青葉城本丸会館を拠点とさせていただきます。
施設情報
施設名 | 青葉城本丸会館(あおばじょうほんまるかいかん) |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区天主台 青葉城址 |
電話番号 | 022-222-0218 |
入場料金
仙台城(青葉城)跡の見学は無料
※青葉城資料展示館は入場料が必要
※施設情報は全て2018年6月現在です
懸造跡付近は仙台市内を一望できるビュースポットです。
伊達家17世当主・伊達政宗の騎馬像です。
この辺りは夜景もまた一段と素晴らしいですね。夜にも行ってみたいです。
(※この写真は青葉城本丸会館公式サイトより抜粋)
同じ敷地内にある「青葉城資料展示館」では伊達家や仙台城に関した資料や模型が多数展示されています。
1200点の化石が展示されてる東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)
続いて「理学部自然史標本館前」で下車しました。
宮城旅行の最後に訪れたのは東北大学総合学術博物館(東北大学理学部自然史標本館)です。
東北大学総合学術博物館(東北大学理学部自然史標本館)とは
東北を代表する有望な人材を輩出した東北大学の研究者たちが集めた化石や鉱物などの標本が約1200点展示されている博物館です。
施設情報
施設名 | 東北大学総合学術博物館(とうほうくだいがくそうごうがくじゅつはくぶつかん) |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区荒巻青葉6-3 |
電話番号 | 022-795-6767 |
入場料金
<個人>
大人:150円
小・中学生:80円
幼児・乳児:無料
<団体>(20名以上)
大人:120円
小・中学生:60円
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
恐竜は模型とはいえ迫力が違います!
今だからこそ再び訪れたいと思えた仙台の町
初の東北旅行であった宮城県も非常に満足でき、とうとう帰路につくことになりました。
気づけばこの時はすでに寒さのことは忘れていました。体が慣れたのでしょうか??
改めて書きますが、こちらは2010年1月の仙台駅周辺の写真です。
この時は翌年に襲ってくる震災なんて誰も予想できなかったかもしれません。
いつかまた現在の仙台の町の様子を観てみたい気持ちがあります。
そして新幹線までの時間があったので最後に牛タン重をいただいてから帰りました。
宮城旅行を振り返って
一日目は松島海岸、二日目は仙台市内中心にお伝えしましたが、同じ宮城県にも関わらずまるで別の表情をみせてくれました。
宮城県を旅行しようと思ったらこの二カ所は必ず行ってみてください。
いずれも一日中観光できるほど多くの見所が集中していますし、バラエティに富んでいます。
ただ私のように東北の寒さに慣れてない方が冬に行くならそれなりの準備をした方がいいですね。
というか今にして思えば二日目は随分と色々歩き回ってたんですね。
キツキツの移動かと思ったら新幹線待つまで牛タン食べる余裕もあったようですし。
ループバスが大活躍したのは間違いなさそうです。
個人的におすすめは地底の森ミュージアムです。
地下の広いホール一面に展示された焚き木跡などの旧石器時代の生活跡はただただ圧倒され室内の構造もあってか神秘的な空間に感じました。今でも記憶に焼きついています。
ミュージアムは閑静な場所にあり立地面も含め、私はお気に入りです。
あえて最寄りじゃない駅から余計に歩いたのはそうした景色を楽しめたので良かったかもしれません。
今回の宮城県の記事を作ってる際、私が訪れた観光場所のホームページを全て拝見しましたが、震災から約7年経った今、どこも通常通り営業されてるようでいくらか安心できました。
今後も少しでも早く震災前の状態に復興が近づけるよう、願っております。
宮城旅行のおすすめ観光スポットその1~松島海岸周辺~
東京育ちで寒がりの私が初めて東北の地へ旅行しました。
宮城旅行の一日目は松島海岸の観光スポットをお伝えさせていただきます。
中でも松尾芭蕉が歌にした松島の海は納得の絶景でした。(18/06/03)
(記事を読む)
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こんばんは
宮城の旅行は楽しかったですか。
プロカメラマン撮ったみたいにステキな写真です。
宮城に行きたくなりました。
牛タン重美味しそうですね(^.^)/~~~
また訪問します。
さちりんさん、またコメントありがとうございます!
宮城は最初は寒かったですけど旅行が終わるころにはそれを忘れるほど楽しかったです!
プロカメラマンなんて…もったいないお言葉です(汗)
宮城県は本当に素敵な観光場所の多い所なので是非行ってみてください。
またお待ちしてます!
こんにちは!私も仙台に行ったので懐かしく見させてもらいました。
震災後でしたが、仙台城跡は、ホントにキチンと直してあって、感動しました。
ないこさん、いつもありがとうございます!
震災後の仙台にはまだ訪れていなかったので貴重な情報をありがとございます。
少しずつでも復興が進んでいけば希望が持てますね。
こうしたお話をきけるのは非常に嬉しいです。
最後のシメに宮城の時間を思い返しながら、
牛タンをしたためる・・・
いいですね〜〜〜
宮城の旅、お楽しみ様でした!
としこさん、いつもありがとうございます。
牛タンはもちろんおいしかったのですが、
訪れた場所の一つ一つが大変印象深く、8年以上前とは言え今も記憶に残っています。
本当に宮城は旅行の醍醐味を強く与えてくれた素敵な場所でした。