イブニクル(Win)

2015年4月24日発売(アリスソフト)

イブニクル ゲームレビュ―

イブニクルは古き良き2Dフィールド型の王道ファンタジーRPG+α

アリスソフトはWindows用PCゲームでランスシリーズを代表作として活躍してきたソフトメーカーです。

 

今回のイブニクルは、従来のランスシリーズとは大きく異なり
歩き回って冒険するのが楽しい世界」というコンセプトの元作られた2Dフィールド型のファンタジーRPGで【萌えゲーアワード2015 やりこみ系作品賞】 を受賞した作品です。

 

© 2015 ALICESOFT.
出典:イブニクル公式サイト

イブニクルのストーリー

創生の聖母イブは「一人の人間が生涯に一人まで伴侶をもうけることができる」という戒律を定めていたが、モンスターと戦う騎士たちは強力な子孫を生み出すためにこの戒律は例外とされていた。

 

イブニクル ゲームレビュ―

漁船島という小さな島で双子の美人姉妹に育てられたアスタは、やがて二人を娶りたいと思うようになり騎士を目指す為に島を旅経つことになる。

 

イブニクル ゲームレビュ―島から海を泳いで王国を目指したアスタだったがその後力尽きて気を失ってしまう。

だが海岸で倒れてたアスタに1人の少女が声をかけてくる…。

 

イブニクルのキャラクター

イブニクル ゲームレビュ―アスタリスク(アスタ):騎士を目指して故郷の漁船島を離れて旅立つことになる。
心優しく温厚な性格だがお嫁さんをたくさん欲しいと思ってる。

 

イブニクル ゲームレビュ―リッシュ:世界に戦争を企てる悪の組織を追うエデン王国の第二王女。
信頼をおける騎士を探している。

 

イブニクル ゲームレビュ―ラミアス:エデン王国騎士団に所属する。
優秀な母や兄に負けじと気を張って失敗ばかりを繰り返し騎士団で孤立している。

 

イブニクル ゲームレビュ―グリグラ:ランスロット王国で野良生活をしている少女。
素早さに特化したレンジャー技術を習得してる。

 

イブニクル ゲームレビュ―キャスリン:幼いころから騎士として嘱望されていた付与能力の持ち主。
ある事件をきっかけに山奥でひきもっている。

 

 

イブニクル ゲームレビュ―
この他にもアスタの育ての親であるキノウ・キョウの双子の姉妹や悪の組織・蛇紋の面々など多くのキャラクターがアスタの冒険に関わってきます。

 

イブニクルのシステム

イブニクル ゲームレビュ―イブニクルは主に1990年代のゲーム(スーパーファミコンやPC98など)でブームだったオーソドックスなフィールド型のロールプレイングゲームです。

 

イブニクル ゲームレビュ―広大なフィールドを駆け回り城やダンジョンなどの目的地を目指してゲームを進めていきます。

 

イブニクル ゲームレビュ―城や街の道具屋では武器を購入したり不要なアイテムを売ることができ、経験値が規定数に達しているとレベル神に会うことでレベルアップをすることもできます。

 

イブニクルの戦闘

イブニクル ゲームレビュ―イブニクルの戦闘は最大5人参加のコマンド形式です。

味方のメンバーにはスキルを使用する為のBPが各々あり、ターンが回ってくる度に1ずつ加算され、最大5まで溜まります。
使用するスキルによって消費するBPが異なるので使いどころの見極めが重要です。

 

イブニクル ゲームレビュ―なお戦闘中に使用できるスキルは事前にステータス画面で各キャラごとの「スキルポイント」の数だけ使用できるスキルを複数選ぶことができます。

 

イブニクルのイベント

ゲームそのものはオーソドックスなファンタジーRPGですが、イブニクルの特徴の一つとして「嫁イベント」があります。

イブニクルの世界では騎士のランクによってもらえるお嫁さんの数を増やすことができます。
冒険中に画面右下の愛情ゲージが最大になると自宅に行って「嫁イベント」を実行できるようになります。

対象となる相手はゲームが進めば増えて行き、イベント後には選択したキャラクターのスキルポイントを増やすことができます。

 

この他ゲーム本編とは直接関係ないサブイベントを進めることで珍しいアイテムを手に入れたり、フィールド上に点在する巨大モンスター退治にチャレンジすることもできます。

 

イブニクルのオープニングムービー

※このゲームは18禁です。

 

イブニクルの感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★
熱中性 ★★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★
難易度のバランス ★★★★

 

イブニクルは、難しい操作や重苦しい世界観、時には煩わしく感じてしまうCGムービーを取り入れた近年のゲームなどからしばらく離れたい時におすすめできる昔ながらのオーソドックスなRPGです。

発売は2015年ですが、このころからすでに90年代でよく見かけた2DフィールドタイプのRPGも減ってただけに、長年離れてると逆にプレイしてみたくなったりする方もいるのではないでしょうか。
ドラクエでいえば2Dは確か7までですね。

 

特筆すべきは戦闘システムです。
前述した通り、各キャラのBPをどこまで溜めるかで戦略の幅が広がります。

敵にあわせて小刻みに弱攻撃を繰り返すか、
途中で深いダメージを負った仲間が出た時は回復するか、
一か八か最大の5までためて強力な攻撃で敵を一掃するか。

各スキルの消費BPの数値が絶妙すぎて、
状況状況に応じてコマンドやスキル選択に悩まされるのでダレることなく戦闘が楽しめます。

 

ただ、通常攻撃を自動で繰り返す「オートバトル」のボタンが…

なぜ左下にあるのか?

 

恐らくマウスを右手で握るであろう右利きが多い一般ユーザーにはマウスの移動距離がありすぎて非常に使いづらく感じました。
戦闘のシステムが面白いだけに、ここだけが本当に残念に思います。

 

続いてレベルアップについてですが、このゲームは戦闘終了後に自動でレベルアップをしません。
経験値が規定に達した時に街などでレベル神にレベルを上げてもらうのですが、アリスソフトのゲームをプレイされたことがある方ならお馴染みかもしれません。

これが面倒に感じる反面、好きなタイミングでレベルアップを適用できるのが実はいいところでもあります。

というのもゲームが進めばレベル神を呼び出せるアイテムが手に入るので、
仮にダンジョンの冒険中にピンチになってもそのアイテムを使えばその場でレベルアップしてHPを全快にすることが可能です。

これはテクニックと呼べるほどのものではありませんが、このゲーム中ではよくやることでこのアイテムが多ければ多いほど進行も非常に楽になり深いダンジョン探索なども怖くありません。(尤もアイテムは買えば買うほど値段は上がりますが…。)

 

お嫁さんをいっぱいもらうために騎士を目指すアスタはゲームが進めば続々と娶ることができるようになり、それだけ「嫁イベント」でお楽しみのシーンを堪能することができるようになります。
もちろんイブニクルは「悪の組織と戦う」ことをメインストーリーとした王道ファンタジーとしても非常に楽しめる作品です。

世代によっては、昔、遊んだような「シンプルでテンポのいいRPGがやりたかった!」と、当時の感覚を思い出させてくれます。

 

なおイブニクルのダウンロード版はWindows10にも対応しています。
興味があれば続編のイブニクル2もあわせて遊んでみて下さい。

 

 

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