【国民13万人がガチ投票】アニメソング総選挙のベスト30の発表と感想

2020年9月6日の日曜日にテレビ朝日で放送された
【アニメソング総選挙　国民13万人がガチ投票】。

ここでは番組を見逃した方へ順位や記録、エピソードなどの紹介を交えながら感想を添えたいと思います。

サブタイトルにあるように投票数はなんと13万票！

国民に最も愛される曲は何か？

番組の冒頭では「鬼滅の刃（きめつのやいば）」OPのLiSA「紅蓮華（ぐれんげ）」、新世紀エヴァンゲリオンOPの高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」、宇宙戦艦ヤマトOPのささきいさお「宇宙戦艦ヤマト」などがピックアップされ、他にも銀河鉄道999、美少女戦士セーラームーン、タッチ、進撃の巨人など実に多くの曲を候補に挙げてました。

アニソン好きの私にとってこれだけの名曲が揃っているアニメソングの総合ランキングとなると大変興味深いものです。

とはいっても好きなアニソンは10年くらい前からの深夜アニメ中心のものばかりで
学生時代まで見ていたもの以外、決してすべてのアニメを網羅してるわけではございませんので、そこのところはご容赦ください。

アニメソング総選挙　ベスト30発表

ランキングを発表する前に、このアニメソング総選挙のランキングの基本となるポイントの付け方をご紹介します。

一人あたりベスト3を決め、順位に応じたポイントが割り振られてます。
この獲得したポイントのトータルで順位が決まります。

1位：10pt
2位：7pt
3位：5pt

さらに発表時には10代～60代の世代ごとに男女別で順位をグラフで紹介されてました。
やはり年齢層によっても曲ごとに大きく異なります。

ただ順位はあくまで全ての世代のポイントを含めた総合ランキングになります。

なお番組では30位から20位につきましてはベスト3の前にダイジェスト形式で発表していたですが、本ページでは先に発表させていただきます。

ベスト30位～21位

30位：ハレ晴レユカイ/平野綾,茅原実里,後藤邑子
（涼宮ハルヒの憂鬱）

29位：Sotories/Snow Man
（ブラッククローバー）

28位：Catch the Moment/LiSA
（劇場版ソードアート・オンライン）

27位：RAY OF LIGHT/中川祥子
(鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST)

26位：マジンガーZ/水木一郎
（マジンガーZ）

25位：ルパン三世のテーマ/ピートマック・ジュニア
（ルパン三世）

24位：水の星へ愛を込めて/森口博子
（機動戦士Zガンダム）

23位：コネクト/ClariS
（魔法少女まどか☆マギカ）

22位：おどるポンポコリン/B.B.クィーンズ
（ちびまる子ちゃん）

21位：オリオンをなぞる/UNISON SQUARE GARDEN
（TIGER & BUNNY）

そして次からはいよいよベスト20位の発表です！

20位：曇天/DOES

20位は幕末を舞台にしギャグとアクションを融合させた銀魂のオープニング曲。
10代の女性3位、20代の女性8位と比較的若い世代の女性に人気の高かった曲です。

この曲ももちろんですが、銀魂なら同じくDOESの劇場版 銀魂の「バクチ・ダンサー」もわりと気に入ってます。

19位：鉄腕アトム/上高田少年合唱団

この19位を発表する前に「60年代の曲」と伝えられました。
自分が生まれるだいぶ前のテレビアニメ創成期の曲でしたが、やはり誰もが知ってるほど有名な曲で、30代以下はすべて0ptでしたが、やはり60代は男性2位、女性9位でした。

テレビ放送されたアニメの鉄腕アトムは当時最高視聴率が40.3%！
行進曲調のリズムが子供たちを元気づけて人気があったそうです。

番組内では原作者の手塚治虫（てづかおさむ）先生が歌ってる映像も流れました。

18位：Snow halation/μ’s（ミューズ）

20代、30代ともに男性で第5位を獲得してます。
μ’sは声優グループとしては初の紅白歌合戦出場を果たしました。

スクールアイドルの活躍を描いたラブライブ！には多くの曲があるのですが、
ベスト18位にランクインしたのはなんとOPでもEDでもなく作中に使われてた曲になります。

そしてファンの間で語り継がれる名シーンとして、
アニメでこの曲が流れてるシーンでは街路樹が一瞬にオレンジ色に変わる演出があったのですが、リアルに後の東京ドームのライブで5万人のファンがオレンジ色のサイリウムを発光させてそれを再現してました。

