2009年4月9発売(マーベラスエンターテイメント)
©2009,2013 Marvelous Inc.
美しき和の世界を堪能できる2D横型刀アクション
今回はWiiで発売された朧村正(おぼろむらまさ)です。
2013年3月には新要素を追加したPlayStathion Vita版も発売されています。
PlayStahion(プレステ1)が発売されたあたりから、アクションゲームやRPGなどは3D表示が当たり前となってましたが、この朧村正は2Dの横型アクションRPGということで逆に珍しく注目してました。
私はシャドウオブローマのページで古代ローマ帝国時代が好きだと申し上げましたが、もちろん朧村正のような昔の日本が舞台のゲームも同じくらい好きです。
ゲームは鬼助(男)、百姫(女)の二人の主人公から選択でき、それぞれ別々のシナリオを遊べます。
攻撃方法はひたすら刀を振って敵を倒していくというと単調に思われがちですが、細かい操作を使わずとも十字ボタンを組み合わせたることで多彩なアクションが披露できます。
刀には太刀と大太刀の2種類があり、所持している刀から3本まで選択し、装備してる刀の耐久力がなくなると一時的に使えなくなるので、自分のタイミングで他の刀と切り替えて戦う必要があります。
さらに刀ごとに特殊攻撃が用意されていて全て確認したわけではないですが、飛び道具やバリアーなどかなり多くの種類のアクションが楽しめます。
食事やアイテムで集めた「生気」と敵や道中から取得する「魂」を一定数集めると、「刀鍛冶」で新たな刀を作成することができます。
ゲームはこのように次から次へと刀を作成していき、特殊効果を試したりするのも非常に楽しみになります。
味わい深いタッチの美しい和の世界を堪能できるグラフィックです。
ボスも妖怪や鎧武者など古き日本の世界観に馴染む個性的な敵が多くでてきます。
朧村正の感想<ややネタバレあり>
項目 | 評価(5点満点) |
---|---|
システム | ★★★★ |
熱中性 | ★★★★ |
キャラクター | ★★★★ |
音楽 | ★★★★ |
難易度のバランス | ★★★★ |
評価はオール4となります。
操作面についてはWii版のリモコンだと慣れるのが時間かかるのでオプションのコントローラーがあった方がいいかもしれません。
キャラクター、グラフィックはアニメ絵ではなく絵本のような暖かみのあるタッチで和の世界観を味わい深く表現しています。
プルルンと光沢のあるお団子などの和菓子がやけに美味しそうに見えます。
戦闘は本当に簡単操作で多くのアクションが楽しめ、刀個別に専用の特殊攻撃があり多種多彩です!
難易度は一部難しいボスもいるかもしれませんが、何度もやれば自分の腕が上がると実感できる操作性なので決して難しすぎるということはないと思います。
気になるところはセリフの言い回しがちょっと難しいことと移動が面倒に感じる時があります。
ただ目的地はマップで確認できるので進行で迷うことはほぼありません。
鬼助と百姫のシナリオをそれぞれクリアすると、二人の刀鍛冶のデータが統合され、新たな刀を作成することが可能になります。
また魔窟と呼ばれるちょっとレベルの高い敵のいる修行場のような洞窟が解放されてチャレンジできるようになります。
ここでしか手に入らない刀もあり、最終的に真のエンディングを見る為にはタイトルの「朧村正」を作成する必要があるのでやりこみ要素がありそれなりのボリュームで遊べます。