下級生2(Win)

2004年8月27日発売(エルフ)

下級生2の感想

一年かけて愛を育む恋愛アドベンチャー第2弾

「下級生2」は2004年にWindows対応ゲームとしてエルフ(elf)から発売された恋愛アドベンチャーゲームです。

 

このゲームは、エルフの作品で爆発的ヒットした「同級生」シリーズの基本システムに登場キャラや一部システムを変更した妹的位置づけの「下級生」の2作目となります。

 

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出典:FANZA GAMES

下級生2のストーリー

織屋 浪馬(おりや ろうま)は頼津(らいつ)学園に通う3年生。
両親は海外出張中の為、叔父の会社の社宅で一人暮らしをしている。

学園ではキックボクシング同好会に所属し、性格も行動も破天荒で問題児とされていた。

そんな浪馬は学園生活最後の一年を楽しみながら意中の女の子を探していくことになる。

 

下級生2のキャラクター

下級生2の感想
「下級生2」に登場するヒロインは全部で9人です。
前作の13人よりも若干減少しましたがキャラクターデザインは同様に門井亜矢氏です。

 

おなさな馴染みのたまきをメインに執行部の七瀬、同好会の新入部員となる下級生の夕璃や先生、他校の生徒など様々なタイプの女の子との出会いが待っています。

 

【同級生】

柴門 たまき(さいもん たまき)
高遠 七瀬(たかとお ななせ)

【下級生】※他校の生徒も含む

白井 夕璃(しらい ゆうり)
平沢 博子(ひらさわ ひろこ)
井伏 オキエ(いぶせ オキエ)
堀出 実果(ほりいで みか)

【年上の女性】

沢村 香月(さわむら かづき)
若井 みさき(わかい みさき)
横溝 ふみ(よこみぞ ふみ)

 

他にもたまきと同じく浪馬の幼馴染である望(のぞむ)や刃(じん)などの男性キャラも数人登場します。

 

下級生2のシステム

下級生2の感想基本的なゲームの進め方は前作「下級生」と同様に、町内のマップで主人公の浪馬(名前変更可能)を操作して好きな場所に移動するだけです。

目的地の場所や時間によっては女の子と出会うことがあり、到着時やイベントの発生によってゲーム内の時間が進みます。

 

ゲームの期間は約一年間。

 

春、夏、秋、冬と変わりゆく季節の中で多くの女の子と出会って仲良くなり何度もデートをしたり体の関係をもって愛を育み、最終日に意中の女の子に告白して見事恋愛が成就すればハッピーエンドとなります。

 

下級生2の感想学校に入ると校舎内のマップに切り替わります。

移動できる場所は各教室や体育館などさらに増え、多くの生徒や先生にも会える出会いの宝庫です。
ただ各教室に入るだけでなく階段の昇降でも時間が経過するので注意が必要です。

 

下級生2の感想もちろん、女の子は学校だけではなく校外も出歩き、時には他校の女の子との出会いもあります。

各女の子は曜日、場所、時間帯などで出現場所がある程度決まっていたりランダムで出現するなど行動パターンは様々です。

 

基本的にクラスメイト以外の女の子とは最初はあいさつ程度の関係です。
何度か会って会話を続けていくことで徐々に親しくなり電話番号を聞けたりデートを申し込むことができます。
(時代背景はあくまで「下級生2」が発売された当時が近い)

 

下級生2の感想七瀬はメインヒロインのたまきをも押しのけ、本作人気ナンバーワンのキャラでした。
執行部副会長でややお堅い性格ですが、典型的なツンデレタイプでギャップがあります。

 

なお女の子とのデートなどで特定の場所や時間によってはイベントが発生して「愛の思い出」としてCGを獲得できます。

各女の子には複数の愛の思い出があり、時期や主人公に対する好感度がある程度に達してることが条件となっており、順調に進めていけばやがて重要イベントが発生します。

 

そして最後に愛の告白をして成功すれば女の子ごとにそれぞれの結末、感動のエンディングを迎えることができます!

 

※このゲームは18禁です。

下級生2の感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★
熱中性 ★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★★
難易度のバランス ★★

 

下級生2が前作のPC98からWindowsにプラットフォームを移したことにより、オープニング主題歌が導入されました。

 

下級生2の感想懐かしい80年代ポップス調の「18」「恋の歌」のいずれかがアニメーションムービーで再生されます!
どちらもいい曲なのでゲームへの期待、高揚感が高まります。

 

ゲーム内容については、
前作はプレイヤーに最後の告白の選択権がなく、複数の女の子とのイベントを進め過ぎると誰から告白されるかわからず同時攻略は厳しかったのですが、今回は自分から告白ができるように改善されました。
その為、ある程度の同時攻略が可能となっています。

 