これはファン同士の一体感がなせることです。

17位：CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ

30代男性3位、40代男性6位。
説明不要なほど超有名な曲で作品のユニークさと力強さをよく表現しています。

アニメは世界40カ国以上で放送され、フランスでは視聴率67%など海外で人気が高い作品です。

番組ではなんと主題歌を歌ってる影山ヒロノブさんがスタジオで熱唱しました！

16位：銀河鉄道999/ゴダイゴ

18位から16位は非常に僅差です。
この曲は50代の男性4位、女性6位となりました。

アニメ映画では初となる邦画興行収入第1位獲得！

銀河鉄道999な私が小さい頃に放送してましたが、なんとなく自分には難しそうで暗い雰囲気で敬遠してたアニメです。
ただ大人になった今となっては最も再放送で見てみたいアニメです。

曲は本当に素晴らしいので私なんかでも知っていましたし、ベスト10内にも入ってていてもおかしくないと思いました。
EXILEなど多くのアーティストがカバーしています。

15位：君の知らない物語/supercell

20代の男性で3位です。
化物語は映像化不可能と言われた西尾維新原作の世界観を独特の演出で実現した作品。

実は歌詞の内容が最終話の各シーンとリンクするという衝撃の事実！
この曲もそうですが、深夜アニメて本当に「神曲」といっていいほどの曲がたくさんあるのです。

この曲で15位ですが、まだまだこの先にも深夜アニメの曲が出てくるのではないかという期待が高まりました。

14位：世界が終わるまでは…/WANDS

30代男性で5位。
私はドストライクの世代でもちろん作品も好きでコミックスも持っています。

これまたスタジオで歌っているWANDSが熱唱！
当時でもあまりテレビに出てなかった気がするのでビジュアル面ではピンときませんでした…。

歌っている最中にアニメの映像が流れ、三井が安西先生に土下座する有名なシーンが…。

曲ではなくスラムダンクの話になってしまいますが、
この作品の良かったのは主人公の桜木花道が素人でありながらバスケをはじめ、最終的にものすごくうまくなる…
というのではなく、結局、花道は最後まで点を取りまくるようなエースにはならなかったことです。

ただ高さとパワーを活かせる比較的得意なリバウンドで活躍の場を見つけ、要所要所で主人公としての存在感を出したことに尽きます。
元不良の主人公をスポーツでこうした裏方で光らせるという表現は井上雄彦先生の技量に他なりません。

ここ最近の深夜アニメで「異世界」「チート」「ハーレム」が揃った掃いて捨てる捨てるほどの作品を書いてる原作者達は
雑で都合のいい設定で敵を圧倒するのではなく、本当にキャラクターの強さの見せ方、キャラの魅力の引き出し方をこの作品から学んでほしいところです。

話が脱線して申し訳ございません。

13位：マジLOVE1000%/ST☆RISH

20代は3位、30代は6位でともに女性。
他の世代含めて全体的に女性票が高いことによる13位です。

このアニメの放送当時はは自分が深夜アニメを片っ端から見てたので知ってましたし、意外に曲が気に入ったのでエンコードしてウォークマンにも入れてます（苦笑）。

いうても男性アイドルグループの作品なので一期だけしかまともに見ず、新キャラが増えた2期の途中からは見なくなりました。
あとヒロインの女の子の目が黄色いのが可愛いというより異様に思えてなりませんでした…。
（ファンの方すみません。）

