奈良旅行の二日目です。
前日の明日香村でも十分満喫できてはいましたが、奈良の魅力的な観光場所はまだまだございます。
聖徳太子ゆかりの寺院である法隆寺
JR奈良駅から約10分、「法隆寺駅」下車後、さらにバスで「法隆寺門前」で降り、法隆寺に着きました。
法隆寺は斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗の総本山で別名斑鳩寺、鵤寺とも言われてます。
聖徳太子ゆかりの寺院であり、1993年にユネスコの文化遺産に登録されました。
⇒法隆寺
ちなみに本サイトURLにもちゃっかり「いかるが」の文字を含めています。
法隆寺の五重塔は日本最古の五重塔です。
五重塔の隣にはあるのが金堂。西院伽藍最古の建築で飛鳥時代の国宝です。
そして五重塔と金堂の奥には大講堂が立ち、堂内には薬師三尊像が祀られています。
大講堂のあった中門を出て東側に向かいます。
法隆寺と対照的な位置に建てられた中宮寺
法隆寺の東側に隣接するのは中宮寺のエリアになります。
創建されたのは法隆寺と同じ7世紀ごろと推定され、聖徳太子の宮居斑鳩宮を中央にして西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺で、法隆寺は僧寺、中宮寺は尼寺として計画されたものと思われますす。
⇒中宮寺
自然、歴史、考古学が集まる平城京跡歴史公園
法隆寺駅に戻って在来線で北に進みました。
続いて向かった場所は平城京跡歴史公園です。
ここは奈良市内にある平城京跡を計画地として造られた国営公園です。
これは平城京跡の南方に位置する「朱雀門」です。
奈良時代には人々の祝い事をするかけがえのない場でした。
平城京のモデルが当時最も文化が進んでいた唐(中国)の長安ということもあるせいか、横浜中華街の建物のように赤を基調とした派手で優雅な造りですね。
現在のホームページを見る限り、平成20年に事業化され公園基本計画を基に開発がかなり進んでるようで、私が訪れた2006年1月当時よりもかなり設備や施設が充実してる印象を受けました。
奈良一の観光スポットである奈良公園の東大寺
そして奈良旅行の最後に選択した観光地は最も奈良で有名と言っていい東大寺のある「奈良公園」です!
公園に近づくとあちこちに鹿が放されていていました。
春日大社の「神の使い」とされていますが非常に人懐っこかったです。
東大寺南に位置する南大門から公園に入ります。すごい高さです。
門前はお店や鹿と触れ合う人々などで大変賑わっていました。
ここからは高い建物や大きい像などが多かったため縦型の写真がやけに多くなります。
南大門の左右には国宝の金剛力士像が立っています。
鎌倉時代の木造彫刻を代表する傑作として広く知れ渡っています。
そして東大寺大仏殿に辿り着きました。…で、でかい!!こんな大きな寺院は見たことありません。
中に祀られてるのは奈良の大仏で知られる「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」です。
大仏殿の建物に見合うスケールの大きさに加えて非常に神々しいです。
広い園内を奈良駅に向かうように西に進んだところ興福寺にも五重塔が建っていました。
日が暮れて来たので名残惜しい気持ちを残しつつ東京へ戻ります。
飛鳥や奈良時代の深い歴史に触れ合えた奈良の旅はここまでです。
奈良旅行を振り返って
私が中学生の時の修学旅行は「京都・奈良」の旅でしたが、20年以上前というのもあり、奈良県の記憶は残念なことにあまり残っていませんでした。
大人になるにつれ、歴史や旅行への興味が増してくると、旅行シーズンにガイドブックやインターネットで調べてると奈良方面への旅は奈良オンリーの旅行にしたいという気持ちが芽生えました。
それまでも京都は何回か訪れてたにも関わらず京都から近い奈良になかなか行かなかったのはどうしてかわかりませんが、「京都のついでに行く」という感覚はありませんでした。
一日目と二日目でも明日香村、法隆寺のある斑鳩、奈良公園の奈良と主要場所は十分お伝えできたと思っていますが、各場所は観光するにあたって時間をかけようと思えばいくらでもかけられる非常に観光名所として密度の濃いおすすめの場所であります。
国内で訪れた地域はいくつもありますが、奈良はとくに古墳・飛鳥・奈良時代の歴史に深く関わる神社仏閣が実に多く存在する場所ですので、その時代背景に興味がある方ほど満足していただけると思います。
旅行は一度訪れた場所を再び行くことはあまりないかもしれませんが、平城京跡歴史公園のように年月が流れ観光場所としての開発が急速に進んでる場所があると今回わかったので、私は近い将来、再び奈良の地を訪れる可能性はございます。
他にも行けなかったエリアなども含めて「今回とまた違った奈良の旅」に巡りあえると信じてますので…。
奈良旅行のおすすめ観光スポットその1~明日香村と今井町~
奈良県旅行の一日目は明日香村と今井町の観光をお伝えします。
明日香村は寺院や遺跡が多く残ってて市全体が飛鳥時代の歴史の深さや重みを感じさせる厳かな場所でした。(18/05/20)
(記事を読む)