ランス01 -光をもとめて-(Win)

2013年9月27日発売(アリスソフト)

 

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出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)

ランスシリーズの第一作目のリメイクは独特の戦闘システムを搭載

「ランス01-光をもとめて-」は1989年パソコンのPC88やPC98で発売されたランスシリーズの一作目の「Rance -光をもとめて-」のリメイク作品です。

2018年に発売された「Rance X -決戦-(ランス10)」でシリーズが完結したことでまさに平成時代の約30年を駆け抜けたアリスソフトの歴史ある代表的シリーズとなっています。

 

ランス01のストーリー

ランス01 光をもとめて都会の女の子と遊ぶために奴隷のシィルとともにリーザス王国を訪れたランス。

そこで行方不明となった名門パリス学園に通う貴族の娘であるヒカリを捜索する依頼を受けることになります。

 

ランス01のキャラクター

ランス01 光をもとめて鬼畜ヒーローのランスと魔法使いのシィル。

ランスシリーズの最初の作品ですがランスとシィルの出会いの描写はとくになく、ゲーム開始からすでにシィルはランスの奴隷となっています。

今回シィルは行方不明となったヒカリの学校へ潜入調査をするので行動を共にするのはゲームが進んでからになります。

 

ランス01 光をもとめてそしてランスを背後から襲うこの女性ははもしや・・・?

ランスシリーズを通して出てくるキャラクターでもランス01では初対面になるので対応も異なり、以降のシリーズで出てくるお馴染みのキャラクター自体少ないのは仕方ないところです。

ただ城下町のお店やリーザス城などでは多くの魅力的な女の子が登場し、それぞれ専用のイベントがサブストーリーとして用意されています。

 

ランス01のシステム

ランス01 光をもとめてゲームのメインの舞台となるのはリーザス王国の城下町です。
パリス学園の他、装備やアイテムを購入できるお店などがあり、ゲームが進めば行動範囲が広がっていきます。

なおランス01には時間の概念があり、城下町内の移動やイベントなどで時間が経過して昼や夜になり、定められた時間帯にしか開かないお店も存在します。

そして画面下中央の辺境へ出ることでカード選択型のフィールドやダンジョンに進めます。

 

ランス01 光をもとめてランス01のジャンルは「ADV+RPG」となってるので移動する場所によってはコマンド選択方式の会話が始まります。
90年代のアドベンチャーゲームはこうした要素は珍しくなかったです。

 

ランス01の冒険場所と戦闘

ランス01 光をもとめて目的地へ向かう為に城下町から出るとカード型のフィールド画面に切り替わります。
こちらではランスの正面、右前、左前の三方向のいずれかのカードを選択することで一歩ずつ進みます。

カードの種類は主にモンスター、宝箱、罠、イベントなど色で区別をつけることができますが、進まないと中身がわからないカードも存在するので緊張感があります。

 

ランス01 光をもとめてモンスターとの戦闘には事前に準備をしておく必要があります。

剣、盾、アイテムなどは「チップ」として手に入り、限られたスペース枠に使用したいチップを配置することになります。
スペースがある限り「剣を3本持つ」ということも可能です。

ゲームが進行すればスペースの枠も増加し、チップが多く配置できるほど装備もたくさん使用できるので戦闘が有利になっていきます。
また旅館の倉庫などでチップの入れ替えができます。

 

ランス01 光をもとめてモンスターのカードと接触すると一対一の戦闘シーンに入ります。
まず使用したい手持ちのチップを選択し、「戦闘開始!」のボタンを押すと行動が実行されます。

例えば、剣1本だけでなく剣2本を選択するとより大きなダメージを敵に与えることができ、盾も一緒に選択してれば受けるダメージを軽減できます。

ただ、各装備には「クールタイム」が設定され、クールタイムが3の武器で一回攻撃すると以降は3ターン経過しないと選択することができません。

つまりフィールドやダンジョンなどは必然的に連戦が考えられるので、クールタイムを考慮しながら進まないと武器が使用できなかったり盾が使えず思わぬ大ダメージを受けたりすることがあります。

ランスシリーズ ダイジェストムービー

 

ランス01-光をもとめて-の感想

項目 評価(5点満点)
システム ★★★★★
熱中性 ★★★★★
キャラクター ★★★★
音楽 ★★★
難易度のバランス ★★★★

 

ランス01はオリジナルが1989年(平成元年)のゲームのリメイク作品とはいえ、一部のアドベンチャー要素以外はとくに古臭く感じる印象はなく、気軽に遊びやすくテンポの非常にいいゲーム進行となっています。

さすがに1作目から10作目の間に約30年もあるのでシリーズごとに遊んでるユーザーの世代も様々だと推測されます。
ただ後半のシリーズしか遊んだことがない世代でもランス01は一作目なので地名やキャラの関係性は全く問題ないですし、オリジナルをプレイされた方でもリメイクに伴って追加されたシナリオや変更されたシステムなど新たなゲームとして楽しめると思います。

 

まずキャラクターに関してはシィルはリメイクとして見直されたのか初期のモジャモジャ頭ではなくなってます(笑)。

このランス01では一部のキャラを除いてお店の店員など名前のある女の子のキャラクターにはほぼ隠しイベントがそれぞれ用意され、進行することでCGが見れたりレアなアイテムを貰えたりするのでサブイベント要素があります。(時間制限のイベントもあり)

 

ランス01 光をもとめて
そしてシステム面において非常に良くできると思ったのがフィールド、ダンジョンなどのカード選択や戦闘シーンのチップ選択。

おそらくいずれもこのリメイク版で採用された要素だと思いますが、フィールドは先に何が待ち受けてるかわからないのでカードを選んでいくのが考えさせられるところであり、罠やモンスターもいるので緊張感が走ります。

 

戦闘は前述したとおり少しクセがあります。
クールタイムを常に意識してないと、普段なんてことないモンスターでも盾が選択できずに大ダメージを受けて苦戦したりタイミングが悪いと即死したりします。

ただ武器を複数選べば大ダメージを与えることができるので、攻撃力の強い武器はボスと対峙するまでクールタイムを調整したりするなど使いどころが非常に戦略性があって非常によくできたシステムだと思いました。

 

難点を申し上げるとアドベンチャー要素の強いRPGなので、ゲーム進行において一部次のフラグを踏む会話を探す場面が出てきます。(基本的にはほとんど迷うことはありません。)

もう一点はとにかくチップの配置スペースが早い段階で大混雑になるので入れ替え作業が若干面倒になったりします。
条件を満たせばスペースも増えますし、消耗品などは迷わず使っていくことをおすすめします。

 

だいたい40時間くらいでクリアできるボリュームで後半のシリーズくらいしかプレイしたこともない方、過去にオリジナルをプレイされた方でも安心して楽しめるいつものランスです。

とにかくチップを選択する戦闘は独特で本当に面白いです!

 

興味がある方は是非、ランスの冒険の原点を楽しんでください。
なおダウンロード版はWindows10にも対応しています。

 

ランス01-光をもとめて-

 

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