ただ、
・意中の女の子と結ばれるためには重要イベントを見ること
・必要なイベントを見る為には好感度や条件となるイベントを見ること

それ以前にイベントを見る為に「どの女の子」と「いつ」「どこで」デートするか組み合わせが多岐にわたる為、正解はゲーム内の情報を得ないとわからず自力で発見するの偶然以外では困難なのでハードルの高さは前作とあまり変わりません。

それに同級生シリーズに比べてゲーム期間が長期間になったから何度でもデートしたり数パターンの愛の営みのシーンを得れるようになった反面、
女の子によってはイベントに影響する「好感度を増やすための作業」とプレイヤーに感じさせるようになったところはゲーム性を意識しすぎて各ストーリーから現実に戻されてしまいます。

女の子人数が前作より少なくなったのは残念なところではありますが、一人一人のストーリーはより色濃くそれぞれの恋愛が楽しめるだけにこの辺りのバランスはシステムが足枷となってる気がします。

 

さらに、プレイヤーによってはある女の子の設定が致命的で不快になる可能性は否定できません(苦笑)。

当時でもメーカーに苦情がくるほどそれなりに騒がれました。
(私はあまり気にしませんでしたが。。)

 

季節限定や特定の愛の思い出を逃すと以降はイベントが進まなくなる女の子も存在するので「同級生」シリーズより難しく、同時攻略は可能とはいえスケジュール管理もさらに大変で純粋にストーリーだけを楽しみづらいです。

比較的難易度が低く短期間で色々な女の子との恋愛を楽しみたい方は先に「同級生」シリーズの方をおすすめします。

下級生シリーズをプレイするのはそれからでも決して遅くはないと思います。

 

現在は前作とともにWindows10に対応したダウンロード版があり、さらに両方がセットになって大変お得な「コンプリートパック」もあります。

 

 

 

 

下級生(PC98版、Win版)

下級生ゲームレビュ―「下級生」は「同級生」の妹的作品の位置づけとなり、一部システムを変更した恋愛アドベンチャーゲームです。
行動期間が一年間となったことで季節限定イベントが発生するなど女の子一人あたりのCGも増加し、じっくりと愛を育む内容となっています。(21/05/13)
記事を読む

同級生シリーズをご紹介

前述したとおり「下級生」が複雑で難しそうな印象を受けましたら、先に「同級生シリーズ」をプレイすることをおすすめします。

 

こちらは大きく分けると「同級生」と「同級生2」があり、1作目の「同級生」は3種類あります。

 

同級生リメイク
最新版である「同級生リメイク」は2021年2月26日に発売され、ャラクターのベースを残したまま、すめらぎ琥珀氏により描き直されイージーモードの追加などシステムの改善がされています。

現在「同級生」のご購入を検討されてるならこの「同級生リメイク」が一番おすすめです。

 

※パッケージ版とダウンロード版では付属の特典、初回限定、早期限定、購入者限定など一部内容が異なるのでご注意ください。

 

もし「同級生リメイク」以前の竹井正樹氏のキャラクターデザインで「同級生」をプレイされたい方は、当時のパッケージ版の購入は対応OSが古いのでおすすめできません。

ダウンロード版であれば、現在はリメイクされた「Windows版」とPC98版に準拠した「オリジナル版」の2種類があり、いずれもWindows:7/8.1/10に対応しているので現行のWindowsパソコンでほぼ遊ぶことができます。

 

「Windows版」はフルボイス対応でシナリオや一部ヒロインの性格の変更、エンディングの差し替えなどがあります。ただ一部の表現はソフトになっています。

「オリジナル版」は元祖・PC98版の仕様で遊べますが2007年の規定により一部のシーンが直されています。(ボイスはなし)。

 

 

 

また興味があれば一人一人の人間味をさらに重視しドラマ性、難易度が増した「同級生2」も続けてプレイしてみて下さい!

 

同級生2

 

同級生(PC98版、Win版)

同級生同級生は1990年代、パソコンゲーム市場の第一線で活躍していたブランド・エルフがリリースした大ヒット恋愛アドベンチャーゲームです。
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同級生2(PC98版、Win版)

同級生2ゲームレビューエルフの大ヒット恋愛アドベンチャー同級生2は基本のゲーム性は前作のそのままに、人間性、ドラマ性を強化したストーリー展開となっています。
今回は冬休みの2週間が活動期間となり、好きな娘を選んで温泉旅行に行くイベントもあります。(20/05/16)
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ドラゴンナイト4(PC98版、Win版)

ドラゴンナイト4ドラゴンナイト4は1994年にパソコンのPC9801用ゲームとして発売され、2007年にグラフィックを中心に大幅にリメイクしてWindows版として復活しました。
個性豊かなキャラクターが繰り広げるシミュレーションバトルも面白いですが、ストーリーの後半に待ち構えてる事実は衝撃でした。(19/10/03)
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DE・JA デジャ(PC98版、Win版)

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