12位：ムーンライト伝説/DALI

18位～13位はポイント的に僅差でしたが、この12位で一気に300の差がつきました。
こちらも全体的に女性票が高めで20代5位、30代ではなんと1位です！

いかにも女の子向け魔法少女の曲とアニメですが、周りの男でも見てる人が多かったです。
人気の理由としてははやり主要キャラが5人もいたのもあると思います。

そしてこのセーラームーンによってグループ内の好きなキャラを「推し」と呼ぶ概念が生まれたそうです。

私も男ですが、たまに隠れて見たりしてました。
（兄がいるので恥ずかしく、姉や妹がいて堂々と見れる人が羨ましかったです。）

「月に代わって…お仕置きよ！」の決めポーズは案の定周りの友達の間で流行ってました。

おっと、イケてないグループにいたことを自らバラしてしまった…。

11位：サザエさん/宇野ゆう子

60代の男性3位、女性では1位！
惜しくもベスト10入りは逃していまいましたが、「親子3世代がこの曲を聴いて育った」という国民的長寿番組のサザエさんのOP。

残念ながら事情で映像は一切使われませんでした。

なお、昔は日曜日だけでなく火曜日にも再放送されてました。
私はどちらかといえば火曜のOP「サザエさんのうた」の方が好きです。

「わたしもサザエさん、あなたもサザエさん」の方です！

ただ火曜日にサザエさんを放送していたのを知らない世代は多いようです…。

そして次からいよいよベスト10の発表です。

10位：インフェルノ/Mrs. GREEN APPLE

アニメソング総選挙の第10位は10代の男性が3位で女性が1位です。

やはり世代的にこれまでより比較的最近で昨年（2019）放送され、現在（2020年9月）も第2期が放送中の炎々ノ消防隊のOPです。

疾走感あふれる曲調で人気が高く、「歌ってみた」系の動画で多くの外国人も歌っています。

9位：Ｇod knows…/涼宮ハルヒ（C.V.平野綾）

10代の男性で1位！
学園祭でバンドを組んでコピーしたという声もあり、なんと全28話中で1度しか流れなかった曲です。

私はこの作品が放送された当時は深夜アニメがあったことすら知りませんでした。
なので「涼宮ハルヒの憂鬱」を見てない自分はアニメに詳しい人間とはいえません。

ファンからすれば「入ってて当然の曲」のようです。
ただ10代の方はどこでどうやって知ったのでしょう？？

なお当時は声優が顔を出してメディアに露出することは珍しかったようです。

8位：Get Wild/TM NETWORK

40代の男性3位、女性が1位。
作品中でドラマチックなラストシーンでイントロが流れ始め、そのままエンディングに突入して駆け抜けていくのがたまりません！

ジャンプ作品のアニメでありながら40代の女性で1位というのは、
やはり後にプロヂューサーとして多くの女性アーティストに曲を提供した小室哲哉氏の曲に力があったからですね。

この「Get Wild」はTM NETWORK、小室サウンドの代表的な曲といって過言ではありません。
ただ何バージョンあるのでしょうか…。

7位：紅蓮の弓矢/Linked Horizon

10代で5位、20代で6位と若い女性に人気があり、私もこの曲を初めて聴いた時に「絶対手に入れる！」と思いました。
深夜アニメの曲がもしベスト20に入るならこの曲は間違いなくランクインすると確信したほどです。

番組ではオーケストラ楽団とコラボしたライブ映像も流され、その迫力に圧倒されます。
この曲のようにオーケストラとロックを融合させた曲を聴くとアニメソングはどんどん進化してるし今後も聴き続けたいと思えます。

ただ女性人気の方が高かったというのがちょっと意外に感じました。

6位：only my railgun/fripSide

10代、20代ともに2位で全体的に男性からの支持が多い曲です。
2002年に結成されたfripsideは90年代風のデジタルサウンドを奏で、声優でもある南條愛乃がボーカルのユニットです。

現在放送中（2020年9月）の「とある科学の超電磁砲T」は一時期コロナウィルスの影響で番組が中断し、最近までは過去の超電磁砲シリーズを厳選した再放送がされてました。
その際にもこの曲が何度か流れて知る機会ができた方もいるのではないでしょうか。

もちろんこの曲だけではなくfiipSideはアップテンポでカッコいい曲が多いです。

5位：タッチ/岩崎良美

6位から5位は一気に1000ポイント近く増えてます。

40代4位、50代5位、60代2位と全体的に女性の方が多くの投票しています。
若い方でも「懐かしの名作アニメ」などの番組で聴いたことがあるのではないでしょうか。

スピード感がありどこか哀愁の漂うメロディーが特徴です。

なおご存知の方もいるでしょうが、「タッチ」というタイトルは亡くなった弟の和也の夢を兄の達也が引き継ぐことから「バトンタッチ」の意味がこめられ、原作者のあだち充氏も連載当初から想定してつけたタイトルです。

でも達也役の三ツ矢雄二さんがああいうキャラだったとは当時は知りませんでした…。

4位：Butter-Fly/和田光司

4位は20代と30代の男性では第1位！
女性でもそれぞれ2位と4位と高いポイント数となっています。

歌っている和田光司さんはデジモンシリーズで5作歌いましたがその後、がんを患い活動を休止されました。
その後も病気と闘いながら2度も復活し、ファンからはこのButter-Flyにかけ「不死蝶のアニソンシンガー」と言われました。

残念ながら2016年に42歳の若さで他界しましたが、多くのファンにその姿は刻まれています。

番組はその後冒頭にあるベスト30位から20以を発表し、いよいよ残すはベスト3だけとなりました！

3位：宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお

50代と60代の男性で1位で女性もいずれも高く4位とはわずか70ポイントの差です。

残りの1、2位が前評判からあの曲かあの曲のどちらかとなると、3位はあと何が入るのか…と思って見てたら

そう、この曲がまだ出てなかったのです！

広大な宇宙空間を堂々とした突き進むイメージにあった非常に勇ましい名曲です。
ただカラオケで歌ったことがある方はわかると思いますが、激ムズです。

2位：紅蓮華（ぐれんげ）/LiSA

ポイントが第3位からドーンと一気に上がった第2位は、10代から50代までの男女からほぼ1位～3位と幅広く高順位を獲得しました。

ここまで来るとどちらが2位でどちらが1位か？とほとんどの方が思われたと思います。
そして2位が発表された時点で1位もほぼ決まるというのがランキングの宿命です。

惜しくも1位を逃し2位となったのはLiSAさんの紅蓮華！
とにかくカッコイイ！という声が多かったです。

ご存知のとおりこの曲は昨年2019年に放送された鬼滅の刃（きめつのやいば）のOP曲です。
今年（2020年）に人気絶頂期のまま週刊少年ジャンプで連載を終えた作品です。

細いながら非常に力強い歌声のLiSAさんは、深夜アニメでも何曲か歌っていましたが、ここにきて一気にこの「紅蓮華」が代表曲となったのは間違いないと思います。

そして番組の為にLiSAさんが出演し、熱唱！

1位：残酷な天使のテーゼ/高橋洋子

全年齢層でほとんどベスト5以内で40代男性、50代女性では1位を獲得！

アニソンのランキングでこの曲が入ってないわけがない！
と誰もが思ってたはずです。

そう、アニメソング総選挙の栄えある第1位に輝いた曲は…

新世紀エヴァンゲリオンのオープニング、
残酷な天使のテーゼです！！！

なんと平成時代においてはカラオケで最も歌われた曲です。

そして高橋洋子さんが出演し、残酷な天使のテーゼを披露！

25年くらい経つといくらか声質は変わってもおかしくないのですが、ほぼ遜色なく当時のテイスト、クオリティで歌いきってくれました。

アニメソング総選挙の結果はいかがでしたでしょうか。

やはり世代ごとの偏りがあるのは当然で時代ごとに違った魅力的な曲がありますね。

投票数13万のベスト30ともなると、
曲だけでなくアニメそのものが高い評価されてるのばかりです。

曲を作る側からだと面白い作品に対してそれなりに吊りあうクオリティ高い曲を作るというのはかなりのプレッシャーになると思いますが、どの曲もはずれがなく、むしろ作品の魅力をより引き出した仕上がりになってるのが本当にすごいことだと思いました。

そして深夜アニメソングが好きな私にとっては非常に多くの深夜アニメの曲が入っていたのが嬉しかったです。
（投票の仕方により若い世代にいくらか寄った可能性もありそうですが。。）

本当に非常に見応えのある内容で大変満足できた番組でした。

ただアニメ「横山光輝三国志」のOP「時の河」が入ってなかったのだけは本当に残念でした…。

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